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利用者・家族との関係性が築けないケアマネが多い?
どーもカイゾウ(@kaizo777)です。
先日以前の職場の後輩と飲み会を行いました。
以前の職場でも私はケアマネジャー(以下:ケアマネ)、後輩はMSW(メディカルソーシャルワーカー)として母体である病院の入退院支援でいつも連携を取っていた間柄。
当時から気が合い、利用者・患者の支援の為に母体の病院からの無理難題を協力しながらクリアしていた過去があります。
その後輩も私が以前の会社を辞める数カ月前に退職し、別の会社での経験を経て今年自分で訪問看護事業所を立ち上げる計画があり、私にケアマネとして意見が欲しいと今回の飲み会に至りました。
ケアマネの仕事内容や考え方などは実際のケアマネからしか得られない情報とのこと…。
私は普段からこうしてツラツラと自分の仕事内容や思っていることを無料で書き出していることもあり、あまりその情報に対する「価値」を理解していません。
今回後輩から言われた言葉で印象的だったのが「カイゾウさんみたいなケアマネってなかなかいませんよ!自分の価値理解してますか?」という言葉。
後輩はMSW時代から多くのケアマネと接していましたが、私は良い意味で異質だったそうです。
後輩曰く「ケアマネは少数の『出来る人』か多数の『頭でっかちでケアマネ様気質の輩かガチのポンコツ』しかいませんよ」らしいです。
私は後輩から見たら一応「出来る人」の部類になり、その中でも柔軟に利用者・家族と関係性を築ける「レア」なケアマネとのこと。
ここで私が驚いたのが「利用者・家族と関係性を築こうとしない」ケアマネがいるのかという疑問。
ケアマネであれば、利用者・家族と関係性を築くことが大前提であり、そこから様々な支援に繋げるものと私は考えています。
後輩曰く、特に人柄にも家庭環境にも問題のない一般的な利用者・家族との関係性は誰でも築けるが、少し癖のある利用者・家族になるとサービス事業所に「丸投げする」ケアマネが少なくないと言います。
後輩も前職であるMSW歴は6年あり、その間にも山ほどケアマネと連携を取っていましたし、現職ではより多くの職種と関わる仕事にも就いています。
その後輩が言うので少なからず信ぴょう性はあると思いますが、それにしても「丸投げ」するケアマネはそこまで多いのかと疑問に思う自分もいます。
皆さまの経験上はいかがでしょうか?
私は先ほども書いたように利用者・家族との関係性が前提にあり、その上でサービス事業所と「連携」を取りながらチームとして支援するのがケアマネジメントであり多職種連携だと思っていますし、その要が「ケアマネジャー」であると考えています。
「癖のある」利用者・家族や「困難ケース」と言われる利用者・家族との関わりをサービス事業所へ丸投げするなんて、私としては「リスク」でしかないと思っています。
ケアマネが間に入ることで時にクッションになり、時に矢面になり、全体のバランスを整えるからこそ利用者への継続した支援に繋がります。
その役割を放棄することで、最終的に利用者の支援が滞ったり、サービス事業所と連携が取りづらくなることはケアマネにとってもリスクですし、利用者にとっても不利益でしかない。
もちろん利用者との相性で上手く立ち回れないケースもあるかもしれませんが、初めから「丸投げ」することはあり得ません。
ケアマネの仕事は「ケアマネジメント」における「ケアプラン」作成が主となりますが、それに付随する仕事として「関係性の構築」と「連携」は欠かせない要素だと思います。
何よりそれがケアマネとしての「楽しさ」の一つだと私は思っているのですが…。意外とそれを面倒に感じるケアマネが多いのかと第三者からの視点を知り少し残念な気持ちになりました。
今日も最後まで読んで頂きありがとうございました。
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