モヤモヤの正体は??
どーもカイゾウ(@kaizo777)です。
今は他のことを考える余裕がないので、今日もツラツラと父親に対する思いを書いてみたいと思います。
父親はもうそう長くない命だと思います。
これまで私は好きな人の最期に誰一人として立ち会ったことがありません。大好きな祖父「改造」爺ちゃんの最期にも、大好きな祖母の最期にも、父方の祖父母の最期にも立ち会うことはありませんでした。
きっと父親の最期にも間に合わないと思っています。
でもこれまでと異なるのは、死期が迫っているのが分かっているか否か。
祖父母達は明確な死期は分かりませんでした。
介護が必要な状態になってから相応の時間を経て、家族としても「いつその時が来てもそれは人生を全うした結果」と思うことが出来ていました。
少なくとも私はそう思えていました。
なので、亡くなった時。もちろん悲しかったのですが、思いのほかすんなりと気持ちを整理することが出来ました。
でも父親の場合はどこかこれまでと違う自分がいます。
もっとも嫌いなヤツのはずなのに…
子どもの頃から父親が傍にいると不快な思いをたくさんしてきました。
毎日酒を飲まずにはいられず、酒を飲んで気分が良くなると少しだけ私や妹の遊び相手はするものの、すぐに父親が飽きて私や妹はほったらかし。
理不尽にキレることは日常茶飯事なので、いつも父親の一挙手一投足に神経をすり減らして生きていました。
そんな父親に対して、私は子どもの頃は適度な距離を保ち、高校生の頃からほとんど口を聞くことなく今に至ります。
何度か悩み事を相談しようと試みたこともありますが、父親はそんな私の空気を察することも出来ずに見事に期待通りの反応に呆れ果て結果相談にも至ったことはありません。
私は男親から学ぶことを知りません。
世の中の渡り方も、男気と呼ばれるものも、人との付き合い方も、酒の飲み方も何一つ父親から学んだことはありません。
強いて言うなら、親父と同じ血が流れている自分の悪いところに気づかせて貰ったことが唯一の学びです。
私は父親が嫌いです。
父親の血を自分に感じる時もっとも自分自身に嫌悪感を抱きます。
それほど嫌いな父親の最期が迫っている。
私が今のような感情になることは全く想定していなかったので、正直どうしていいのか分かりません。
私は何に感情を捉われているのか??
母親は父親が元気な頃に話をしたそうです。
もし父親が倒れたらどうするか?
その時の父親の答えは「寝たきりで酒も飲めずに何も出来ないなら死んだ方が良い。金が掛かるから延命もする必要はない」
まさに今の状況です。
食事も摂れず、寝たきりで酒を飲む力もない。
入院をするにもリスクが高く、治る可能性も低い。
このまま最期に父親の望むことを1つでも叶えてやれたらそれで十分だと頭では思っています。
でも心のどこかに引っ掛かる何かがある。
母親はすでに色々と割り切れているようで、ケロッとした顔でテレビを観て笑っています。
妹は少しショックを受けているようですが…。
私は明日父親に会いに行きます。
会ったら私の今のモヤモヤの正体が分かるかどうか…。