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【ケアマネ】話の聴き方(カイゾウメソッド)
どーもカイゾウ(@kaizo777)です。
今回はケアマネジャー(以下:ケアマネ)の「話の聴き方」をテーマに書いていきます。
私はケアマネとして毎月約40名の利用者宅へ訪問し面談をしています。色々なご利用者がいらっしゃいますが、どなたとも全力で向き合って面談していると自負しています。
そんな私の「話の聴き方」を3つに分解して書いてみます。
ちょっとイメージしている内容と異なると思いますので、その点もお楽しみに。
この記事は
・(新人)ケアマネさん
・MSWさん
の参考になるように書いていきます。
①アンテナを繋げるイメージ
なんだそりゃ?!という皆様の声が聞こえてきそうですが、私が利用者・家族と面談する時のイメージは「アンテナを繋げる」です。
利用者・家族の意識のアンテナに受信するような感覚とでも言いましょうか。
経験したことがある方もいらっしゃるかと思いますが、自分がイライラしていると相手に伝わって相手もイライラしだすなんてことありませんか?
私は何千回という定期訪問を経験する中で、自分の無意識の感情(特にイライラなどの負の感情 )が伝わってしまったな~と感じることが多々ありました。
こちらは笑顔で接しているつもりでも、相手は不思議とこちらの負の感情を感じるのかそんな時は決まって上手く話を聴き出すことができませんでした。
なので、私が訪問前に気をつけることは「目の前のことに集中する」という意識を作り上げる。面談中は相手の「アンテナに繋ぐ」イメージを作ることです。
②感情移入はしない
アンテナを繋げるイメージと言えど、感情移入は絶対にしません。
感情を繋げてしまうと、相手の想いに強く共鳴しすぎてしまって冷静で適切な判断が出来ないと感じるからです。
なので、感情は絶対にいれません。
「感情移入をしない」と言うと、冷徹や冷たいなどという印象を持たれる方もいらっしゃるかと思いますが、あくまで「同情」に近い感情を持たないという意味です。
相手が「悲しい」と感じていれば、それを素直に受け入れますし、「怒って」いれば、何に怒っているのかを探ります。
その為にアンテナを繋げて、より本人・家族の意識に近づける感覚です。
感情移入をしてしまうと、利用者・家族により過ぎてしまうので相手にとっても自分にとっても良い状況とは言えないと思っています。
③相手の視点と自分の視点をそれぞれ分解する
アンテナを繋げるイメージで面談していると、利用者・家族がどのような感覚や視点で話をしているのか何となくわかってきます。
例えば「この方は口ではこう言っているけど、本心はどこか迷っているのかも」とか「今ご家族は黙っているけど、本当はここで言いたい事があるんだろうな~」とか。
利用者・家族の視点がイメージ出来たら、今度は自分の視点も考えます。
例えば「自分としては、この場合利用者の意見に賛成だけどご家族が思っていることとは反しているな」とか「ここで自分がはっきりと伝えることは効果的かもな」など。
相手の視点と自分の視点をそれぞれ分解してその時、その場の最適な言葉選びをします。
何より「方向性」が間違った方に進まないようには十分注意します。
まとめ
今回はかなり抽象度の高い話を書きました。上手く伝えられていないかもしれませんが、この抽象的な感覚って意外と大切だと思っています。
「えっ?!スピ系?」とか思われるかもしれませんが、スピリチュアルな感覚に近い感性って意外とバカに出来ません。
「アンテナを繋ぐイメージ」ってやってみて頂くとわかるのですが、相手に負の感情を強く持っていると意外と出来ないんです。
それだけ気持ちをフラットに、心から相手に近づくようなイメージを持つとだんだんと相手の話の本質が見えてくるようなそんな感覚になります。
すると支援の方向性も不思議と見えてくるんです。
まさにシャイニングロート(笑)
少しでも何か伝わったら嬉しく思います。
今日も最後までお付き合い頂きありがとうございました。
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今日はこの辺で。
ではまた!!
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