「ケアマネという仕事」に思うこと
どーもカイゾウ(@kaizo777)です。
今月末で私は現在の職場に勤めてから丸3年になります。
ケアマネジャー(以下:ケアマネ)としては丸15年。
ずいぶん長らくケアマネという仕事をしているなと自分自身感じるようになりました。
長く仕事をしているとは言え、いつまで経っても飽きることなく新鮮な気持ちで仕事をし続けられるのがケアマネという仕事の魅力だと私は思います。
何故飽きることがないのか?
それは様々な利用者を担当させて頂き、様々な学びを経て、様々な経験を得続けることが出来るからだと思っています。
何より自分自身が「人」として成長し続けているという実感があります。
私は20代後半からケアマネをやっていますが、その当時は社会人として以前に人間としても半人前以下でした。
それが、ケアマネという仕事を通じて一人前くらいにはなってきたと実感できるのもケアマネという仕事をしてきたからだと思います。
昨今、ケアマネの減少・ケアマネの高齢化などが取りだたされています。
私は現在40代前半ですが、未だに「若い」と言われます。私の肌感覚でも私より「若い」ケアマネに出会うことはほとんどありません。
私がケアマネをやり始めた頃は同世代の方がチラホラ同僚にもいたのですが、いつの間にか年配のケアマネばかりになっていました。
とくに居宅介護支援(在宅)のケアマネは年配の方が多い印象です。施設だと私と同世代の方もいるのかもしれませんが…。
若手のケアマネが在宅にはいないのに、施設には若干いるのも「お給料」が関係しているのかもしれません。
施設ケアマネは処遇改善加算や場合によっては夜勤などお給料が在宅ケアマネよりも良いはずなので…。
ここからは私自身が思うことを書いてみたいのですが、私は在宅ケアマネ1本で15年やってきました。
なぜ在宅にこだわるのか?それは利用者が住み慣れた自宅での生活を「介護」が必要な状態になっても長く続けて頂きたいから。
施設が悪いというつもりは毛頭ありません。施設が必要な利用者や施設に救われる利用者も山ほどいます。
でも私は住み慣れた自宅で独居だろうが同居だろうが、利用者の好む自由な生活を可能な限り続けて貰いたい。
強いて言うなら、介護保険を利用することで体調を改善して、介護サービスが関わる前よりも充実した日常生活を過ごして貰いたい。
そう思いながら在宅ケアマネをしています。
ただ、それが私自身の「エゴ」にならないように利用者・家族の意向、意見を尊重して「傾聴と承認」の気持ちを大切にしています。
在宅支援には「利用者の人生」が詰まっています。その人生の一遍を垣間見ることが出来るのは在宅ケアマネの特権だとも思います。
「ケアマネって仕事はどうなのだろう?」「ケアマネやってみたいな」
少しでもケアマネという仕事に興味がある方には是非ケアマネをやってもらいたいと思っています。
そして、今ケアマネをやっていて心折れそうな人には、まずは3年歯を食いしばって続けて頂きたい。
3年以上やっても「苦しい」と感じる方には、職場や地域を変えて再スタートして頂きたい。
私は前の職場でも今の職場でも3年間は本当に苦しかったです。ケアマネは一人では仕事が出来ないからこそ本領を発揮するまでに3年程度は掛かると思っています。
3年経ってそれでも苦しいならそれは環境や地域が合っていない可能性があると私は思います。
ケアマネという仕事は好きなのであれば、何度でも一から再スタートを切って頂きたいと思います。
私もまだまだケアマネとして頑張っていきます。
今日も最後まで読んで頂いてありがとうございました。