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私はケアマネという仕事に救われてる
どーもカイゾウ(@kaizo777)です。
今回は「私はケアマネジャー(以下:ケアマネ)という仕事に救われてる」をテーマに書いてみたいと思います。
最近はケアマネになろうとする介護従事者も少なくなり、ケアマネが見つからずに介護難民になっている方がいるなんて話もチラホラ…。
国のケアマネに対する冷遇に対して一ケアマネとして頭にくることも多いですが、私個人は「ケアマネ」という仕事が大好きです。
むしろ私は「ケアマネ」しか出来ないとすら思っています。
このまま一生ケアマネを続けていくかは分かりません。
でも今現在ケアマネ以外の仕事につくことは考えていません。何故なら楽しいから。
なぜ私がここまでケアマネという仕事が好きなのか。
今日はそんなお話をしてみたいと思います。
ケアマネになっていなければ人として今より欠落していた
私がケアマネになったのは29歳の頃でした。
今は41歳なのでケアマネになり13年目になります。
29歳と言えば人としても社会人としても「良い大人」です。
でも私は人より10年成長が遅いので29歳の頃は人としても社会人としてもポンコツの極みでした。
どの程度ポンコツかと言えば
「電話はまともに掛けられなければ受けられない」
「初めて会った人とまともに話が出来ない」
「出来事の説明が出来ない」
「介護保険の制度の理解が出来ない」
「司会や人前で話すなんてもってのほか」
すべて上げたらキリがないのでこの程度にさせて頂きますが、新卒社会人でも普通に出来るであろうことが全くできなかったのが私です…。
今もこれらが胸を張って出来ているとは言えないかもしれませんが、ケアマネとしてお給料を頂けているので合格点には至っているのだと思います(笑)
「考える」ことを意識するようになった
ケアマネの仕事は基本一人で訪問し、一人で利用者と会話をし、一人で調整をします。
利用者に対して基本マンツーマンです。
ケアマネになる前に私がやっていた「訪問入浴」では、常に3人で仕事を行うので誰かに頼ることが出来ました。
自分がその場で出来なくとも、誰かが助けてくれる。
そのような状況に甘えやすい私は当時いつも誰かを頼って仕事をしていたように思います。
頼ることが悪いというよりも、考えずに「人に任せて」いることが問題で、それでは一向に人としても仕事をする上でも成長しません。
でもケアマネになったことで、必然的に「考えながら仕事をする」ことを覚えました。
もちろん「考える」ことは仕事だけではありません、自分の生き方についても「考える」ようになりました。
自分の生き方について考えるようになったのは、利用者とマンツーマンで接する機会が出来たからだと思います。
利用者の生き方に触れて
ケアマネは仕事の一貫で堂々と利用者の「歴史(生き方)」を伺うことが出来ます。
「アセスメント」の項目には「生活歴」があるので、それを知る為には利用者の過去~現在に至るまでのお話を伺うことになります。
私は人との距離感が上手くないのと、元々人にあまり興味がないのも重なり余程のことが無い限り人の「歴史(生き方)」を自ら聞き出すことはありません。
でもケアマネとして利用者を支援させて頂く上では利用者の「歴史」を知る必要がありますし、不思議と興味が湧きます。
「なぜこの人は今に至るのか??」
これまで数多くの高齢者を支援させて頂いて、様々な個性的な利用者に出会いました。
「こんな素敵な年齢の重ね方をしたいな」と感じる方もいれば、中には「どう生きたらこういう生き方・考え方になるのだろう?」と疑問を持たざるを得ないような方もいました。
各々私が感じた利用者方の印象と利用者方の「歴史(生き方)」は自分の「歴史(生き方)」を考えるには十分なきっかけとなりました。
それまで自分を客観的に見ようという意識が皆無だった私は「ケアマネ」という仕事を通して初めて人間のスタートラインに立てたような気がします。
ケアマネという「仕事」の楽しさは、利用者と向き合う先に「自分」とも向き合う必要があることだと感じています。。
利用者の
・大切にしていること
・生き方、考え方
・これまで望んできたこと、これから望むこと
生きてきた時代から環境から全て異なる利用者を支援させて頂く上で、自分自身についても必ず考える必要があると私は思います。
その過程が私にとっては重要でとても「楽しい」と感じます。
何故ならすべてが自分の成長に繋がるから。
そう考えられるようになった「きっかけ」をくれたのが「ケアマネという仕事」です。
私はケアマネになったからこそ救われました。
何より私を救ってくれたのはこれまで出会ったご利用者様です。
だからこそ、私はケアマネという仕事に興味を持ち「ケアマネになろう」と思ってくれる「若い人」が増えると良いなと思っています。
今日も最後まで読んで頂いてありがとうございました。
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