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ケアマネをやる上で大切なこと
どーもカイゾウ(@kaizo777)です。
私がケアマネジャー(以下:ケアマネ)をやる上で大切だと思っていることを書いてみたいと思います。
ケアマネは「やらねばならない」とされている仕事が多い職種だと思っています。
そもそも「やらねばならない」とされている仕事も明確にはルール化されておらず、誰が「やらねばならない」と言っているのかも思っているのかも分からないものも多い。
最近では度々厚労省で「ケアマネジメントをめぐる課題」を話し合う検討会が開催され業務分類などが少しずつ明確化されてはきています。
とは言え独居利用者が入院した場合の様々な対応、徘徊時の捜索、ゴミ屋敷への対応等々時として「やらなければならない」場合があるのが事実。
この「やらなければならない」の背景には何があるのか?
私が思うに「人として」「福祉として」という心理が働いていることが多いと感じています。
ケアマネは他の介護サービスとは異なり「ここからここまでがサービスの時間」というのが決められてはいません。
例えばデイサービスであれば「毎週〇曜日」とか、訪問介護であれば「毎週〇曜日の〇時~〇時まで」とか。
ケアマネは「マネジメント」が役割なので、利用者に何かあれば必要に応じて必要な動きをします。
この「必要に応じて必要な動きをする」が「やらねばならない」に繋がっていくのだと私は思っています。
「ここからここまで」と明確にルール化されていれば「それ以外」は仕事の範疇ではありません。とは言え「人として」「福祉として」が関われば範疇も平気で超えてしまうのですが…。
それを国は「良し」としています。本来であれば国や行政が考え対策し動く必要があることでも「ルールをぼんやりさせて研修で植え付けて最終的にケアマネに多く動いて貰えば良くね?」と私には思えてならない。
冒頭に戻りますが、だからこそ私がケアマネをやる上で大切なことは「いかに自分(ケアマネ)がやらないかを決める」ことだと思っています。
その「自分ルール」を作る上で一つ私が大切にしているのは「私が担当から外れても利用者の生活が変わらないこと」です。
もし私が必要以上に利用者に手を差し伸べてしまっていた場合、私が担当から外れればその利用者は困ってしまう。そういうことが起こらないように「やらないこと」を決めるのが大切だと思います。
もちろんそれは「絶対」ではありません。
「絶対やらない」では逆に利用者や自分が困ることも増えてきます。「基本はやらない」とルール化し、その時々の利用者や私自身の状況や状態、過去や未来を鑑みて俯瞰して考えた上で「柔軟に対応」するがベターだと思っています。
この「柔軟な対応」は日頃から「やらないこと」を決めた上で考え続けていないと決して出来る対応ではありません。
もしかしたら「全部動いた方が楽」と思えるほどかもしれません。でもそれをしたら最終的(担当が代わったら?)に困るのは利用者だと私は思っています。
もちろん全部が全部「やらない」を選択できることはありません。「やらない」を決めていても「やらねばならない」場合があります。
でも「やらない」を決めているのといないのとでは「やらねばならない」に対する対応も変わってきます。
だからこそ「やらない」を明確化し、可能な限り「動かない」が理想だと私は思っています。
「動かない」とは私(ケアマネ)自身が利用者の「手足」となるような動きをしないこと。
あくまでケアマネは「マネジメント」を主として必要な支援に繋ぎ、サービスを提供してくれる事業所やインフォーマルサービスで利用者を支えられるように徹底的に調整する意識を持つことが大切だと思います。
今日も最後まで読んで頂いてありがとうございました。
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