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【ケアマネ】家族の意向をまとめるコツ!
どーもカイゾウ(@kaizo777)です。
今回は「ケアマネは支援の方向性に迷ったら戻るべきは利用者の意向だよ」というテーマで書いていきます。
なんか当たり前のことを言っていると思われるかもしれませんが、実際には意外と出来ていなかったりすることありませんか?
私が管理者を勤める事業所では毎週事例検討会を行っていますが、今週の検討会の事例を挙げたケアマネに対して私が伝えたのが今日のテーマです。
簡単な事例を交えながら書いていきます。
今日の記事は
・(新人)ケアマネさん
の参考になるように書いていきます。
家族間で意向がまとまらない時
今回事例検討した利用者・家族はまさに家族間で意向がバラバラな状況でした。
長男夫婦と次男夫婦が利用者夫婦の今後について検討したそうです。
長男の妻は本人夫婦の好きにさせてあげれば良いと考えているのに対し、長男と次男夫婦は利用者夫婦に施設を勧めたいと考えている。
この面談は本人夫婦がショートステイを利用されている時に行われたそうです。実際に、利用者夫婦は長男夫婦と次男夫婦がそのような考えを持っているとは知らない状況です。
これに対して、私の事業所のケアマネはどのように話を進めていけば良いかと検討課題として会議に上げました。
詳細の背景はもちろんここには書けませんが、利用者夫婦ともに介護認定が下りている状況。妻は疾患があり、夫は身体は元気だけれども認知症状が進んできている。ただし、利用者夫婦は共に自宅での生活を「強く」望んでいる状況です。
皆様ならまず何を考えますか?
家族間で意向がバラバラの場合、それぞれが好きに発言をするので結果として意向がまとまらないことは多々あります。
このような場合、まず行うべきは「家族間の意向がまとまる材料探し」です。
なぜ家族間の意向がまとまらないのか?
今回のケースでは長男夫婦と次男夫婦共に利用者夫婦(親夫婦)のことをとても想っているご家族でした。
親のことを想った結果「このまま自宅で親夫婦で住んでいても転倒を繰り返して辛いだろう」という想いが先立っている状況です。
ここで先ほど書いた「意向がまとまる材料探し」を行うのがケアマネの仕事だと思います。
そして、材料探しの根本を成すのが「利用者の意向」です。
今回のケースの場合、利用者の意向を叶える方法がないと思っているから家族は「安全」を優先して「施設」と考えている状況と思われます。
それであれば、まずは「利用者の意向」に視点を向ける為に「出来ないこと」に目を向けるのではなく、「利用者の意向を叶えるには何が出来るか」を考えることが「家族の意向をまとめる初めの一歩」です。
順序立てて「自宅で転倒しても良い状況を作るには」であったり、転倒した場合でも「利用者自ら発信する手立てはあるか」など一緒に考えて課題をクリアしていくことが出来れば家族の意向がまとまり始めると思います。
意向がまとまらない時は「軸になる視点」がわからないから。
その軸となる視点は「利用者の意向」から作られることが多いと認識しておくことが重要だと私は考えます。
まとめ
利用者家族が複数世帯集まった会議などに参加するとケアマネは意見の収集に追われて何が何だかわからなくなることも少なくありません。
家族の意見がまとまった中で会議が出来れば良いのですが、介護の素人であるご家族にそれを要求するのも酷な話。
それであれば、ケアマネ自らしっかりと収集できる技術を身に着けることを優先するのがプロのお仕事だと思います。
今回はその意見の収集方法を私なりに書いてみました。ご参考になれば幸いです。
最後までお付き合い頂きありがとうございました。
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今日はこの辺で。
ではまた!!
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