3年目に必ず波がくる
どーもカイゾウ(@kaizo777)です。
最近私は日々何かが起こり仕事に追われる毎日を過ごしています。
仕事に凪と波があるのはケアマネジャー(以下:ケアマネ)あるあるです。
今は転職して3年目となり環境に慣れ始めた頃。
そのようなタイミングになるとそれまで落ち着いていた担当利用者に次々と動きが起こります。
急激な状態変化が起こり毎月のようにケアプラン変更が必要になったり、認知症状が一気に進行してんやわんやになったり、怪我や病気で次々入院になり退院のタイミングが重なったり…。
ちょうど3年目に差し掛かった昨年末から今月までに10名近い利用者がご逝去や入所、入院などで支援終了にもなりました。
こんな時は結構落ち込みます。
「こうなることは予測は出来ていたけど上手く利用者・家族を導けなかったな」
正直10年以上ケアマネをやっていると数カ月関わらせて頂いた利用者・家族が今後どのような経過を辿るかはだいたい予測がつきます。
すべてが予測通りにいくことはもちろんありませんが、6~7割方予測通りの経過を辿ることになります。
それはその利用者・家族の人柄や理解力、病状やこれまでの生活歴を考えてのことです。
「なぜ予測がつくなら改善する流れを作らないのか?」
もちろん改善策を提示したり、私の予測を会話に織り交ぜながら伝えてはいますが、予測通りになってしまう方々は良くも悪くも自分達の「生き方・やり方」を明確に持っている方々。
「そうなるならそうなるで構わない」「私はそうなるとは思っていない」「そうなったら考える」
あらかたこのような返答が返ってくる方々ばかりです。
以前は予測通りになってしまうと自分の責任のような気持ちになって今以上に落ち込んだり、何とか予測を回避しようと時に利用者・家族に強く選択を求めるような支援をしたこともありました。
「少しでも悪い方向にいってほしくない。改善できるなら何としても改善したい」
そんな気持ちが先走り、予測通りになってしまった時にはすごく落ち込みました。
でも最近は「伝える」という責任を果たした上で利用者・家族が選択する先にどのような未来が待っていようともそれは利用者・家族の自己責任と思うようになりました。
コントロール出来るのは自分だけ。
誰かをどうにかしようとすること自体おこがましいと思うようになってからは、利用者に対しても「自分が何とかしよう」と思う気持ちは少なくなりました。
私はケアマネとして「伝えること」の責任に重きをおいて、あとは利用者・家族の選択に極力委ねるようになりました。
ただ、この「伝える」が最も難しいとも最近感じています。
担当させて頂いた利用者・家族には少しでも私が担当して良かったと思って頂けるようにこれからも利用者・家族、そして自分とも向き合っていきたいと思います。
今日も最後まで読んで頂いてありがとうございました。