医療経営が生み出す不都合な真実
実は、去年8月にコロナ「デルタ」に感染し入院しました。皆さんそうらしいですが、「まさか自分が」「きっと風邪だろう」とPCR検査を受けると、陽性ですと言われ、「マジか・・・」と。私もそうなりました(^^ゞ
2021年の8月中旬に入院したのですが、東京都の感染者数が5000人を超え、振り返ってみると正にピーク時と言えます。ダルくて、食事も美味しくないので、とにかく早く入院したい ! ということで、119番に電話して救急隊員に来て貰いました。
隊員の方に、すぐに入院したいと告げたのですが、所轄の保健所が上位になるので、彼らの判断を待つ必要がある(つまり、翌日まで待ってくれ)ということで、その日はウェイティングに。
私としては、発病後も保健所から電話もかかって来なかったし、おそらくパンクしているので病院手配は駄目だろうと想定していたら、案の定、入院する空き部屋を見つけられませんでしたとの返答。その言質をとった後、翌日も来てくれていた救急隊員に連れられて、文京区の病院に緊急搬送されました。
以下、その時の気付きですが、
☑ 薄々分かってはいましたが、保健所はパンデミック状況下では機能しない(十分な人員が足りていない) こと。
☑ 保健所は管轄の区の病院の空き部屋しか分からないのに、救急隊は東京都全域の空き部屋を掴むことができること。
☑ 救急隊は、特別なPDA(スマホの大きい版、デバイスのこと) を所有し、特別なアプリを使って、緊急時の病院の空き部屋が広域で検索でき、リストアップできること。(実際の画面まで見せて貰い、こんなのあるんだ!! と驚いたものです)
保健所は人力、縦割りの壁がここにも存在し、救急隊は以前より「たらい回し事故」が多発したことで、システム検索を広域にできるようにしたのだと思います。ここは、現場主導がきちんと図られてますよね。
コロナ「デルタ株」の治療は1セット10日間と決められているようで、レムデシベルの点滴治療とステロイド剤のデカトロン2種の組合せで、私も結果10泊11日の入院で、治癒することができました。
11日間はベッドとトイレの往復15m位しか可動域がないので、ほんとにきつかったです。トイレで体操するしかなかったですね(笑)
その期間、全身防護服で日夜看護してくれた看護士の方、病気の進捗と撃退の様子をつぶさに説明してくれた若手のドクターにはほんと感謝しかありません。めっちゃ心細い時に、ありがとうございました。
入院中は時間がたっぷりあったので、以下についてyoutube等で情報を取りまくりました。
☑ 何故、コロナの病床はすぐに逼迫するのか
☑ 何故、医師会は協力しないのか
☑ 何故、政府はデータを活用しないのか
☑ 何故、政府は専門家とかいいつつ、どうみても説明要員的な人をフィーチャーしてくるのか
※フィーチャー= 推すこと
分かったことは、
①日本は憲法で、緊急事態時に人流の抑止ができる法律がないので、「密です」とか、「我慢のGW」とか「おうちで遊ぼう」とかコピーやプロモーションで情動に訴えかけるしか手がないこと。
海外のマーシャルロー(緊急時の戒厳令) や米国CDC (疾病対策予防センター) のような組織もない。
②コロナが感染症レベルが2類とされていて、それだと、レギュレーションが厳しすぎて大病院しか履行できない。5類にすれば街のクリニックでも対応できるようになるが、どうやら医師会が反対しているらしい。
※あくまで私見ですが、レムデシベルの点滴投与でほぼ一日で平熱に戻り、体調も通常に戻ったので、点滴さえできれば (10分位) 入院せずの通院で街のクリニックでも治療できるのではないかと。5類にしたら、病床の逼迫が解消され、テレビが騒ぎたてていた「今〇〇%の病床使用率!! 」という日々のワーニングもなくなるんじゃないかと。あれは、全国的に恐怖を掻き立てて、家から出ないでね、というキャンペーンとしては有効だったとは思いますが。
もちろん、隔離どうすんねんという話は残りますが、同時にワクチン接種率は上昇していき、8月下旬にはピークアウト、感染者数は減少していきました。
で、本題はここからなんですが (すみません、前置き長くてw)
退院後、それにしても、何故日本は病床が沢山あるのに、逼迫するんだろう・・・という疑問がぬぐえませんでした。その辺り、医師会と何か関りがあるんじゃないかと。
そんな時、以下のyoutube動画を見つけ、目から鱗、見事に腹落ちしたので、ご紹介します。
豊島キャスターがとっても分かり易くグラフや説明イラストなども交えて説明しているので、是非皆さん見て下さい。
お忙しい方の為に、超ざっくりでまとめてしまうと、
昨今、DAOという概念が注目されています。Decentralized Autonomous Organization のこと。日本語にすると「分散型自律組織」。この概念の浸透と全体最適化に基づき、自治体が軸となり、横断した地域システム基盤作りが進むことで、問題は解決されていくものと考えています。
何故、この問題をこのnoteで取り上げたかと言うと、地域医療は地方経済において切り離せない重要な課題だから、、です。選挙で勝とうしている人、人命を救う為に医療に従事されている人、地域活性化の為に事業を興そうとしている人、皆それぞれ見ている視点が違います。なので、そこを統合して最適解に落としていける推進役となる敏腕なプロデューサーが必要だと思うのです。
この動画は「神回」だと感じてまして、PPTにもしていたので掲載します。
テレ東の方等、もし問題ありましたら、お知らせ下さい。
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