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やりとりは指示が9割: AIに聞きたいことを正しく伝える方法

こんばんは。都内の中堅IT企業でプロジェクトマネージャーをしている、かいぜん部長です。日頃からAIツールの情報をチェックし、社内ではLark導入の推進を担当しています。今回は、生成AIとコミュニケーションをとる際に欠かせない「プロンプト(指示文)」について、初心者でもつまずかない4つのポイントを整理してみました。


プロンプトの重要性とは

生成AIに何かを頼むとき、ただ「これ教えて」とだけ言うのと、「自分が何を求めているのか」を明確に伝えるのとでは、返ってくる答えの質が大きく変わります。社内でLark導入を説明するときも、曖昧に「使ってみましょう」ではなく、具体的な使い方や目的を伝えるほど「意外と簡単だった」という声が多くなりました。AIへの指示も同じですね。


目的を明確にする

まず重要なのが、「自分は何を知りたいのか・何をやってほしいのか」をハッキリ伝えること。例えば、情報をまとめてほしいのか、文章を校正してほしいのか、単に解説だけをしてほしいのか。曖昧に「AIにまかせる」では、何をどう仕上げればいいのかAIも悩んでしまいます。社内でも同様に「なぜこのタスクが必要か」を説明すると、メンバーが前向きに動きやすいのと同じです。


背景や文脈を少しだけ補足する

AIは背景情報があるほど、より的確な回答を出しやすくなります。たとえば、「小学生にもわかるように」「プレゼン用に短くまとめたい」など。社内では、Larkのレクチャー資料を作る際に「メール管理が煩雑で困っている」など具体的な背景を先に伝えると、「それなら通知機能をこう使うといいですよ」という切り口がサッと出てきたりします。


詳しさ・専門度の指定

プロンプトに「専門用語は少なめで」「200文字以内で」「例を2つ挙げて」といった指示を書くと、回答がこちらの期待に近いものになりやすいです。僕の感覚では、具体的に数字を提示するとAIが迷いにくく、社内資料づくりや勉強会のスライド作成が格段に楽になります。


出力形式を決める

「箇条書きで」「段落ごとに」「コードブロックで」など、答えの形式を指定すると見やすい結果が得られます。これはLarkでも同じで、メッセージやタスクの形を決めると全員が混乱せずに確認できます。せっかくAIが出してくれた答えでも、形式がバラバラだと探す手間が増えてしまいますよね。


まとめと、僕自身の実践例

プロンプトのポイントは大きく4つ。目的、背景、詳しさ、出力形式。これを意識するだけで、AIが何をどう答えればよいのか理解しやすくなります。実際、僕も「業務レポート用に、専門用語少なめ、箇条書き形式でまとめて」と指示すると、議事録のたたき台があっという間に完成します。以前、漠然とした質問をしたときは関係ない情報ばかり返されて「AIってまだまだ精度が低いな…」なんて感じていましたが、プロンプトを丁寧に書くようになってからは、十分すぎるほどの回答が得られるようになりました。

これからAIをもっと業務に活かしたいと考える方には、まずはシンプルなプロンプトからトライしてみるのが一番です。「とりあえずやってみる」ことは社内改革の第一歩にも通じます。ぜひ、試行錯誤しながらあなたのチームに合ったプロンプトスタイルを見つけてみてください。



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