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新婚ライフハック「婚約指輪は給料一週間分」

婚約指輪は給料の3ヶ月分」という言葉はよく耳にしますが、ゼクシィ「ブライダル総研 結婚トレンド調査2018」によると、婚約指輪購入の平均価格は41.9万円。 また40万円以下の回答項目を選択したカップルの割合を合計すると59.3%となり、半数以上が40万円以下で婚約指輪を購入したという結果になっています。

Googleで「婚約指輪 平均」と調べるとこの文章が一番初めに出てきます。
平均金額も三ヶ月分とまではいかないものの、婚約指輪はかなり高額な買い物です。
私が今までに買った「物」で高かったのはバイクやカメラになりますが、ここまで高くはなかったぞ…!

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私は、イーヨに「婚約指輪はいらないからね」と何度か伝えていました。
もちろん、世の女性にとって憧れのアイテムなので、この意見が理解できない方も多くいらっしゃると思いますが、同じように「いらない」と思ってる人も一定数いるようです。

私がなぜ、婚約指輪をいらない、と言うのか。

まず、そんな小さくて指にはめるだけのものにお金をかけるのがもったいない。(これは私の金銭感覚的に、なので他の人の婚約指輪に関しては「素敵だなあ」とちゃんと思ってますよ…!)
今までにいくつもアクセサリーをなくしてきたので、そんななくす可能性のあるものをそんなカメラ以上に高い値段で買うってどない…?!と思っていました。なくさなければそりゃ一生ものだけど。
そして、資産価値が上がらない、というところがもう一つ懸念ポイントでした。
金やプラチナは年々価値が上がるので、いざとなったときに売っても惜しくない金額にはなるのですが、婚約指輪は純粋に石や金属の値段ではなく、マージンが多く発生してるので、いざ手放しても買ったときよりもたいぶ安い値段でしか売れないのです。(売ろうという考え方自体ずれてるので、こういう人もいるんだな〜くらいで読んでください笑)
それなら同じ値段で金を買ったらよくない?!という考えの持ち主でした。(そのせいか、一時期金を調べすぎてネット広告が金だらけになりました)
とりあえず
「婚約指輪買うなら金買って」
というのが私の意見でした。

そして、そんな私がプロポーズされたのはホワイトデーデートをしよう、と言ってた日でした。
フライデーズというアメリカンなものがたくさん食べられるお店を予約していて、そこに行く前に少しきれいな公園をぷらぷらしてて、歩いてるときにプロポーズをされました。(私が仰々しいプロポーズは望んでいないと知ったうえでのナチュラルながらも計画されたプロポーズでした)
プロポーズの後、驚いたのは「この後、指輪のお店予約してるから」という一言でした。
咄嗟に「え?!いらん言うたで!」と返す私。
「そんなに高いものじゃないから」とイーヨが言うので、フライデーズでご飯を食べた後、そのお店に行きました。
一度、二人で冷やかしで高島屋に入ってたティファニーに指輪を見に行ったことはあったのですが(五分も経たないうちに店を出た)そんな、いかにも?!なお店ではなく、ナチュラルなテイストのお店でした。
「ダイヤじゃなくてもいいかも」と私の誕生石であるガーネットの指輪をお願いしていたものを見せてもらったり、色んなデザインや石の指輪を見たりはめたり、、、そう、こんなことをしていると普通に欲しくなるのです笑

関わらなければいらないと思えてるものも一度手に取ると「欲しい」に変わってしまう、人間の恐ろしいところです。

そして、これは私が自信を持って言えることのひとつですが、私は手が綺麗でした。白魚の手、と言われる自慢のお手手を持っていて、指輪が似合うこと似合うこと…笑
結局、指輪を買ってもらうことになりました。
思ってたより随分大きなホワイトデーのプレゼントをいただくことになったのでした。

私が選んだのは結局ダイヤモンドの指輪でした。
ピンクゴールドの指輪に小さなダイヤがとてもかわいいシンプルなデザインのものを作ってもらうことにしました。
指輪としては「ファッションリング」に位置するもので、帰りがけにお店の人に「ブライダルリングもありますのでいつかぜひ…!」と言われたけど、まさかこれが婚約指輪とは想像だにしなかったでしょう…!笑 

お値段はタイトルにも書いたようにおよそ給料一週間分。(イーヨに確認したらそれでも若干盛ってる、とのことでした笑)
でも、一週間、一生懸命働いた分のお金がお腹を満たすためでも、寒さを凌ぐためでなく私との結婚を約束するためのものに使ってくれた、という事実は本当に恐れ多く、感動です。
本人は指輪を渡してくれた日、「もう、ソヨのものだからなくしてもどうしてもいいしな」と言ってくれたけど、やっぱり大事なので特別な日しかつけてません笑

肝心の指輪はこんな感じ。

デザインも石も自分で選ばせてもらったのでもちろん気に入っています。

お伝えしたように、私は婚約指輪いらない派だったのですがやはり手元に指輪があるととても嬉しいものです。
一番大切なのは、その後結婚して二人で生活して家族を築いていくことなので、それを圧迫するなら断固として拒否したと思います。
でも手の届く範囲で、私のためにお金を使ってくれたことは本当に感謝です。

そう、婚約指輪は結局「婚約指輪」と定義されてるものを無理に買う必要はないのです。「婚約指輪」となると安いものでも安いとは言えない値段になります。
実際にピアスなど他のものをプレゼントとしてもらった話も聞きます。
婚約指輪は作らず、結婚指輪だけです、という夫婦もよく見ます。(仕事でカップルや夫婦を撮影する機会が多いため…)
でも、そのバックグラウンドや意味に二人の納得するところがあればそれが二人にとっての正解だと思うのでした✌️

ちなみに、後日談ですが
これまたゼクシィで余計な知識をゲットした私は婚約指輪には返礼品を送る、ということを知ってしまいました。
なので、こちらもそんなに高いものではなく、イーヨが欲しいもので、と革靴を買うことになり、後日一緒にアウトレットに行きました。
そしたら本当に丁度気にいるデザインで履きやすいサイズ感の素敵な靴を発見し、それを返礼品としてプレゼントしました。
イーヨはちゃんと靴磨きをする人で、今回買った靴もピカピカに磨いて時々履いては凄く喜んでるので、今回お互いにプレゼントして良かったなあ、と思ってます。

自分で買うもの、て自分にとってだいたいその物以上の価値になることってあまりないのですが、大切な人に大切な機会に贈ってもらった物は本当にそのもの以上の価値になるなあ、と学んだ機会でした。

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次回予告
「セルフ前撮りすればほぼタダ」

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