やっぱり普通のカメラ、二年で壊れる
フリーとして写真の仕事を始めた時、よく経費の話とかで
「カメラ、だいたい二年もフルで使えば壊れるからね〜」みたいな話をよくしていました。
私は元々スタジオで働いていて、そこのカメラも毎日毎日こき使われており、そしてだいたい二年ぐらいで寿命（シャッター耐久）を迎えてました。
それこそ、スタジオで働き始めた頃に使ってたカメラ（キャノン40Dとか。10年以上前です。安いフルサイズ機なんてないです）は時々エラー99を表示し、「あ、もうすぐ死んじゃうんやな」と思ってました。（このエラーは表示されても電源入れ直したりしたらもう少しだけ使えたのでそこまで危機感は感じなかった）
最近のカメラはなんかちょっと強くなったのか、キャノン5Dシリーズに乗り換える前に使ってた7Dなんかはクリーニングに出した時に「シャッター回数、30万回超えてるみたいなんですが、、」（寿命と言われてたラインの倍以上）と工場の人から引き気味の電話をもらったこともありました。
（その時はサブ機になってたのでシャッターユニット交換せず返してもらった）
そして今も現役で働かされてる5Dmark4は多分５年くらい使われてるのでこちらも余裕ですごいシャッター回数だと思う。。壊れなさで言うとキャノンはわりと最近のものは信頼してました。
しかし、私がフリーランスになったとき選んだカメラはSONYのα7Ⅲでした。
丁度本当発売するみたいなタイミングで、すごいミラーレスが出た！しかも一眼よりコンパクトで軽い！ということで予約して買いました。
ソニー製品を買うにあたって心配したのは「ソニータイマー」の迷信でしたが、特に初めの一年は何の問題もなく使うことができました。
しかし、一番初めに書いたように、もし普通のカメラなら二年で限界が来るかもしれない、と思っていた私は二年目を迎える頃、同じカメラを二代目として迎えました。
それからは一代目はサブ機、結婚式当日の撮影などカメラ2台必要な時、あとは個人的に日常写真を撮るときなどほとんど引退生活みたいな使い方に切り替え、二代目の方をメイン機として仕事に連れ回してました。
そしてそんな二代目も購入してから二年と少しが経った今日、突然死にました。
仕事中にお亡くなりになったのですが、今回は本当にいろいろ運が良かったとしか言えないのでその時のことについては割愛。（仕事は無事に終えてます）
本当にいつも通り、としか言えない撮影の最中、
あともう少し撮ったら終わろうかな、と思っていたとき、画像に謎の光が入る現象が起きました。
なんだこれは？と思いながら3枚ほど撮ったところで
スタジオ撮影時の幕切れでお見かけするようなシャッター幕が映り込んだ写真が撮れ、これを最後にシャッターが切れなくなりました。
とりあえずよくある対処法、まずは電源切ってバッテリー抜いて入れ直し、ついでにSDカードも入れ直す。
治らない、、
↑電源オフにしてもこの画面でした。恐怖。
シャッター幕が壊れる事件は前にα7Ⅲの壊れ方を調べていた時に知っていたので、おそらくそれだろう、とレンズを外したらこの有様。
シャッター幕壊れるソースはこちら↓
https://digicame-info.com/2021/03/7-iii-15.html
この絶妙に降りてるシャッター幕をみた時、「これ無理やり下げて電子シャッター（サイレント撮影）に切り替えたら使えるんじゃないか」と思い、無理やり下げようと試みるも下がらず。というかそもそもメニュー画面も開かない。
不幸中の幸いだったのは、この二代目、5年保証に入っていたので恐らく修理代かからないっぽいことでした。（すぐ電話して送った）
（帰りの電車で同じく壊れた人のブログを発見↓）
↑この人の記事で「ショット数.com」の存在を知りました。（クリーニングに持ち込んだ時のソニーの店では教えてもらえなかったのでいまいちどれくらい撮ってるのか把握してなかった）
なので一代目と二代目のシャッター回数を調べてみました。
一代目：約134,000回
二代目：約142,000回
α7Ⅲはシャッター耐久回数を公表してないそうなのですが、ネット上では20万回ほどでは？という意見をよく見たので妥当かもしれない、、
てかもし同じくらいで寿命来るなら一代目ももうすぐやばいやん、、
と言うことで前に「電子シャッターで撮ってたらシャッターの寿命気にしなくていいのでは？」と思ってたことをちゃんと調べてみたらめちゃくちゃわかりやすくまとめてくれてる方がいました。
とりあえず、電子シャッターでいける時は電子シャッターで行こう、、そう思いました。（確かにフリッカー出やすいし、たまに歪む。この歪みの現象は一眼にはなかったので始め見た時はびっくりしました）
そしてやはりソニー自ら言うようにα7のシリーズはベーシック機になるので次はα7Rのシリーズから買うことに決めました…✌️
（Rのシリーズはちゃんとシャッター耐久50万回と発表してくれてるので、まあ何があるかわからんけど四年は安心や）（値段で一番変わるのはタフさ、と言うのは今も昔も変わらんみたいやね）
やっぱり機械類っていつかは絶対壊れるんだな、、と改めて思い知った機会でした。
機材たち、いつもこんな私と働いてくれて本当にありがとうな！！