第一話「こいつはない」結婚まで残り803日
このnoteに書きたかった話の一つである結婚に到るまでのことをゆっくりまとめていこうと思います。(二話目以降有料になります!恥ずかちいので!)
ちなみに、この記事を最も楽しみにしてるのはその結婚相手です。
彼のことはここでは「イーヨ」と呼びます。(くまのプーさんのイーヨに似ているため)
作品を見たりする時、その作者自身がどんな人かを知る時にさらに深みを増すし、さらに親近感を持って見ることができるから、私はこうやって人間味溢れる(?)自分のことを書いているのだけど、まあ、それがプラスに働けばいいんだけど、、!笑(基本、変な人であることは間違いないので)
先に、ざあああっくりあらすじをまとめると
出会う(興味ない)
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上司(彼)と部下(私)のような関係になる(わりと嫌い)
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みんなで打ち上げする(少し心許す)
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私から誘って二人で山登る(今まで彼女おらんかったんか〜ふ〜ん、いい彼女できたらいいネ☆)
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2回目二人で山登る(あれ、、?トゥンク)
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好きに、、なったら、いい、、だと…?!
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あ〜こりゃ好きだわ(3回目の山に誘う)
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3回目四人で山登る(チキる)
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数日後、電話で告白する
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コロナの中、入籍する
付き合ってからをだいぶ端折ってしまったけど、初めは、あんなヤツ嫌い!というところからの、あれ…好きかも?というまさに王道少女漫画的展開なのでそんな感じで楽しんでもらえたら嬉しいです。
まず、最初に私が生まれながらのクリスチャン(二世というやつです)であることをご理解いただきたいのですが
教会というところではわりと様々なイベントごとがあり(キリスト教でも色々あるので一概にそうとは言えないかもしれないですが、私の行ってる教会では地域規模のものから世界規模まで色んなイベントがありました)(そう書くと、カトリックもローマ教皇イベントとかあるし似たようなものかもしれない)イーヨとはそれを通しての出会いでした。
ざっくりどんなイベントだったかというと、日本4分の1規模(関西と四国と一部中国地方)の青少年合宿で、みんなで一箇所に泊まって一緒に活動したり勉強したり、やることは林間学校などと凄くよく似てて、そこの指導者側として一緒に計画したり準備した中の一人でした(全員ボランティアで集まります)。
彼は最も計画の中心に近いところで働いてて、私はその一つ下の部下、という関係でした。
初めてイーヨと出会ったのは2018年2月、その活動のための初回のミーティングでした。(同じ教会の人だけど、地区や年代が離れると全然知らない人ばかりです)
当時、私は29歳、彼は23歳だったのですが、そこらへんの若者にはない異様な貫禄とリーダー的な態度のデカさで、しかも体も大きく、でも私にとってイマイチ印象に残りにくいちゅるっとした顔で(私は顔の濃いイケメンが大好きな面食いであった)(なんなら中東くらい)なんだこいつは?という印象でした。
妹がイーヨと元々知り合いだったので、あいつどんなやつ?と聞いたら「教会の手引きにめっちゃ詳しいで」(←若者では相当珍しい)(例えるなら分厚い取説を隅から隅まで知ってるみたいな感じ。何ページにこのことは書いてある、とか即答できる「歩く手引き」らしい)とのことで、ちょっと「ないわ笑」と思ったように思います。(後に妹と「いや〜イーヨと結婚する人はやばいわ笑」みたいな会話をしたけどまさかそれがフラグになるとは)
基本的には実際に会ってではなく、ラインや電話などで連絡を取り合う感じで計画を進めていってたけど、丁度その時期、仕事が忙しい&独立したてでバッタバタしててそこにイーヨから催促メールなど来るともうめんどくさくって(仕事じゃないからお金もらえるわけでもなかったしね)2週間くらいラインを無視してたりしました。電話も出ませんでした(ごめんなさいでした)
でも、時々会って計画をすることもあって、その中で一度、彼がずっとやっていた少林寺の演舞をしてくれたことがあって、少林寺って「あーー!!」てめちゃくちゃ声出しながらこう動くのだけど、もんの凄い迫力で。(彼は美しさとかより、強さとか荒々しさとかそういうなんていうか元々の凄みの方に長けたかったらしく、特に迫力があった)こいつぁやべえ(色んな意味で)と感動して、なんかちょっと嫌いじゃなくなって話しかけにいったことを覚えてます。
そしてなんとか合宿当日を迎え、でも何だかすっごいめんどくさい思いもあって、そこまで行くふりをして、そのまま海にでも行ってやろうかとも思ったけど(サボタージュ)まあ来てしまったからには楽しんだんで!と思い、結局この1週間は今までの人生の中でも類を見ない楽しい日々となりました。でもやっぱりイーヨのことは頼りつつも、やっぱり嫌やい!と思ったりもしました。
そこの合宿で色んなことがあったけど、日記を見返してて面白いな〜と思ったのは、ある人が自分が結婚しようとしてた時に言われた「100円で一万円のものは買えませんよ」というアドバイスで、う〜ん、真理!wと思いました。
この合宿が終わって数ヶ月後に後夜祭があり、またその時のみんなと集まることができて。イーヨにとってはこれがほぼ最後の仕事で。後夜祭が終わった時、私はイーヨの近くに座ってたんだけど「ようやく終わったで〜」てイーヨが突然ハグしてきて、すごくびっくりしたけど可愛いやっちゃな、と思って思いっきり背中を叩くハグをし返してやりました(最大限の愛情表現のつもり)。イーヨのことはまだ少し苦手意識があったけどとても印象的な出来事でした。
そのあとは彼がことごとく就活に失敗するのを見守りつつ(就活生だった)(就活しながらあの合宿での責任あって正直普通の人ならメンタル折れる)、ある日、私たちの指導者グループで打ち上げをしよう、となりイーヨも含む7人ほどで集まって最もお世話になった夫婦の住む鳥取にみんなでレンタカーに乗り合わせて行くことにしました。
夜中の12時ごろ、大阪のレンタカー屋で集まって明朝にそのご夫婦のうちについて向こうにいる同じグループだった子たちとも会ってご飯食べて帰るという24時間の強行プランでした。
どうしても夜の砂丘に行きたくて、夜中3時くらいに砂丘にいったりして。
↑恐ろしく星が綺麗だった、流れ星をなんども見た。
砂丘いったことのある人ならわかると思うが、砂丘から海まではわりと距離があり、しかも私たちは馬の背から行ってしまったのでとても大変だったのだけど、私とイーヨだけ海の近くまで行きました。夜の日本海、、しゅてき。
真っ暗で本当に誰がどこにいるかもよくわからなくて、イーヨはヘッドライトを持ってきててそれを向けられるとやたら眩しくて、砂丘に転がって遊んでたメンズのうちの一人はそのまま財布を砂丘に落とし(その事に帰りの車で気づいて大変でした笑)(数ヶ月後に戻ってきたらしい)イーヨも転がってたのでその時ズボンのポケットに入り込んだ砂が数ヶ月経ってもまだポケットから出てきたりとなかなかに思い出深い青春な旅でした。
この帰りの車で色んな話をしてる中で、イーヨが山に登るのが好き、と知って丁度その頃アマゾンプライムでゆるキャン△を見てた私は山でカップラーメンが食べたくて。
そして彼に「私を山に連れてって」と誘うのが次回のお話となります。