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不老不死を目指している人に不老不死の無意味さをプレゼンする
どうも。
不老不死。ありますよね(ない)
不老不死を目指す創作物のキャラクターが多い中で、なぜ不老不死が色々めんどくさい事になってしまうのかはあんまり説明を受けていない印象があります。
ので、この先人類が不老不死が可能になった時に備えて、今回は不老不死がいかに人生がめんどくさくなるかの理由についてプレゼンしていきたいと思います。
・あなたが恐れているのは死ではなく死のプロセス
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まず、不老不死の薬を飲もうとしている貴方が恐れているのは死ではなく死のプロセスです。
なぜなら、死を体験してしまうと、死の恐怖自体が存在していない世界になってしまうからです。
死ぬのが怖いという感情そのもの自体が生きている間の感情であって、死そのものではありません。
つまり、貴方が恐れているのは死の間の病や老いなどの肉体破壊のプロセスであり、それはどちらかというと生の感覚です。
死=アメリカだとすると、アメリカ行きの飛行機に乗っている間に怖がっているようなもので、それはプロセスなのです。
・結局生きている間の感情が嫌なのに、不老不死になると感情がずっと続く
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つまり死ぬのが怖いと口にする人は、死ぬのが怖いんじゃなく、死ぬ事を考えると怖くなる自分の感情が嫌なのだという事がわかります。
しかし、ここで不老不死の薬を飲んでしまうと、死による感情を失うタイミングが永遠に失われてしまいます。
不老不死になれば、自我からは離れられない。自分の感情と一生共に生きるしか無くなるのです。
つまり、死を怖がっている人は死のプロセスの事を考える時の感情が嫌だったのに、不老不死の薬を飲むことで嫌だと思っていた自分の感情から離れられなくなってしまうのです。
結果として、死ぬのが怖い人ほど不老不死の薬を飲むべきでは無いという理論が成立します。なぜなら、死ぬのが怖いという生きている間の感情と永遠に一緒になってしまうのですから。
・不老不死は推奨できない
このような理由から、不老不死は全くと言っていいほど推奨できません。
もし、不老不死の薬を飲もうと思っている。もしくは不老不死に至る事ができる黒魔術を使おうとしているなどを行おうとしている友人がいたら、この記事を読ませて下さい。
貴方は恐れているのは死ではありません。生の中の恐怖という感情であり、感情が原因なのです。
という事を最近はずっと考えていた。
う~ん。暇だなコイツという感じが凄い。しかし、僕自身死ぬのが怖いワケだけれども、上に述べた理由でやっぱり僕は不老不死は選ばない。
生→→死の中でみんなが怖がっているのは生→→死の真ん中の「→」の部分であって、死の先では無いんだよなと思う。
しかし、またしても読者を選ぶ企画を書いてしまった。自分はどうもこういうマイナーな企画をひらめいてしまう性分である。とりあえず、死ぬのが怖い人は死ぬのが怖いって感情って凄い生きてるっぽいという事だけ覚えて欲しいのでよろしくお願いします。
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