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中高生に魅せられた28歳の終わり


先日12/2(土)にサイエンスキャッスル2023 関東大会を昭和女子大学付属中高で実施してきました。リバネスにとって4つの大きなプロジェクトの一つ。そして、祖業より始めてきた教育応援プロジェクトのコアとなる一つ。2011年に大阪で産声をあげてから、今年で12年。これまでは、研究活動を行ってきた「中高生のための学会」としてサイエンスキャッスルは、その名の通り、お城の城下町に「中高生の研究」という文化を日本につくってきました。もちろん、現教育指導要領で探究を軸に思考プロセスを動かし始めたのも大きな追い風となって。

サイエンスキャッスル:https://s-castle.com/

結果、大人の学会に混ざっていても不思議はない、修士・博士の研究ですか?と聞きたくなるような、中高生とか次世代とか呼ぶのはおこがましいたくさんの仲間がここを起点に羽ばたいていました。我々は、彼らを「超高校級」と感じるようになりました。そして、2011年のスタートから12年の節目の年に、大きくアップデートしています。

さて、今年のサイエンスキャッスルがどうだったかというと、、、
コロナ前と同等レベルまで参加者が戻り、350名の中高生と200名の大人(ここではあえて分けてますが)が集まり、お互いの研究への熱を交換する、果てしない熱気に包まれた1日になりました。
選ばれし12人の口頭発表は会場の度肝を抜き続け、自分の研究の世界へと参加者を引き込み、新たな仲間を作っていました。私自身彼らのプレゼンを前日のギリギリまでメンタリングしていたこともあり、感動をし続ける幸せな時間をもらえました。ずっとひやひやも同時にしていましたが、笑

実施概要:https://s-castle.com/news/26052/

なにより、プレゼンが終わったあとの彼らの達成感や自信に満ち溢れた顔は一生忘れないものです。最後まで一緒に走れたから得られたもの。改めて彼らに感謝を伝えたいです。その口頭発表に負けず劣らずだったのが、119件のポスター発表。2時間のコアタイムもあっという間。口頭発表に選んであげれなかったのが申し訳ないくらいの発表がいくつもありました。

今まで感じていた熱量と全然違う。今回はそれをすごく感じました。
これはきっと私の姿勢の問題だったんだと思います。

私がこの場で彼らから学べたことは3つ。

  1. 何かに本気になるということがどれだけ尊いことということか。

  2. 姿勢一つで、当たり前の世界からでも学べることはたくさんあるということ。

  3. 一人ではできなくとも、自分の世界に巻き込むことで達成できることがあるということ。

そして生まれた疑問が2つ。
①自分の好きを突き抜ける子を育てる環境をどうやってつくるのか。
②このトップエンドの「超高校級」以外の次世代の研究支援の場所が必要なのではないか。

サイエンスキャッスルに出てくるような次世代をどう生み出すのか。その仕組みを作りたい、そう思えるようになりました。ここは特別な場なんかじゃない。自分の好きを極めている人が辿り着く場所だとも。

探究を旗印に答えのない問いに向かって「やってみる」までがとても増えました。それはとても素晴らしいこと。それでももう一歩踏み込んだ「やりきる」までの場を作らない限り、いち教育活動に過ぎません。私の周りでもこと研究の次世代支援をできるところは限られています。そしてありがたいことにお声がけ頂く機会も増えました。もっとできる。できる形を考えながら年末年始を過ごそうかなと思っています。

また、いろんな人達と教育談議をしたいものです。
そのためにも自らがステップアップすることにも全力に。
残り2週間、まだまだ走りますよ!

私の常識を壊してくれた12人の熱い仲間たち

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