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⚫️素戔男尊(スサノオノミコト)未発表

⚫️素戔男尊(スサノオノミコト)

こちらの絵は未発表の絵になります。躍動感溢れる素戔嗚

【人一倍家族思いの心優しき神】

スサノオはイザナキの子で、アマテラス、そしてツクヨミと共に「三貴子」と呼ばれている。

この三貴子の中でも、一番聞き分けのない神様がスサノオだった。

父イザナキは、スサノオに海原を任せるが全く言うことを聞かない。

それどころか、死んだ母親に『会いたい会いたい』と泣き叫いてばかり。

それが幼い頃ならまだしも、あごヒゲが胸元に届くほどに年月が経っても、相変わらずの号泣ぶり。

呆れ果てた父は、育て方を間違えたと後悔し、母のもとへ去るよう言い放った。

我が子を追放した父イザナキは、そのまま隠居してしまう。

スサノオは母のもとへ行く前に、姉のアマテラスへ挨拶しようと、高天原(天界)へ行く。

その時に、高天原の神々を困らせる事件を起こしてしまい、今度は葦原中国(地上)へ追放されてしまう。

高天原から追い出されたスサノオは、大蛇に命を狙われ、怯えている親子と遭遇する。

この親子の話を聞いたスサノオは、「では、俺がその大蛇を退治してやろう」と役目を買って出た。

その大蛇は頭が八つある「ヤマタノオロチ」だった。

スサノオは見事に大蛇を退治して、一躍英雄となる。

退治した大蛇の尻尾から三種の神器である「草薙の剣(くさなぎのつるぎ)」を手に入れた。

そして、大蛇の犠牲にされようとした娘クシナダヒメを助けて結婚した。

彼は、彼女をとても大切に愛した。

スサノオは、一見、力持ちで傍若無人で大業を成せるように見えるのだが、実は心優しく家族を大切にする神様だった。

しかし、愛してやまない妻は先に死んでしまう。

スサノオは悲しみのあまり、娘を連れ、支配していた国をあっさりと捨て去ってしまった。

その分、スサノオは娘に一心の愛を注いだ。彼は国を支配することよりも、家族を大切にすることを優先したのである。

それ故に、我が娘に心を寄せるオオクニヌシに様々な試練を与えたのだ。

そうして、この試練を耐え抜いたオオクニヌシを婿と認め、国づくりの命を与え、娘を残し去って行った。

大切な娘のことを想い、任せられる男であるかどうかを試したのである。

少しやんちゃだが、憎めない心優しい神様である。

力持ちだが淋しがり。みなさんの周りにもそんな人がいるだろう。それがスサノオである。

母を慕い、妻を愛し、娘を想う。

スサノオの家族を想う気持ちは、最後の最後まで一貫していた。

多くの人が使命と家族への想いの中で、もがき苦しみ、本来の生き様とは異なる選択をしがちである。

他人からなんと言われようと、我が想いを貫く。それもひとつの勇気かもしれない。

◉スサノオ【和魂】

□一途の愛

□直感を信じよう

あなたの直感が的を得ています。今は自分の決めたことや他人の意見は脇に置いても構いません。その直感を信じてください。直感を信じる時に必要なことは勇気です。その勇気を与えてくれるのが、家族や大切な人への一途な愛です。信じる強さが支えとなって、みなぎる勇気を与えてくれます。その特別な人へ想いの強さが、困難や悲しみを克服する力となるでしょう。

◉スサノオ【荒魂】

□直感のズレ

□裏付けを持とう

直感のズレが生じているかもしれません。やりたい欲求が先走って、人の意見に耳を傾けず、問題が生じていませんか?あなたの勘の良さが人のアイディアを奪ってしまっているかもしれません。しかし、あなたにはその認識はないかもしれません。スピリチュアルな能力は精神を磨いた先に開花します。今は裏付けが大切かもしれません。一度行動の裏付けをとってみましょう。

【神格】

豊穣神、防災除疫の神、歌人の神、冥府の神、荒ぶる神の祖

【御利益】

水難、火難、病難除去、五穀豊穣

【別称】

素戔嗚尊(すさのおのみこと)、健速須佐之男命(たけはやすさのおのみこと)、牛頭天王(ごずてんのう)、祇園様(ぎおんさま)、天王様(てんのうさま)

【系譜】

イザナギの子、子はウマノミタマ、イソタケル、オオトシなど

【祀られている神社】

・八坂神社(京都東山区祇園町)

・氷川神社(埼玉県大宮市高鼻町)

・津島神社(愛知県津島市神明町)

・熊野本宮大社(和歌山県東牟婁郡本宮町)

・日御崎神社(島根県簸川郡大社町日御崎)

・須佐神社(島根県簸川郡佐田町宮内)

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