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EL ウルヴスvsセビージャ勝手にマッチレビュー

こんばんわ。カイトです。

せっかくの夏休み、昔からやってみたかったことに今回はチャレンジします。
多分、間違いだらけだと思うのですが、そのあたりは見逃してください笑笑

マッチレビュー

ヨーロッパリーグ「ウォルバーハンプトンvsセビージャ」

1.ウルヴスが532で挑んだ理由

ウルヴスは前回のオリンピアコス戦でジョニーが負傷離脱したのでヴィナグレをスタメンで使わなければならなかった。ヴィナグレの方が前でプレイするのが得意な選手なので必然的に最終ラインの形が崩れやすくなると言う事は懸念としてあったと思いますので、そういうことがあってヴィナグレの立ち位置が前傾になっても最終ラインの枚数が足りなくならないように中盤を厚くしたと。思惑通り守備の強度はかなり保たれていたように思う。ただ、結果的にセビージャにかなり押し込まれる展開になってなかなか彼が前に出て行く時間と言うのは多くなく、後半になってモウチーニョを下げてジョタを入れ、フォーメーションを変更したのではないだろうか。

2.532から523へのフォーメーション変更

セビージャは前半からウルヴスのアンカーの脇に選手を走らせてチャンスを作ることを試みた。だが、そのあたりはウルヴスも織り込み済みでインテンシティの高い守備を見せそこを自由にやらせなかった。しかし、532でチャンスをなかなか作れなかったウルヴスが523にフォーメーションを変更すると、最終ラインとボランチの間に空間が生まれ、セビージャのバネガが自由にプレーできるようになってしまった。

3.レギロンに封殺されるドハティー

ウルヴスが532で戦うときに中盤の選手以上に大事になるのがドハティーのオーバーラップ。いつもなら中と外どちらにも動ける万能性でウルヴスの攻撃の下支えをするのだが、セビージャはボールを支配する中で左のサイドバックのレギロンに高い位置を取らせた。この立ち位置によってドハティーは低い位置でプレーせざるを得なくなり、効果的な攻撃参加は防がれてしまった。

ウルヴスは5バックの使い手でありながら中を締めるディフェンスが得意なので、ドハティー封殺に対する効果的な策を用意できなかった。

4.まとめ

一発勝負という難しいゲーム、勝っても短い中日という環境で、ウルヴスのヌーノ監督は90分での決着を目指し先にゲームに変化を与えた。だが、その結果我慢したセビージャに狙い通りの形を作られてしまったと言える。ウルヴス加入後PK成功率100%だったヒメネスのPK失敗はVARが機能していれば維持されたかも知れない記録ではあるものの、自慢のカウンター炸裂の機会が少なかったのも事実である。
だが、今シーズンを振り返れば開幕当初はなかなか勝点が拾えず、バジェホやクトローネといった補強の失敗で台所事情も苦しかったことを考えれば十分素晴らしい結果を残してくれたと思う。

また来シーズン、しっかりといい準備をし、来たる日に備えたい。

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