退職宣言と10年前の私へ
4年勤務した職場を去るまで残り2日。
やっと「わたし、退職します」と仕事で関わる方々に報告しはじめました。
ここまで粘りきった退職宣言を告げたら、人によってリアクションも違えば、言うことも違って驚きでした。
泣く人。
わたしは、泣かれるほど貢献できたのか不安でした。でも、その涙が演技でもわたしの自信になりました。
叫ぶ人。
さっきまで普通に働いてたのに、その反動。衝撃だったようで、「イヤだ。」と言ってくれる人がいて、嬉しかったです。わたしの名前、絶対知らないと思ってました。嬉しかったー。
おめでとう。と言う人。
ここを去るのは、キャリアアップしたいから。やっぱり、大きな仕事がしたいし、作品を作りたい。そのために頑張りたい。と言うと、おめでとう。と言ってくれる。言えそうで言えない、その言葉の優しさに泣きそうだった。抱きしめたい。
下を向く人。
そっか、そっかー、そーーおーかー、、と、ひたすら繰り返して顔を上げてくれない人。わたしも、目があったら、そのうるうるな瞳で見られたら泣きそうなので、2人で下を向いてお辞儀しました。ありがとうございます。
社会人、10年を過ぎて
10年前の私へ、言いたい。
あなたは、転職を何度かします。パワハラとイヤなお局に目をつけられて、頭痛に悩みます。芸大に行かなかったことを悔やみ、コピーライターのバイトをはじめます。友だちができます。
8年ぐらいしたら、学生の頃に心の中に描いていた人に近くなります。色んな人がいるけど、ちゃんと皆、見ています。声には出してくれないから、プンスカ怒る気持ちはわかるけど、ちゃんと仕事してて良かったと思う日が、ちゃんと来ます。だから、頑張れ!
未来の私へ
今からも未来も頑張りたいし、頑張る。
泣いてくれた人、叫んでくれた人、おめでとうを言ってくれた人に、恩返しできるように頑張ります。どんな人にも理由があるって分かりました。少し、優しくなりましょう。
育ててくれて、ありがとうございました。
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