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バカな話

こんばんは。今、メキシコのグアダラハラは夜11時半です。

昨日は家に帰って、ご飯を食べたら、疲れがどっと襲ってきた。
そのまま寝てしまい、気づいたら朝になってしまっていた。

まあそんな日もあるだろう。土日以外は毎日noteを書こうと決めていたが、もちろんできない日もある。


以前の投稿でも書いたが、メキシコに来る前は日本の会社でサラリーマンをしていた。

6年くらいその会社で働いていたが、僕が年齢も社歴も一番若かったので、先輩や上司によく飲みに誘ってもらった。僕はお酒を飲むのは好きだが、あまりたくさんは飲めない。すぐ顔が赤くなるし、手首に手を当てると脈が速くなることもある。

今日はお酒にまつわるバカな話を一つしたい。

確か2013年の1月だったと思う。その日は土曜日で、仕事が6時半に終わったので、一緒に当番で出勤していた先輩や上司と会社の向かいにある焼きそば屋さんへ飲みに行った。その焼きそば屋さんは、僕が働いていた町では地元の人に愛されてる名店。安くておいしいボリューム満点の目玉焼きがのったおいしい焼きそばが食べられる。

ちなみに、去年日本に帰国した際も久しぶりに行ってきた。相変わらずお店のマスターもママも元気そうだった。

マスターやママと呼ばれてるが、別にスナックではない(笑)

その日も一頻り食べて飲んで、いい感じに酔っぱらっていた。

あまり強いお酒は飲めないので、瓶ビールをひたすら飲んでいた。だいたいいつもそうだ。

当時、僕はまだ両親の家に住んでいたので、電車で帰らなければならない時間になった。だいたい1時間半くらいかかる。しかも、電車は途中で乗り換えなければならない。会社の最寄り駅から一つ目の電車に乗り、2つ目の電車までは何とか寝過ごさずに済んだ。

いつもそうだ。お酒を飲むと、すぐ眠くなる。

2つ目の電車に乗って、自宅がある町まではだいたい30分くらいだ。夜11時であっても、結構人は乗っていて、早めに並んでおかないと座れない。朝から働いていて疲労もかなり溜まっていたため、どうしても座って帰りたくなった。早めに列に並び、2つ目の電車を待った。

しばらくして、時間通りに電車はやってきた。

「よっしゃあ!これで帰れるー!」

電車に乗って、席に座った辺りからもう記憶がない。

お酒を飲んで眠くなって寝る時はいつもそうだが、何も思い出せない。

昨日もそんな感じだった。お酒は飲んでいなかったが、疲れが溜まり過ぎてるせいか、何も思い出せない。

そして、電車は降りるはずの駅を通り過ぎ、気がついたら、終点まで行ってしまっていた。

しかも、その電車はその日の終電。

オワタ……(*_*;

やってしまったなとみなさんに思われたところでで今日の投稿は終わりにしたいと思うのだが、まだ物語は続く。

ここでみなさんにクイズを出したい。

ここで自分が取った行動は、次のうちどれだろうか。
(下に答えはあるが、ここでしばらく止まって考えてほしい)

①ホテルを探す
②親に電話をして迎えに来てもらう
③タクシーを使う
④歩いて帰る




正解は、だ(笑)

迷いなく④を選んだ。①と②と③は頭にすら上らなかった。

今冷静に考えれば、①や③が妥当な選択肢だと思うが、その時の僕はこう考えた。

「終点の駅も自宅までは車で1時間くらいのところなので、そうめちゃくちゃ遠くもない。車で行く道は基本この国道まっすぐだろ。だったら、国道をずっとずっとまっすぐ行けば着くんじゃないの。うん、よし!歩こう!酔い覚ましにはちょうどいい!」

完全にお酒で頭がバカになってしまっていた。

1月の真冬にこんなことするバカがいったいどこにいるというのだろう。

「いや、夏場であってもこんなことをするやつはいない。だったら、真冬にこんなことをしてるおれは最強なんじゃないか。誰もしたことがないことをしたら、おれはヒーローになれるぞ!」

歩き出して数十分。段々と酔いが冷めてきて、正気を取り戻しつつあった。

ちょうど国道には長距離トラックがビュンビュン通過していて、向かい風はさすがに寒すぎると思い、反対側に移動したが、途中で歩道がなくなり、また戻らざるをえなくなった。

歩き始めて数時間。ようやく気づいた。

自分の無謀さに。

結局、トータルで7時間近くかかり、家に着いたときにはもうヘトヘトだった。

当たり前の話だが、家に帰ってきて、体の調子が悪くなり、風邪を引いたのは言うまでもない。

ちなみに、この話はもう少し語彙や文法のレベルを下げて、今週の土曜日にうちの学校の学生に【私の失敗】という作文として読まれるはずである。

名前変えたほうがいいかな。【バカな話】って(笑)



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