人生史上最も熱いイベント
今回のブログでは、我々が年に1回開催する集客試合「BUFCfestival」(以下B-fes)について綴る。
背景
では、まず何故集客試合を毎年行うことになったのかの背景を説明する。初めて開催したのは二年前の2022年。我々の存在意義であるfor my familyを達成するべく、自分の大切を試合に呼んで青春を謳歌して貰うこと、自分のプレーを観てもらいサッカー人生史上最も熱い時間を過ごすことを目的にこの取り組みは始まった。
1年目は、70名、2年目は238名、3年目の今年は386名を集客した。最初は家族だけだったが規模が大きくなるにつれ、高校時代の友人や大学の友人、恋人など自分の大切な人を全員連れて来るようになり、一年に一回の特大イベントに進化して行き、今のB-fesがある。
BUFCfestival2024の振り返り
今年のBfesは500人集客という目標を立てて準備をしていた。結果としては386人と500人には及ばなかったが、前年を超える多くの方々にお越しいただき、大成功で終えた。
私はプレイヤーとして90分フル出場することが出来、まさにサッカー人生史上最も熱い時間を過ごすことが出来た。大勢の観客の前でプレー出来たこと、家族、祖母、高校時代の友人、地元の友人、大学の友人など多くの大切な人に自分のプレーを観て貰えたこと、今まで14年間辛い練習を乗り越えて来たからこそ味わえた貴重な経験であった。
高校時代は、なかなか試合に出られなかったり、コロナの影響で無観客試合が続いたりとなかなか思うように報われてこなかった。
高校時代の自分を超えることを目的にしている弊部の方針を私は達成することが出来た瞬間であった。
来てくれた方々とBfesを開催するにあたって尽力してくれた来を中心としたBfesチームには心から感謝している。
感動を与えられるチーム
試合は先制点を取られる展開となってしまった。前半もボールは相手が握っていたが、ほぼシュートは打たれていなかった。しかし、後半立ち上がりに失点を喫し、0-1で迎えた後半アディショナルタイム、同期のエース10番の憲伸がコーナーキックから同点弾を決めてくれた。今シーズン、10番を背負っていたがなかなかゴールを奪えず悩んでいる姿もあったが自分が試合を勝たせるという気持ちは誰よりも持っていた。そんな選手にボールは引き寄せられた。それに目の前には応援の選手たちが狂ったように全力で声を出して応援していた。それも相まって文教大学体育会サッカー部全員の底力で取った同点弾であった。
映画や小説も、感動するものは序盤は上手くいかないことが多いが最後に衝撃のクライマックスが待っている。この試合もそのような展開であった。まるで誰かが描いたストーリーのような。
この試合を観て多くの方々に感動を与えられることが出来たと思う。しかし、ラストワンプレーのコーナーキックで得点を奪えれば、もっと感動を与えられることが出来た。我々が本当の意味で世界一感動を与えられるチームになるためには、もっと努力しなければならないと、神様が教えてくれたのだと感じる。
残留に向けてあと2試合、大逆転を魅せ、結果で世界一感動を与えられるチームになれるよう精進していく。
今回もある選手について感動したことについて綴る。その選手は、大人しくて静かな後輩で、おっとりした話し方が特徴的である。
そんな彼について感動したのは、合宿での出来事。
ニ部練が終わり、疲れて直ぐに宿に戻る選手やシュート練習をする選手たちがいる中、彼はひたすらにピッチをスプリントで往復していた。
普ニ部練で疲れている時に自分を追い込むことは簡単では無いが、自分に甘えることなく仲間を巻き込んで走り込みをしていた。
私は知っている。そういう選手が1年後2年後に活躍するのが文教大学体育会サッカー部であるということを。
だからどうかその努力を辞めずに続けて欲しい。
そうすればそれがきっと自分のお守りとなり、最終的に自信に繋がりプレーが良くなる。
人間、楽な方を選択してしまう生き物だが、彼のように自ら苦しい道を選択し成長しようと努力する努力家にはいつか報われて欲しいと心から応援している。
頑張れしげま!