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iPadは研究には向いているが勉強には向いていない
全然本筋とは関係ない記事です。
先日たまたままとめる機会があったのでついでに記事にしちゃいます。
私はiPadヘビーユーザーです。
自分は建築学科なのですが、学部4年生からiPadを使い始め、紙とiPadのハイブリッド期間を経て、M2の現在はほぼiPadのみで書き物をしています。
まず図面や絵/図を大量に描く建築学科には、iPadは必需品と言っても過言ではない、ということを前提に話を進めます。
通常の座学や試験勉強、研究など建築学科に限らない多くのタスクが他にも多く存在しています。
それらの中でiPadが最も力を発揮するのは研究です。
資料収集からその整理、その他情報収集(録音や録画、写真撮影や3Dスキャンなど)、それらを分析して図表に整理し、内容の文章を執筆して本論や梗概にまとめ上げる。そのような一連のマルチタスクをほぼ一つの端末で完結できます。
他方座学授業等においてはその効果はそこそこといったところかと思います。紙との大きな違いの一つは、ノートの検索性と編集性の高さです。整理が苦手な人はiPadでこまめにフォルダ整理をする癖をつければ完璧です。
しかし試験勉強のような何かを覚えたりトレーニングしなければいけない場面において、iPadはむしろ敵になってしまいます。
マルチタスク性能の高さから集中力の圧倒的欠如に陥りやすいです。その点はPCも同じことが言えます。
このような勉強をするときは、PDF資料だったとしても一度紙に印刷して、勉強用の冊子のノートを使うのが良いでしょう。
また本気で絵を描きたい人もたまには紙やキャンバスに描くことが重要かと。画材などの素材感は端末では完璧にシミュレーションできませんし、Apple Pencilだけが描くためのツールになってしまってはもったいないです。
おそらく社会人になる前に一度はiPadを使った方が良いのではないかと思います。総合職に就く方も多いかと思いますが、一般的な業務の多くはMacBookと iPad/iPhoneがあれば効率的に処理できます。その中でもiPadは欠かせないものになるかと思います。
何か専門的なスキルが問われる仕事の場合は他の端末の使用頻度が増えることが多いかと思いますが、特にクリエイティブ系の業界ではiPadが最も使い勝手が良いかもしれません。
以上のようにiPadを活用した作業には明確な向き不向きがあります。この先も紙媒体が消滅することはほぼないと思うので、うまいこと使い分けていきましょう👍