格闘技から色んなものもらったよって話
どうもかゐとです。
またキックボクシングの祭典が続けて見れる日が近づいてきて楽しみでソワソワしてます。
3月17日にRISE ELDORADO 2024、3月20日にK-1 WORLD MAXが開催されます。
この辺りまたXではうるさいと思うので気になる人はミュートしておいて下さい(笑)
最近のキックボクシング分からわって人は最近の選手のこと書いたこの記事読んでみて参考にしてください↓
今でこそ無茶苦茶格闘技が好きで、感動したり熱や勇気をもらったりしている僕ですけど子供の頃は格闘技嫌いだったんですよね。
いじめられっ子で痛いこととか暴力嫌いだったんで。
そんな弱虫な子供が何で格闘技に狂うようになったのかをつらつらと書いていきます。
少なくとも僕は格闘技を見て色んなものをもらってるよって話
格闘技が嫌いだった子供の話
僕の小さい頃ってぎりぎり体罰が容認されていた時代です。
普通に親にも怒鳴られて殴られたし先生も怒るときに普通に殴ってきていました。
この辺りは地域にもよるところもあると思いますが少なくとも僕のところはそうでした。
そんな環境で育ったこともあり、僕は怒鳴られると固まってしまったり痛みを必要以上に怖がる性格の子供になってしまいました。
そんな性格からか軽いいじめにあったり暴力を振るわれたり、「お前が弱いのが悪い!!」と親に怒鳴られたりしていました。
なので僕は暴力というものが無茶苦茶嫌いで、当然格闘技も嫌いでした。
しかし父親が格闘技が好きで、当時テレビで放送されていた格闘技を録画してご飯時に流すものだったので強制的に見るしかありませんでした。
嫌々でも見ていると有名な選手の名前やどんな試合だったかなど覚えてしまうものです。
当時は魔裟斗、ブアカーオ、アンディ・サワー、ピーター・アーツなど強豪がひしめき合っていましたことを覚えています。
そうやって嫌々試合を見ていた僕ですがとある試合を見て興奮から声をあげてしまうことになります。
格闘技を見て初めて感動してしまった話
なんだかんだで色んな試合を見てきて、「ブアカーオめちゃくちゃ強いなー」とは何となく思ってはいました。
そんな時に佐藤嘉洋がブアカーオに3度目の戦いに挑みました。
この時佐藤はブアカーオに2度負けていましたし、ブアカーオは当時負けるイメージが沸かないほど強かったです。
しかし、この試合で佐藤が勝ちます。それも誰もKOできなかったブアカーオを右ストレートでマットに沈めたのです。
それを見た時の僕は興奮して声をあげたことを覚えています。格闘技が嫌いだった子供が初めて格闘技を見て感動した瞬間です。
そこから格闘技にハマっていきます。テレビで放送されるK-1は必ず見ていましたね。
魔裟斗VSキシェンコの試合で泣きそうになったりピーター・アーツがセーム・シュルトを倒した試合は大声で叫んで喜んでしまうほど感動しました。
そこから僕自身も少し変わりましたね。
いじめられると抵抗するようになったり、悪口を言う人とは無理して一緒にいないようになりました。
格闘技から勇気がもらえなかったらもっと悲惨な学生時代を送っていたと思います。
THE MATCHを見て本気で悔しかった話
2022年に日本格闘技史上最高の祭典「THE MATCH」が開催されました。
当然僕も配信チケットを買って見ていました。
K-1vsRISEの対抗戦で那須川天心vs武尊を筆頭にお互いの団体の代表選手たちが参戦しました。
正直当時の僕はK-1とRIZINばかりを見ていてRISEの選手は当時無敗だった那須川天心しか知りませんでしたし、絶対にK-1が勝つと思っていました。
しかし、結果を見ればK-1側が惨敗。僕が好きな金子や野杁が負けたこともショックでしたし武尊が負けてしまったことが本気で悔しかったです。
何かを見てこんなに対して悔しいと思ったのは人生で初めてでした。
それまではスポーツを見てどちらか一方に感情移入することはあまりありませんでしたし、自分が部活のサッカーで負けた時も陸上で結果が出なかった時も悔しいとあまり感じることができませんでした。
自分のことを「どこか感情が欠如してるんだろうな」と感じていましたが格闘技を見て欠如していた感情が復活したのです。
格闘技のおかげでまた頑張ろうって思えた話
実は僕は精神的に病んでしまって働ける状態じゃなくなって仕事を辞めて休業していました。
治療のためとはいえ何も生産せずにダラダラと過ごしてしまい、「周りの人は働いてるのに何してるんだろう」と憂鬱になり、そんな気分を吹き飛ばすために遊びに行ったり酒を飲んだりという最底辺のような生活を送っていました。
そんな時でも格闘技を見ることだけはやめれませんでした。
THE MATCHからRISEの試合も見るようになってさらに格闘技を見ることが楽しくなっていました。
そんな時に9月にとある試合が組まれます。
現K-1スーパー・バンタム級王者、金子晃大vs挑戦者、玖村将史によるタイトルマッチです。
二人の対戦は3度目で、一度目は玖村が勝ち、2度目はトーナメント決勝で金子が勝利してベルトを手にしています。
玖村はTHE MATCHで金子が敗北した鈴木にも勝利しており、この試合が事実上のスーパー・バンタム級の頂上決戦となりました。
この試合が決まった時に「ついにこの時が来てしまったか」と思いましたね。
僕は金子が好きでずっと応援していましたし、絶対に勝つと信じてましたが負けてしまったらどうしようとやはり見るのが怖かったです。
手を組んで祈るような気持ちで見ていました。
試合はパンチ一辺倒だった前回までとは違い、お互いがカーフキックやミドルキックも交えてのノンストップの激しい攻防になりました。
お互いの成長が見られた戦いは判定までもつれましたが、金子が玖村をふら付かせます。
これが決め手となったのか金子がフルマークで判定勝利。
終わった後に見てる僕がほっとしたのを覚えています。
試合後、金子は「僕が勝つって信じてくれた、そういう人のために頑張れました。
僕が見せたかった志、生き様は『負けて実力がない中でもこの1年半くらいで努力すれば、報われる』ということ。
何か努力しようと思っている人は、ちょっとでも僕を見て、やる気になってくれたらいいなと思います。」
と語っていました。
この試合とインタビューを見て、僕もまた一から頑張ろうって、全く違う環境を目指してみようって気持ちにさせられました。
格闘技から勇気と熱をもらったのです。
祈るような気持ちで見ていて勇気と熱をもらった試合は直近でもう一つあるのですがそれについての感想はこちらをご覧ください。
最後に
弱虫で怖がりな子供だった僕が格闘技を好きになって今でも勇気とかいろんなものをもらってるよって話を書いてきました。
正直格闘技の印象はよくない部分もあります。
選手同士のけなし合い、トラッシュトークや喧嘩も目立ちますし、流血やケガもしょっちゅうありますし見ていて痛々しいなと思うことはあります。
けど、格闘技に真剣に取り組んで強さを追い求めて、どん底から這い上がった選手もたくさんいます。
そしてそんな選手たちの姿を見て人生が変わったって人も多いと思います。
少なくとも僕はそうです。
武尊の著書「ユメノチカラ」の帯には
「格闘技には、人の心を動かし、人生までも変えてしまうとてつもないパワーがある、と僕は信じている。」
と書かれていました。
僕もそう信じています。
格闘技を見るのが好きなだけのファンの僕の心は格闘技のせいで動きまくっています。
これからも僕は格闘技に心を動かされて、勇気と熱をもらって生きていくことになるでしょう。
もっと格闘技に狂っていくことになりそうです。
以上、ここまで読んでくれてありがとうございました。
格闘技から色んなものをもらってるよって話でした。
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