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思わず他人の行動から目を背けたくなる、「共感性羞恥」について考える
こんにちは。カイトです。
何年か前、テレビ番組で「共感性羞恥」について話題になったことがありました。
私自身この思考特性で、結構な頻度で発生します。
なぜこの事を書こうと思ったかというと、今まさにテレビ番組の録画を見ながらその状態になったから。
どんな内容で、どうやって克服しようとしているかをまとめました。
◼️共感性羞恥とは何か
共感性羞恥とは、他者の恥ずかしいことを自分のことのように恥ずかしく感じてしまうこと。
「この人はこのあと、恥ずかしい目に遭う」
「この人、失敗してしまうんじゃ…」
「誰もが緊張する場面だ」
なんて時に、逃げ出したくなったり見ていられなくなってしまう、そんな状態。
共感性や同情心が強い人はなりやすいようです。
調べてみたら、日本ではおよそ10%の人が該当するそう。
この感覚自体、テレビ番組で知るまでは全員が同じように感じる事だと思っていました。
なのでこの割合にとても驚きました。
◼️私が経験している「共感性羞恥」
私は元々、人よりも恥ずかしがりで失敗に対しての恐怖心が強いタイプ。
そして自分だけでなく、家族や友人、芸能人やドラマの登場人物にまで同じように感じます。
特にそわそわしてしまうのは、他者が
・恥ずかしくなる間違いをしてしまった時
・周りの雰囲気を白けさせたり滑っている言動
・痛い、辛いなど物理的な痛みや負の感情
・ここぞという大一番の舞台
その人の行動が、もしも私だったら…
と自分に置き換えて即時考えてしまい、居たたまれなくなるのです。
他の方の共感性羞恥とはどんな事例があるんだろう、と調べてみたら、中には漫画やアニメなどでも発生する場合があるようです。
私は実在の人物にしか基本的に発生しませんが、よく考えると
・自分は強い!と勘違いをしているパターン
・いじめなど集団対個人の構図
こういった場合は漫画やアニメなどでも飛ばし読みすることが多いので、これらも共感性羞恥と思って良さそうです。
◼️共感性羞恥を感じながらも、穏やかに生活するために
共感性羞恥は人によってさまざま。
全く感じない人もいれば、その頻度や度合いにも差があると思います。
ただ、こうして羞恥心をひたすらに感じるのは正直とてもしんどかったりして…
できる限り楽になるように、自分との向き合い方を考えてきました。
今のところやっているのは
・テレビ等制作物の場合は鑑賞を避ける
・羞恥心を煽る内容でない部分に集中する
・自分だったらどうするか、と解決に向けて考える
特に改善、感覚が和らぐ方法は
「自分ではない、他者の出来事」
と意識することでした。
物心ついた時からこうなので、なかなか改善は難しいな…と思うことが多いです。
それでも自分は共感性羞恥という感性があるんだな、とわかってからの方が気持ちは楽になりました。
同じように共感性羞恥でしんどいな。思う方に、少しでも参考になりましたら幸いです。