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想いは「言葉」というかたちにすることで、伝わるということ。
こんにちは。カイトです。
唐突ですが、思っていることを言葉にして伝えることはできていますか。
私は、伝えられていないことも多いな…と常日頃感じていました。
自分の頭の中で考えていることは、日々無尽蔵に発生します。
そのなかには
ポジティブなもの、ネガティブなもの、特に感情によらない事務的なもの
さまざまあると思います。
以前読んだ書籍によると、人は1日に6万回思考して、その80%がネガティブな感情なのだとか。
そう考えると疲弊して当たり前なのかも、なんて思ったりします。
そのうち、「感謝の気持ち」や「相手を想う気持ち」、「伝えたい想い」というものが混ざっています。
その部分を切り取って、今回 実際にあった出来事から、改めて感じたことをまとめます。
◼️「想い」は口に出して、初めて伝わると思って良い
私が美容室へ行った時の出来事。
初めて行った美容室で、私は最近もやもやしていたこともあり、いつもより言葉少なめ。
どことなく気まずさを残しつつ、ヘアカラー材を流す時間に。
シャンプー台へ移動して、始めてもらった瞬間に
「おおっなんかいつもより気持ち良い…!」
と、美容師さんのシャンプーさばきに感動しました。
そんな時に、必ず聞かれるフレーズの「力加減はどうですか?」。
いつもなら、シャンプー台だとうまく話せないということもあり
「ちょうど良いですー」しか返せない私。
今回は自分としては勇気を出して(笑)
「めっちゃ気持ち良いです!寝ちゃいそう~すごいですね!」
と饒舌に話しました。
すると、美容師さんはちょっと笑いながら
「そんな風に言ってもらえるとやる気出ますね~」と。
そこからお互いの雰囲気が打ち解けて、居心地が良くなったのです。
カットへの要望を伝えやすくなり、信頼関係が築けたように感じました。
いつも通り「ちょうど良い」という返事でも恐らく問題は無くて、スムーズにシャンプーしてもらっていたと思います。
でも、ストレートな感情表現をしたことで相手にその想いが伝わったのだと実感できました。
頭の中で考えているだけでは、このポジティブな感情を伝えることはできなかったと思います。
◼️言いにくい言葉も、感情と思いやりを込めるとまっすぐ伝わる
美容室での気付きをメモに留めていたら、友人から連絡が。
「元気にしてる?」という内容。
実はその友人から先日、「遊ぼう!」と連絡をくれていたのにその返事を濁していたのです。
理由は、「一緒にいると自分がみじめに思えて、辛くなる」からでした。
誘ってくれた友人たちは、全員が新婚さん。
つい先日までは、自分も含めて皆同棲中であったり、結婚直前という状況。
ほぼ同様の状況だったので、話も弾みました。
しかし今、私は同棲を解消してひとり暮らし。
仕事も辞めて求職中の環境で、正直凹むことも多い日々。
前回集まったときには「結婚式」「新婚旅行」「家の購入」「将来設計」が話題で、自分はヘラヘラと話を聞いていました。
…その時、私は幸せなことなのに心からお祝いできず、何とも言えない寂しさを感じたのです。
でもその想いを幸せな友人に伝えることはできませんでした。
皆の幸せを妬んでいる自分が嫌だったし、そんな幸せなところに水を差すようなことはしたくなかった。
そして何より、そんな自分を知られて嫌われたくなかった。
結果、選んだ自分の選択は「伝えず、自分の気持ちに整理が付くまで会わない」ということ。
でもそんな自分を見捨てず友人は気軽に連絡してくれた。
意を決して伝えるしかない。そう思いました。
「自分は今、元気じゃない」
「嫌な部分を見せたくなかった」
「心からお祝いできるようになるまで待ってほしい」
いつもなら、元気じゃなくても「めっちゃ元気!」
いつもなら、心から祝福できてなくても「おめでとう!」
そう伝えていました。
けど、その余裕が無いなら正直に感情を交えながら、精一杯考えました。
すると友人から長文の連絡が立て続けにきました。
私がまっすぐ伝えたことで、向こうもその想いを受け止めてくれたのだと思います。
思わずその場でぼろぼろと泣いてしまうくらい、嬉しくなりました。
それは友人のまっすぐとした感情が全力で注がれた、思いやりが詰まった言葉だったから。
醜い自分の姿を見せるのは勇気が必要です。
でも、今回私は伝えて良かったのだと思うことができました。
◼️言葉は伝える力。時に「刃」にもなる
2つ、言葉にして良かったと思える出来事を書きました。
こちらは良かった!と思う例です。
一方で、思ったことを全て言葉にすると良いわけではありません。
先日のnoteでまとめたように、マイナスな感情をそのまま言葉に出すことはしないようにします。
▼詳しくはコチラ
【前田裕二さんに学ぶ】マイナスな感情は、捨てていこう
相手を傷つけることはもちろん、言霊となって自己暗示にも繋がるから。
そしてその言葉の伝え方は相手に誤解を生まないか。
本当に伝えたいことが明確なのか。
感情を込めるところなのか、冷静な事務的回答で良いのか。
それらを総合的に考えて、口に出す言葉に責任を持って発信する。
そうありたいと思います。
◼️想いは言葉に変換して、良いことは連鎖させる
長々と書いてきましたが、想いを言葉にすることは本当に大切です。
特に感謝の気持ちは思っているだけでなく言語化して伝えると、相手もほっこり嬉しくなるはず。
嬉しいことや感謝していること、笑っちゃうことはストレートかつ即時伝えていく。
改善したほうが良いこと、意見したいこと、悩ましいことは一息置き、考えたうえで伝える。
そうすることで、誤解を生まずにまっすぐ想いは伝わると思います。
こちらの内容が、読んでくださった方に少しでも役立ったら幸いです。