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峯岸みなみのしくじり先生【2023年1月3日】


寝正月が許されるのも、もう時期終わりを迎える。
明日はやることがないので休みを貰えたけど、明後日は確実にやることがあるので出社をキメないとならない。マジ?無理だが…笑

長い休み、ありがたいけど社会復帰するまでに時間がかかるからそれだけが辛い。
実家で猫を触りながら寝落ちして…という生活だけで許されたい。

許してくれなさそうな猫

毎日があっという間…
またこういう長期休みがGWまでないのか…
GWも休めるかわからないのか…と思うときびち〜ですね。社会人なんてならなくていいよ、皆…。

峯岸みなみのしくじり先生を観た。
東海オンエアのてつやと結婚したということで最近より一層注目されていたが、我が家では父親が珍しく「この子かわいい」とアイドルに向かって言っていたので、私の中では常に存在感のあるアイドルだった。

峯岸みなみといえば、10年前の『坊主号泣謝罪動画』で一躍知名度を上げてしまった子だ。
しくじり先生では、彼女の今に至るまでの数々のしくじりを紹介していた。

彼女は明るく、笑い話として、過去のバラエティでのブスいじりや、港区・西麻布での出来事や、坊主号泣謝罪動画について語っていたが、そこに至るまで本当に想像を絶する苦労があったことはよく伝わった。
芸人に美味しくいじってもらえたはずが、数年後になってボディブローとなって精神に堪えてきたり、神7のおかげでご飯を食べられると悟ったり、熱愛報道が出て坊主にしたり、また一から研修生として10代に混ざってAKBを頑張ったり。その全てに峯岸みなみという女の子の価値観が詰まっている気がした。
遠いアイドルの話ではあったが、なんだか身近に感じられて、より一層好きになった。

振り返れば笑い話になることは多くある。
過ぎてみれば「大したことなかった」となる話も多くある。

ただ、それは結果論であって、地獄の最中にいる時は、どう笑ったらいいかわからないし、毎日泣きたくて死にたくて、絶望的な時間を過ごしているのだ。

峯岸みなみが坊主にして「AKBにいたい」と泣きながら謝罪した動画は、日本だけに留まらず、ショッキングなニュースとして世界33カ国ほどで報道されたらしい。
それは、彼女の想いや熱意が、グロテスクなまでに伝わってきたからだと思った。

峯岸みなみは、最後教訓として『しくじったあとこそ逃げずに、人との関わりを積極的に持つ』と言っていた。
彼女は、しくじりこそしたが、その後正々堂々と自分と向き合い、前を向き、逃げずに頑張った。その姿勢こそが私達の心を(いい意味でも悪い意味でも)揺さぶったし、だからこそ応援したくなった人も多かったと思う。
地獄の中は生きづらくて、誰も救ってくれない気持ちになるが、実は巡り巡って誰かが見ていて、それが将来の自分を幸せにするんだなと、彼女をみて思った。

峯岸みなみは、芸能界ではチヤホヤされないから、港区に行ったら違うだろうと思って足が動いたと言っていた。だけど、そこでもピエロと化して、一般人のキレイな女の子ばかりがちやほやされて、自分は居酒屋で目が覚めることばかりだったという。

アイドルなのに、女の子なのに、周りを盛り上げて接待して、誰もこっちを見てくれない。
その孤独感や寂しさは、とてもよくわかる気がした。今度こそ、今度こそという思いで港区に足が向かってしまう気持ちも、痛いほどわかる。

誰が私を愛してくれるんだろう?誰が私を見つけてくれるんだろう?アイドルだけどほぼバックダンサーで、バラエティではブスいじりをされて、居酒屋で目が覚める、そんな私を誰が…。と、自己嫌悪になったのではないだろうか。

だからこそ、東海オンエアてつやとの結婚が、より一層嬉しく感じた。

遠回りしたかもしれない。理解され難い孤独も、辛さもあったかもしれない。だけど、あの二人の結婚写真を見ると、彼女がとても幸せそうで、私は胸が一杯になる。

もともと峯岸みなみに対して好感は持っていたが、しくじり先生をみて、彼女の寂しさを見たような気がした。一人の人間として好きだと思った。幸せになってくれてよかったと心底思った。

私も、ガムシャラにがんばれば、誰かが見てくれるのかもしれない。誰からも選ばれないと思いながら過ごす地獄の中で、誰かが神様みたいに、私を見つけてくれるかもしれない。
それだけが人生の希望かもしれませんね。

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