アメリカ歯科大学院合格への道: Interview
こんにちは!kaitoです。
今日はinterviewについてお話しします。
実はinterviewを受けてからだいぶ日にちが経ってしまっているのですが…💦
私は今回、外来の見学や大学の雰囲気も知りたかったので4日間ほど現地に滞在しました。
Boston
私の志望校があるPhiladelphiaは日本からの直行便がないため、乗り換えが必要でした。
また災難なことにPhiladelphiaが雷雨だったため、中継地であるbostonで一泊しなければならず初めてのアメリカ一人旅でかなり動揺しました😓
幸いにも現地に知り合いの先生がいたため、お家の泊めさせていただきました。
レジデントの生活について色々なことを聞くことができましたし、何より現地で勉強、診療されている先生の話は非常に刺激的でinterviewに向けて非常にモチベーションが上がりました。食事まで準備していただいて本当にありがとうございました。
こちらの先生は直接お会いしたことはなかったものの1-2ヶ月の1度、2時間近く電話をさせていただいてTOEFLの勉強のアドバイスや励ましの言葉をいただいていました。本当にお世話になった先生でした。実際にアメリカでお会いした時は奇跡的で感動しました!飛行機がキャンセルになったのはビックリしましたが、先生にお会いできて本当に嬉しかったです!
Philadelphia
初日
翌日早朝からフィラデルフィア行きの飛行機に乗り無事到着することができました。その日のうちから1回目のinterviewの予定だったのですが、気を遣っていただいて見学のみという形になりました。
空港からUberでホテルに行き、すぐにスーツに着替え外来に向かいました。
大学の中は緑が多く、多くの学部の建物があり「合格すればここで勉強できるんだ!」と非常にワクワクしました。
外来に向かうとこの日面接する予定だった先生に迎えていただいて、外来の見学がスタートしました。この日はchairmanの外科的な処置を見学し、その後レジデントの実習の見学をしました。抜去歯を使った実習をしており、先生からステップごとに評価してもらいながら根管治療を行なっていました。レジデントの方々はとても気さくで次々と話しかけてくれました。日本のことや根管治療のこと、拙い英語ではありましたが、とても有意義な時間を過ごすことができました。
interviewの時はレジデントも来年から一緒に勉強していく仲間としてどうか判断しているということを聞いていたのでとても緊張していましたが、とてもフレンドリーでそんなことを気にしなくても楽しく会話をすることができました。
外来は17:00ごろに終了しました。
時差ボケもあり、ホテルに帰ったらすぐに寝てしまいました😪
2日目
次の日は最初のinterviewが14:00にあったため、午前はゆっくりと近くのスーパーやカフェで過ごした後、外来に向かいました。
外来について早速、interviewを行いました。
どんなことが聞かれるのだろうか、的確に答えられるだろうか…ととても不安になっていたのですが、聞かれたのは自己紹介と家族のことくらいでした!
「なぜこの大学なの?」「なぜこの歯内療法なの?」は絶対に聞かれると聞いていたのに全く聞かれず、10分前後で最初のinterviewは終了しました。
悔いが残ったのは緊張しすぎて、途中気になって先生が振り向くくらい遠くを見ながら話してしまったことです💦
その後は前日と同じようにレジデントやスタッフの方々と話をしました。昨日とは違うメンバーと話をしたのですが、イギリス出身のレジデントがイギリスの歯科事情を色々と教えてくれました。こうやって世界中の歯科事情を聞くことができるのもアメリカで学ぶメリットだなと痛感しました。
また、基礎領域の授業やテストのこと、どうやって患者が配当されるのか、アメリカのresidency program事情を聞くことができました。
また、印象的だったのは大学病院内にfinancial supportの部署があるということ。
基本的にアメリカでの歯科診療は自由診療になるため、治療を行う上で治療費がネックになることも多く、ローンを組んで歯科治療を受ける患者もいるとのことでした。
3日目
この日は最後の外来見学日かつassistant professor、chairmanとのinterviewがありました。
前日にassistant professorから「外科治療があるから明日は8:30に外来に来るように」と言われていたので、8:20ごろ外来に行くと外科処置がスタートしていました。私がこの大学のresidency programに行きたいと思った理由の一つがこの外科的な処置にあります。世界的にみてもこの大学の歯内療法における外科治療の教育は大変進んでおり、専門医として外科的な治療の習熟は必須だと考えているためこの治療の見学はとても勉強になりました。
外科治療が終了し、assistant professorが控え室に戻るとレジデントたちが集まり質問をしていたので、「この積極性がアメリカだな〜」と感心しましたし、ここで勉強したいという気持ちがより強くなりました。
私もいくつか質問させていただいた後に部屋を移動し、interviewを受けました。
assistant professorとのinterviewでは「文化の違いや言語の壁があるが頑張っていけそうか?」という内容の質問がメインで日本で継続して英語の勉強するとresidency programでの勉強がより有意義なものになるよとアドバイスをいただきinterviewは終了しました。
今回も準備していたことはほとんど質問されなかったですが、途中で大統領選挙の話になり、私がよく分からなさそうな顔をしているとアメリカのニュースは日本でも見た方がいいよと言われました💦
interviewが終わるとfacultyたちからランチに行こうと誘っていただき、韓国料理を食べに行きました。ランチでフランクに会話をできるほどの英語力もなく、ずっと大統領選挙の話をしていたので少なくなったコップの水を補給するのに専念しました(笑)
アメリカで食べる石焼ビビンバも日本で食べる石焼ビビンバとほとんど同じ味がしたので少しホッとしました😌
そして最後にchairmanとのinterviewを行うため、彼の部屋に行きました。
内容としては日本での歯科医師歴を聞かれて、英語の学習と歯内療法の学習は継続して行うようにとアドバイスをいただきました。その後、「何か質問はないですか?」と聞かれたので私は多くの文献に基づいた治療を行得るようになりたいということと外科的な治療を習熟したいという旨を伝えた上でカリキュラムや症例数について質問をしました。
その話が終わると、「私たちはあなたを是非受け入れたいと思っています。Congratulations!」と言っていただけました。
まさか面接中に合格が決まると思っていなかったので、唖然としてしまいましたが嬉しさがじんわりと込み上げてきたのを覚えています。その後、chairmanと別れてホテルに戻る最中にお世話になった方々や家族に合格したことをメールで伝えました。
4日目
朝9:00の便でPhiladelphiaからLos Angelesに向かい、そこから成田空港に帰りました。フライトに時間は長く、お尻が痛くなったので次回は飛行機内で快適に過ごせるように色々とグッズを買おうと決意しました(笑)
合格を受けて
留学を志してから4年が経ち、ようやく志望校に合格することができました。
合格したら飛び上がるほど喜ぶと思っていましたが、意外とそうではなくホッとしたのとじんわりと喜びが込み上がる感じでした。
間違いなく人生で一番嬉しい出来事でした。
私は人生を通して自分がやり遂げられたと心から思えることがなく、自分自身にガッカリしていました。
留学を志してからもTOEFLの結果は出ず、それでも仕事やプライベートの時間を削りながら英語の勉強をしていました。同級生が結婚や開業、社会で活躍するのを横目に見ながら自分は実家で勉強の日々…
そんな中でも私に推薦状を書いてくださった先生方やこんな状況でも雇ってくださった院長先生、理解して見守ってくれた家族や応援してくれた友人たちには感謝してもしきれません。
本当に多くの人に支え、助けがあってここまで来れたのだと強く思いましたし、良い報告ができたことが本当に嬉しかったです。
あくまでもスタート地点ではありますので、ここから実際にresidency programでの多くの学びができるよう日本でしっかりと準備をしていきたいと思います。
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