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高齢者の転倒を防ぐ!安全な暮らしのためのガイド
こんにちは。
荒木魁人(あらきかいと)です。
今回は転倒について書きます!
高齢者の方は転倒後の骨折により生活が一変して寝たきりになる方も多くいるので転倒には注意が必要です。
転倒について
高齢者にとって一番怖いのが転倒です。
転倒することにより頭をぶつけて頭部外傷や骨折などによりADL低下や最悪死亡の原因になります。
今まで元気だったおばあちゃんが転んで骨折して寝たきりになったなんてことはよくあります。
転倒の要因をまとめてみました!
転倒要因
転倒要因として主に内的要因、外的要因の2つに分けられます。
内的要因は、加齢変化や身体的疾患、薬物など、患者さんの身体的な問題によるものです。
外的要因は、段差や履物など、患者さんのまわりの物的環境の問題によるものです。
内的要因
⚪︎加齢変化
(最大筋力低下、筋の持続力低下、運動速度の低下、反応時間の延長、巧緻性低下、姿勢反射の低下、深部感覚低下、平行機能低下)
⚪︎身体的疾患
・循環器系(不整脈、起立性低血圧、高血圧、心不全、虚血性心疾患、脳循環障害、一過性脳虚血発作、脳血管疾患、硬膜下血腫)
・神経系(パーキンソン症候群、脊椎後索障害、抹消性神経障害、てんかん発作、小脳障害、認知症)
・筋骨格系(骨・関節炎、関節リウマチ、骨折・脱臼、ミオパチー)
・視覚ー認知系(白内障、屈折異常、眼鏡不適合、緑内障)
⚪︎薬物
(睡眠薬、抗精神薬、抗不安薬、抗うつ薬、その他の抗精神病薬、降圧利尿薬、その他の降圧薬、血管拡張薬、非ステロイド性消炎鎮痛薬、強心薬などの心疾患治療薬、抗痙攣薬、抗パーキンソン病薬、鉄剤)
外的要因
⚪︎物的環境
・1〜2cmほどの室内段差(敷居)
・滑りやすい床
・履き物(スリッパ、サンダル)
・躓きやすい敷物(カーペットの端)
・コード類
・照明不良
・戸口の踏み段
・不慣れな環境
・不慣れな場所での障害物
歩行・バランス評価
病院で使っていた主な歩行・バランス評価を紹介します!
・10m歩行テスト
10mの距離の歩行速度を計測します。10秒以上だと転倒リスクが高まると言われています。
・TUG(Timed Up And GO Test)
椅子から立ち上がり、3m歩行し、方向転換後、3m歩行して戻り、椅子に座るまでの時間を計測します。
10秒以内が屋外自立レベル、20秒以内が屋内自立レベルと言われています。
・6分間歩行テスト
30mの廊下を往復して6分間で歩いた距離を計測します。400m以上で歩行自立、外出可と言われています。
・BBS(Berg Balance Scale)
評価項目は14項目あり各4点の56点満点です。45点未満は転倒リスク高いことを示します。
最後に
転倒には様々な要因がありますが一番の原因には高齢による筋力があげられます。次の投稿では自宅でできる転倒予防体操について書きます!
ここまで読んでいただきありがとうございますʅ(◞‿◟)ʃ