5.〜応急処置(RICE処置)について〜
こんにちは。
荒木魁人(あらきかいと)です。
今日は応急処置(RICE処置)について書きます!
・RICE処置とは
応急処置の基本は、RICE処置です!
RICEとは、Rest(安静)、Ice(冷却)、Compression(圧迫)、Elevation(拳上)の4つの処置の頭文字を並べたものです。RICE処置は、捻挫や肉離れなどのケガに対して行います。
1.Rest(安静)
損傷部位の腫脹(腫れ)や血管・神経の損傷を防ぐことが目的です。
テーピングで損傷部位を固定します。
2.Ice(冷却)
腫脹を抑えることが目的です。
ビニール袋や氷嚢に氷を入れて、患部を冷却します。
15〜20分冷却したら(患部の感覚が無くなったら)はずします。
それ以上長くすると凍傷する可能性があるため、
一度離して時間を置いてからもう一度冷やしましょう。
3.Compression(圧迫)
患部の内出血や腫脹を防ぐことが目的です。
テーピングや弾性包帯で軽く圧迫ぎみに固定します。
腫れていない患部周囲も軽く圧迫します。
圧迫しすぎると、血液の循環を妨げて循環障害を引き起こします。
圧迫の強さは、圧迫した部分の先がうっ血していないか、しびれが出ていないかの確認をしながらの調整が必要です。
患部を冷やしたことで、しびれを感じにくくなっていることもあるため、慎重に行いましょう。
4.Elevation(挙上)
腫脹を防ぐことと腫脹の軽減を図ることが目的です。
損傷部位を心臓より高く挙げるようにします。
足の怪我の場合:仰向けで椅子の上に足を乗せる。椅子がなければ足の下にタオルを入れる
手首の怪我の場合:椅子に座らせて手をテーブルの上に乗せる。または仰向けにして体の上に手を乗せる
早期のRICE処置は、ケガの予後を左右します。適切なRICE処置が早ければ早いほど怪我の回復は促進されます。
ただし、あくまでも応急処置であって治療ではありませんので、処置後はすみやかに医療機関を受診しましょう。
ここまで読んでいただきありがとうございます!
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