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【Book】「7つの習慣」~人生を成功させるカギは"習慣"である~

今回はスティーブン・R・コヴィー氏著の、巷ではキングオブビジネス書と言われている「7つの習慣」を読んでみての、噛み砕いた内容と感想になります。

大まかに分けると3部構成になっていますので、1部ずつ書き連ねていきたいと思います。

第1部『私的成功』

この部は「主体的である事」「終わりを思い描く」「最優先事項を優先する」の3つの章に分かれています。

「主体的である事」
人間には反応を選択することが出来るので、ただ感情に流されるだけでなく自分を律して、その時の最適解の回答を探して反応していく責任を自覚する。

「終わりを思い描く」
自分の葬式を思い浮かべてみたときに参列している人、読まれたい弔辞(終わり)を頭に思い浮かべ、そうした人間になれるように人生設計をしていく。

「最優先事項を優先する」
世の中の事象は「重要で緊急」というような括りを総当たり式で4つに分割することが出来る。
この括りで重要なのは①重要で緊急 ②重要だが緊急ではないの2つである。
その上で、予定を組むときには重要だけど後回しにしがちな②を優先的に一週間単位で予定を組むこと。

第2部『公的成功』

続いて第2部からは私的成功を収め、「Win-Winを考える」「まず理解に徹し、そして理解される」「シナジーを創り出す」の3つの章に分かれています。

「Win-Winを考える」
世の中にはどちらか片方が引く(Lose)ことによって成立する取引があるが、そうではなく双方が勝者となれるか、その見込みが無ければそもそも取引をしない選択をする「Win-Win or No Deal」が重要。
そうなるためには、日々信用の積み重ねを怠らずに人と関わっていくこと。

「まず理解に徹し、そして理解される」
誰かと話している時、つい共感するつもりが自分の体験談「自叙伝」を語りがちになっていないだろうか。
相手との信頼口座を貯めるには、本当に相手のことを理解したいと思うこと。
そのためには人の話を聴き、相手の心情を理解し、それを言葉として返してあげる。これができた時に話し相手との信頼が深まり、本当の意味で分かり合える。

「シナジーを創り出す」
上記2つの項目に加えて、自分と他人の意見の違いがあった時に反発し合うのではなく吸収し、お互いの意見を入念にすり合わせることによってより最適な第3の案を出すことが出来る。

第3部『刃を研ぐ』

上記の習慣全てを習得したら終わり!と言いたいところだがそうもいかない。
その習得した6つの習慣を恒久的に実行していかなければならない。
そのためには「肉体」「精神」「知性」「社会性・情緒」の鍛錬を日々こなし、私的にも公的にも成熟した人格形成に励むことによって本当の成功といえるであろう。

『感想』

私はビジネス書自体読むのは初めてだったのですが、673Pという分厚い本だったのにスラスラ読めてしまい、2週間で読み切ってしまいました。
若干冗長的な部分が数ヶ所あったなという印象は受けましたが、数々の人の体験談を交えつつ、痒い所に手が届くような構成になっていて非常に読みやすかったです。

特に第1部は「最優先事項を優先する」で、やらなきゃいけないけど後回しにしがちな事の重要性が改めて身に沁みましたね。
第2部では「まず理解に徹し、そして理解される」で、つい人と話していると自分の話に置き換えて話してしまいがちですが、聞く側に徹するという簡単そうで難しいことを徹底していこうと思いました。
この習慣を忘れないよう、定期的にまた読み返したい1冊でした。

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