学校に『しゃべくり007』みたいな空間を作りたい。
どうも!『しゃべくり007』が大好きなかいとです!
先日、株式会社すみかの世界観を構築するために『原体験ドリブン』の著者であるチカイケさんに週1で引き出してもらい、僕が作りたい世界観を図解化してもらいました。
チカイケさんは原体験の掘り出しと頭の中の妄想の引き出しと言語化のプロです。話しているうちに時間軸と概念のぶっとび現象が起きます。
そんなチカイケさんからの問いがこちら。
と聞かれて、僕がいつもワークショップやイベントを開催する時に目指すのは『しゃべくり007』なので
と答えると、チカイケさんによる職人芸が始まりました。チカイケさんに質問されるがままに答えていくと気がついたら僕が作りたい世界観が出来上がりました。
ゲスト×メンバーのハーモニーが奏でる笑い
『しゃべくり007』は2008年から始まったバラエティ番組。僕が中学生の頃に始まって毎週月曜日の22時を楽しみにしていたのを今でも覚えています。
『しゃべくり007』って毎回ゲストが変わるけど、毎回面白いんですよね。しかも、メンバーがただゲストをいじるとか、メンバーがふざけるとかじゃなくて、いじっているし、ふざけているんだけど、ゲスト個人の個性を引き立てて、ゲストの経歴に触れながらしっかり盛り上がってるんですよね。これってめっちゃすごいなって。
有田さんとか、ホリケンとか悪ふざけするけど、ゲストを邪魔しないというか、むしろ、ゲストを引き立たせるような笑いの取り方。それを温かく見守る福田さんと名倉さん。時にむちゃぶりを受けながらもしっかり対応する原田泰造。誰も否定することなく全員を大切にしながら取り仕切る上田さん。
楽しそうにしている彼らを観ていると、なんだか観ているこっちがほっこりするような番組だなっていっつも思っています。
『しゃべくり007』は誰も個性を否定しない空間。
司会をする上田さんはかなり強烈なツッコミをメンバーやゲストにしていますが、何だかみんな楽しそうですよね。
ほりけんとか、有田さんがふざける感じって、多分学校だったらだいぶ怒られていると思うんです。上田さんは彼らにツッコミを入れているんですが、そのツッコミによって、彼らの「ふざけ」が個性になって全体を調和しているように思うんです。誰も傷つけないこんな空間って本当素敵だなって思うんです。
学校では優劣をついちゃうことが多いです。「あなたは〇〇さんより成績がよくないね」という世界です。
むしろ、休み時間や放課後の生徒だけのたわいもないことで笑い合う時間が『しゃべくり007』に近い時間かもしれません。
ゲスト=大人を呼んで一緒に盛り上げる空間
そう思うと、子どもたちもその空間を盛り上げようとする力は大人以上になると思うんです。生徒が自分達でゲストの経歴や個性を引き出し、一緒にゲストのあれこれを掘り出す時間。
生徒1〜2名が企画を考え、その企画をベースにゲストの生き方や考え方を色んな切り口から知っていく。こんな企画やってみたいなーって思いました。
一方的に話す講演会に終止符を。
これは言いたいだけなんですが、もう全校生徒向けの講演会って限界だと思うんです。だって、一方的に受ける情報においてYouTubeが圧倒的に面白いからです。参加型の講演会ならまだわかるんですけど、YouTuberに勝てる自信がある人だけが講演会しましょ。正直つまんなさそうに聞いてみる生徒を見てるこっちがしんどいです。
その瞬間を全力で過ごそうとするから面白い。
なんで『しゃべくり007』がこんなに面白いんだろうって思ったら大きく2つの理由だと思いました。
「〜しようとする」という姿勢が大事になんです。生徒が「〜したくなる」設計が重要なんです。その設計をデザインするか。それが僕のしかけていきたいことなんですよねー。って大人向けにはITツール勉強会や原体験ドリブンのワークショップなどを通してできるようになってきたので次は子どもだけにやってみたいなーって。
大人とか子どもとか関係なく一緒に笑い合う
誰かと笑うってかけがえのない瞬間だと思うんです。
学校にもっと「いま、ここ」を楽しめるような笑顔になれる瞬間を作りたいんです。そのヒントが『しゃべくり007』だと思ったんです。
そんなことをチカイケさんに話していたら出来上がった図
こうやって、自分が作りたい世界観を誰かに話して言葉にしていくことで自分にしか作れない世界ができていくと思うんです。
それがミッション・ビジョンになっていくのかなと。社長さんってすごい。頭の中のことがサービスとして現れて、隅々まで表現されているってもう奇跡でしかない。ただその奇跡に再現性を作っているのがミッション・ビジョンなんだよなーと。
株式会社すみかとして成し遂げたいことの解像度もっとあげていきます。
最後まで読んでくれてありがとうございました。