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デッサン基礎解説 ~形をとる~

これまでのデッサン解説記事は、↓ページでまとめています

こんにちは

快適です・ω・

今回は前回の続きで、
鉛筆デッサン行程2 ~形をとる~ についてまとめたいと思います。


ポイント1「特徴的だと思うところから描く」

形をとるのは初心者がまず初めにつまずくところだと思います
(私もそうでした)

すべてきっちり本物通りに描くことは経験者でも難しいです

まずは見せ場になるところや特徴的な部分から形をとりましょう

レモンだとヘタの部分を描いてそこからだんだんと広げていく感じです。
上から下へとか左から右へ~と決めて描くより、
特徴のあるところを描いてからそれを繋げる様に描く方が、
大きな狂いがなく描けます。

ポイント2「比率を図る」

特に人工物や人体ではモチーフの比率が重要になってきます。
目で見た時の印象だけに頼らずしっかり図ってみましょう

机に乗るくらいの小さなモチーフは遠近感(パース)がほぼかからないと考えていいです。

実際のモチーフの比率を鉛筆をあてて図ってみて参考にしてみてもいいでしょう。

縦の長さは横の長さの何倍か?
この部分は全体に対してどのくらいの長さか?

などなどいろんな長さと比較するのがポイントです。

比率を図る際は画用紙を正面から見ることが重要です。

そのために、画用紙を斜めにしたら見やすいので画板(カルトン)を用意すると描きやすいです
画用紙は落ちてこないように目玉クリップで止めておきます。

ポイント3「線は濃すぎない」

絵を描くうえでは、
線という表現で面の切れ目や変わり目を描いているわけですが、
現実のモチーフには二次元である線はありません

アウトラインが濃すぎてしまうと縁取りがされたように見えてしまいリアルではなくなります。
ですので線は出来るだけ薄めのほうがいいです。

薄く描くのが難しいという場合は、
一度描いてから適度な薄さになるように練りゴムで消しましょう。

この時おすすめの消し方は、
練りゴムを棒のように伸ばして手のひらで転がす

『ローラー消し』です(私が名付けました・ω・)

不要なアタリの線や定着してない鉛筆の粉がきれいになるので、
形を取り終えた段階で一度ローラー消しをするのがおすすめです。

また、線に強弱をつけられると絵の立体感や見え方に変化が与えられます。
・手前にぐっと張り出しているようなところは線をしっかり
・奥にあるようなものはうっすら
・物と物が密着しているところはくっきり
・空間に溶け込んで見えるようなところはうっすら

など、線も表現のうちなので有効に使いましょう。

ポイント4「アタリの線は信じ込まない」

せっかくいろんなことに気を付けて描いたアタリですが、

形をとる段階でもう一度モチーフを観察しなおして本当に合っているか確認しましょう。

デッサンするときはいつでも観察が最も重要な作業になります。

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