デッサン基礎解説 ~描き込み~
これまでのデッサン解説記事は、↓ページでまとめています
こんにちは
快適です・ω・
今回は「描き込み」を解説していきたいと思います。
描き込みとは細かい部分まで特徴を描き込んでいく作業のことを言います。
描き込みをすることによって、
行程1~3で作り上げられた土台にどんどんリアリティが増していきます。
以下4つのポイントでまとめましたので参考にしてください。
ポイント1「色合いの濃淡を見つける」
自然物のモチーフの場合は、
色が変化していたり、濃淡にムラがあったりします。
前回の明暗の表現では基本的な立体感を意識した描き方で表現しましたが、
この描き込みの段階ではもっと小さな範囲に着目して色の変化を観察してみましょう。
ポイント2「縁に注目する」
モチーフの縁になっているところは特に質感がわかりやすいです。
ザラザラしている?デコボコしている?つるっとして光ってる?
どんな縁をしているかよく観察し描いてみましょう。
ポイント3「練りゴム・消しゴムもつかう」
絵は描き込みをしていくだけでは完成しません。
練りゴムや消しゴムで「消して描く」引き算をすることも必要になります。
光っているところ、色が薄く見えるところ、
などがあれば練りゴムなどを使って描いてみましょう。
鉛筆デッサンでは、
消しゴムは修正だけに使うものではなく絵具の白と同じ用法で使うこともあります。
白く見えているところ、明るく見ているところは消しゴムを白の絵具だと思って使ってみましょう。
↓練りゴムってなに??って方はこちらの記事を読んでみてくださいね↓
ポイント4「質感を表現するタッチを使う」
ここでもタッチを使いますが、
今回は質感を意識したタッチにするとよいです。
モチーフによって有効なタッチは違うので、
いろいろ試してみるといいと思います。
ガサガサしているものにはガサガサしたタッチ、
モコモコしたものにはモコモコしたタッチ…
言葉で書くと説明できていないみたいですが、
イメージしながら鉛筆を動かすことは本当に大事です。
簡単にはなりましたが、
細部の描写をしていくときのポイントをまとめてみました。
この作業で何より大切なのは「観察すること」です。
観察して感じとったものを絵に落とし込んでいく作業は、
難しいけどその分新しい何かを発見できたり、
充実感を得られたりするものです。
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