矢子さんのはなし
タイトルはいわゆるGL作品になるんだけど、登場人物のひとりに「矢子さん」というひとがいて、「レズビアンでアセクシュアル」の肩書きをもつ。(30.5話(番外編⑧)参照)
この場合のアセクシュアルの定義は「相手に恋愛的な好意を抱いていても性的な行為をしたいと感じない」というもので、アロマンティックとは別の、狭義のアセクシュアルとして定義されている。
矢子さんが野本さん(画像左、主人公のひとり)にビアンでアセクですってカミングアウトするシーンめちゃくちゃよかったな、、
残念ながらいまウェブでは読み返せないので単行本買ってみてほしいんですけど、、
たぶん30話くらいです!
ちなみに本編は野本さんと春日さん(画像右)が作って食べてwinwin!する最高ごはん漫画。
話数が進むにつれて個々のバックボーンがみえてきて、みんな言わないだけでいろいろ事情抱えてるものだよね、、でもこういう事情って誰かと分かち合いたいし、辛いときに辛いねって相槌うってくれるひとがそばにいる人生はすばらしいなって思う、そんなゆる社会派コメディです。
この作品はいろんなことに対してすごくフラットなので読んでいて気持ちがいい。
LGBTにしても家族のあり方にしても摂食障害に対 しても肯定的でとてもやさしい。
これは「なまぬるい」のではなく「やさしい」。
この作品だけじゃなくて他の作品も、最近はフラットな作品がすごく増えてきてうれしいな〜〜と思う。
いろんなごはん漫画、GL漫画があるなかで、この作品を特にたのしく読み続けられてるのは「フラットさ」が大切にされてるからだな〜とこの記事を書いていて気づいた。
あと登場人物がみんな心があったかくてかわいいんだよね、、
登場人物に好感をもてるかどうかも作品をすきになる重要ポイントだった。
アセクってなんぞや?の記録用としてこの作品を取り上げたけど、わたしはこのお話がとってもすきなんだな〜ってことを再確認しただけだったな〜
まあ矢子さんの件しかり、求めるものがちがうと傷つけあってうまくいかないんだよね、、
これは「恋人はアンバー」っていう映画をみたときも彼氏と別れたときもめちゃくちゃ実感したんだけど、、
アンバーの話はまたしたいと思う。
元恋人の話もまたいずれ。