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夢の映画館〜6人の嘘つきな大学生
IT企業スピラリンクスの最終面接でグループ・ディスカッションを担うことになった6人の大学生。
羽多野祥吾はその一人であった。
6人全員合格もありうるということが、突如一人だけ採用するというルール変更が出る。
それまで和気あいあいだった6人の人間関係にひびがはいリ始める。
そしてある日部屋の片隅に謎の封筒が置かれており、発見される。
その中には各自の過去の負の部分の告発文が同封されていた。
6人がひた隠す嘘は何か?
伏線の狙撃手が贈る青春ミステリーを映像化。
原作 朝倉秋成
主演 赤楚衛二 浜辺美波
監督 佐藤祐市
上映時間 113分
(談)
本のあらすじは上記の通りですが、ちょうど映画がタイムリーに公開、さっそく観てまいりました。
会議室のシーンが大半を占めて、そこで人間群像劇が展開されます。
前半は赤楚衛二が演じる羽多野祥吾、8年後の後半は浜辺美波が演じる嶌衣織が主人公を務めます。
この役割は原作と同じですが、それぞれの過去の負の要件が,若干説明が不十分だったり、抜けてたりします。
そのへんの粗が目立ちましたからね。
まあ映画の2時間枠で、本格ミステリーをまとめるのはなかなか至難の業かもしれません。
というのも原作ではあらゆるところに伏線が張られていてそれが後半のどんでん返しに繋がってきます。
ネタバレになるので詳しくは言えませんが、原作を読んでから映画を観ると、それが一目瞭然であります。
でも映像化においては観客を飽きさせないスリルやサスペンスが視覚的に要求されますので、細かい説明は野暮なことかもしれませんね。
まあ青春ミステリーとしては手応えがあったかと思います。
原作と映画は別、そんな感覚で視聴すると納得が行きますね。
では最後に予告篇をお楽しみ下さい!
○6人の嘘つきな大学生 予告映像