連載 タイムラブ 愛に時間を〜黒い陰謀③
「総統、お呼びですか?」
長髪に目には黒いサングラス、大柄の若者がドクタースミスに頭を下げた。
「おおっ、RYO指揮官、そちにぜひ頼みたいことがある。」
ドクタースミスは醜悪な視線を向けた。
「総統のご命令とあればなんなりと。」
若者は機械的な反応を示す。
サングラスではっきりしないが無表情にみえる。
「うむ。おい,データーを映せ!」
スミスは取り巻きの戦闘員に指示をだした。
前方のスクリーンに顔が映し出される。
「こいつらは海西シティーから潜入した捜査局のメンバーだ。我らが築き上げた偉大なる都市を破壊しようと企んでおる。
奴らはおそらく我らに近い富士の旧日本時空光学研究所に向かうだろう。
始末のため貝原を差し向けるが、いまひとつ頼りにはならん。,
おまえは貝原を陰で援護し、奴らを始末しろ!」
「承知しました。総統、この私が奴らを血祭りに差し上げてご覧に入れます。」
若者は頭を下げた。
‥ふふふ、それでよい。お前が奴らに合間見えたとき、とてつもない悲劇が起こるてあろう。
ドクタースミスは指揮官が出て行くのを見ながら不敵な笑みを浮かべた。
BGM
ゴールデンカップス〜長い髪の少女
ミッキー吉野が在籍したグループサウンズ。
歌謡曲的なものだけでなく、洋楽のカバーも積極的に取り入れてた。