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夢の音楽室

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2021年9月の記事一覧

トッド・ラングレン〜未来からきた音の魔術師

トッド・ラングレン〜未来からきた音の魔術師

2018年に行ったトッドラングレンのライブは筆者のなかでも特別な一つであった。
60年代から現在までの音楽生活を総括した盛りだくさんの内容でお腹一杯になってしまった。
現在73才、彼は今も精力的に活動を続けている。

トッドの音楽は記事のタイトル通り、音の魔法使いだ。
ビートルズやモータウンのソウルに強く影響を受けたモダンポップからイギリスのプログレやグラムロックを取り入れた多彩なサウンドだ。

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「見張り塔からずっと」をずっと追いかけて 後篇

「見張り塔からずっと」をずっと追いかけて 後篇

さてWATCH TOWER後篇へと続きます。

○1988年ロックの殿堂で行われたボブディランのセッションから。

バックがリズムを叩き出して、ジョージ・ハリスンが歌えて勧めてるんだけど、どうもディランの方が歌詞を忘れたのかな?
最初はジョージがやり出して、ディランが思い出したかのように歌い出す。
いまのコロナ禍ではまず出来ないステージ密だらけのコンサート(笑)

レスポール爺の目立ちぶりに遠慮が

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「見張り塔からずっと」をずっと追いかけて 前篇

「見張り塔からずっと」をずっと追いかけて 前篇

ALL ALONG THE WATCH TOWER 見張り塔からずっとはジミ・ヘンドリックスを聴くきっかけになった曲。
筆者はこの曲はずっとジミの曲だと思っていた。
それぐらいドラマチックなスケールの楽曲がまさかボブ・ディランの原曲とは知らなかったわけだ。
しかしボブ・ディランの音楽も触れてそれは間違ってることに気づいた。
元々はアコギを使ってカントリーロック調のバージョンであったがそれも良しであ

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ヤンアッカーマン〜最強のジャズロックギタリストか?

ヤンアッカーマン〜最強のジャズロックギタリストか?

ヤンアッカーマンはオランダのプログレバンド、フォーカス出身のギタリスト。
フォーカスはクラシック音楽、特にバロックを取り入れたロックが魅力的で人気を博した。

中でもヤンアッカーマンの独特のアウトスケールして流れるようなフレーズは通常のロックギタリストとは全く一線を画していた。
あえて近い存在といえばアラン・ホールズワースやスティーブ・ハケットや渡辺香津美だろうか?
ロックギタリストでありながら,

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カバーが活かす名曲大全集〜キャロル〜ジョニーB・グッド

チャックベリーが作ったロックンロールの偉大なスタンダードナンバー。
どれほどのアーティストらがカバーしてきただろうか。
矢沢永吉は今日が誕生日で72才を迎えた。
日本のロックのボスとなった今も走り続ける。
その原点はこのキャロル時代にあるのだろう。
コメントにもたくさん書かれてるが、このドライビングベースは本当に最高だ。
永ちゃん、お誕生日おめでとう❗️

ジョージハリスン〜ギターはイントロで泣いている!

ジョージハリスン〜ギターはイントロで泣いている!

元アンチビートルズだった筆者がなぜビートルズへ向かったのか?

それはポール・マッカートニーの「バンド・オン・ザ・ラン」とジョージハリスンの「ジョージハリスン帝国」がきっかけであった。

さんざんビートルズでないロックは糞、ビートルズだけが本物、周りにどれだけビートルズ信者が多かったことか。そのことでずいぶん遠回りした。
しかし、この2枚のソロアルバムで理解できた。
ビートルズもブリティッシュロッ

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カバーが活かす名曲大全集〜ピートタウンゼント〜アイ・プッツ・ア・スペル・オン・ユー

ピートタウンゼントてほんとはギターは弾けるのに何故か弾かない人ですね。
パットメセニーと共演ですが、パットの入る余地がないほど気合が入って弾きまくってます(笑)
まわりもハーピーハンコックとジャック・デジョネット、デイブホランドとジャズの巨人を固めてます。

ウィッシュボーン・アッシュ〜ハードロック+トラッド+プログレ+ウエストコースト?

ウィッシュボーン・アッシュ〜ハードロック+トラッド+プログレ+ウエストコースト?

プリティッシュロックは本当に奥が深い。
それはイギリスという国にもたらした20世紀のロックというジャンルは未来からみて英国史に残るのではないだろうか?

筆者はプログレオタクだが、だからといってプログレが本命ではない。
適当に選り好みして単に聴いてるだけなのである。
さてその中でもこのウィッシュボーンアッシュはかってステイタス・クォーと並びブリティッシュロックの国民的ライブバンドといわれた。

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