
【注文住宅】失敗しない間取りづくり
こんばんは。Satsuoです。
今日は、私が思う家の間取りづくりをお話させていただきます。
最初に申し上げますが、家の間取りは人の数だけ正解があると思います。
あくまでも主観であるという事をご理解いただけると幸いです。
Ⅰ敷地を知る
家づくりがスタートしたらまず間取りを考えがちですが、それはあまりオススメできません。YouTubeやインスタグラムで素敵な間取りを参考にしても、その間取りが敷地に納まり、法規や、周りとの環境に適したものとは限らないからです。極端な話、平屋が建てれるくらい大きな敷地でも周りが三階建ての家に囲まれていたら日光は入らず年中暗い家になってしまいます。
まずは、敷地と周りの環境を知り、その敷地の特性と自分たちが思い描く暮らし方を書き出してもみましょう。

Ⅱ配置計画を考える
次は駐車場とお庭の位置を考えます。目的である「家」を建てるためには外堀から埋めていく必要があります。車は何台あり、どのように駐車するのか。車を持たない方は、自転車をどこに置くか、お庭でBBQやガーデニングをするにはどのくらい大きさが必要なのか考えてみてください。家の外部に必要なものが多いほど、間取りづくりの前に配置計画を練りましょう。
駐車場、お庭の位置を決めたら必然と建物が建つ位置が決まってきます。
南側に道路があれば駐車場は南に、南の日光は一番明るく気持ちが良いのでお庭も南に。そうすると建物は敷地の北側に寄ってきます。
Ⅲ間取りづくり

Ⅰ,Ⅱを考えてようやく間取りづくりがスタートします。(歓喜!)
間取りはLDKの位置から検討しましょう。ここでハッと気づいた方もいるかと思います。そう、Ⅱで庭の位置を決めたので必然とリビングの位置は決まります。あとはキッチンやダイニングの並びを考えます。
次は家事動線!といきたいところですが、その前に重要なスペースの検討が必要です。ずばり「玄関」です。私は玄関の位置が家の機能性を決めると言っても過言ではないと思います。
なぜなら玄関は、駐車場、LDK、水回り全てのアクセスを司るからです。駐車場から遠すぎたら雨の日に重い荷物を持ってあがるのに苦労し、リビングから遠いと、配達や来客時に玄関まで移動するのが大変、水回りから遠いと外で浴びた汚れをまとったまま家の中を大移動。(少し大げさですが…)
など様々な弊害が生まれます。LDKの次は玄関の位置を考えましょう。
あとは階段、水回りといった小さなスペースをバランスよく収まるように考えましょう。(各スペースの配置については今後個別に解説させていただきます)
とにかく、今回私が皆様に伝えたかったのは間取りから考えてはダメだということです。周りの環境を知り、世界に1つだけの敷地にベストな配置計画を立てることこそが、失敗しない間取りづくりの最大のミッションなのです!
私自身まだまだ住宅設計は修行の身です。
しかし今時点で私なりに誰かの役に立てると思ったことは発信していきます。これからもどうか温かい眼で読んでいただけますと幸いです。
最後まで読んでいただきありがとうございました!