「react.dev のご紹介」を読んでみた。
2023年の春に新しくなった React の新しいドキュメントについて書かれたブログ react.dev のご紹介 を読んで、その内容を自分の解釈で要約してみました。
この記事は2023年3月に公開されたもので、僕が「本格的に React やらなきゃ。」と思わされた記事のひとつです。
今回の記事では、各見出しをブログ本文の見出しに対応させているので、見出し以下の本文を読むことでセクションの要約を把握できるようにしています。
tl;dr
「tl;dr」は、長すぎるという方のための要約という意味らしいです。
関数コンポーネントとフックを用いて、モダンな React を学べる。
図解、イラスト、チャレンジ問題、600 以上の新しいインタラクティブなサンプルがある。
旧サイトは 旧サイト として移転した。
※ 旧サイトのコンテンツはほぼ更新されなくなる予定。
新しいサイト、新しいドメイン、新しいホームページ
今回は「古いコンテンツ」と「新しいコンテンツ」を明確に分離するためにリニューアルした。
React は誕生から 10 年が経ったこともあり、スタートガイドを更新してモダンな React ベースのフレームワークにも対応した書き方をしている。
フックのあるモダン React に全面移行
2018 年に React フックがリリースされた当初、ドキュメントは「クラスコンポーネントに精通している読者」を前提に書かれていたが、新しいドキュメントでは、最初からフックを用いて React を学ぶことができる。
React を学ぶ - ゼロから React を学ぶ自己学習型コース。
API リファレンス - すべての React API について詳細と使い方サンプルが提供されている。
クイックスタート
クイックスタートでは、コンポーネント、プロップ、ステートの構文は紹介するが、使い方まで詳しくは教えていない。
コンポーネント、プロップ、ステートの詳しい使い方まで知りたい場合は チュートリアル:三目並べで学ぶことができる。
React の流儀 は、React について多くの人が「ピンとくる」きっかけになったチュートリアルで、リニューアルに伴って関数コンポーネントとフックを使うものにアップデートされている。
React をステップバイステップで学ぶ
はじめの2章は、これから始める人に向けたコンテンツ。
UI の記述 - コンポーネントを使って情報を表示する方法を学ぶ。
インタラクティビティの追加 - ユーザ入力に応じて画面を更新する方法を学ぶ。
次の2章は、より高度で難解なトピックスについて深い洞察が得られるコンテンツ。
各章は関連するページで構成されているが、本のように順番に読んでいく必要はない。
学習セクションのほとんどのページは、理解度を確認するチャレンジ問題が用意されている。
新しい、詳細な API リファレンス
API リファレンス では、すべての React API に専用ページが用意されている。
組み込みフック - useState など。
組み込みコンポーネント - Suspense など。
組み込みブラウザコンポーネント - input など。
フレームワーク向け API - renderToPipeableStream など。
その他の ReactAPI - memo など。
各 API ページでは、リファレンスと使用方法の 2 つのセグメントに分かれている。
リファレンス - 引数と戻り値のリストアップしている。
使用方法 - React 開発者が意図した API の用途を説明している。
そのほか、ページによってはトラブルシューティングや、非推奨 API に対する代替手段が用意されているページもある。
この次は?
新しいドキュメントはユーザーからのフィードバックを受け取る仕組みが用意されている。
React開発チームは新しいドキュメントを用意するにあたって、サンプルをつくりながら説明の誤りに気づき、React の設計のバグを見つけ、React の設計の不備を見つけて、品質をさらに一段階引き上げることができた。
いかがだったでしょうか?
React 開発チームの「今こそ React を使ってください!」と言わんばかり気概と心遣いを感じる記事ですよね。
「React を学ぶには、今がこれまでで最高のタイミングだと思います。」はもう殺し文句ですよね。
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