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圓子(Kaisla Metsälä)
2021年2月2日 02:03
読んだ本の数:6冊■回送電車 (中公文庫)ファンを自称しているくせに、随分久しぶりの堀江敏幸。エッセイとも評論とも私小説ともつかない、わたしの知っているなかでは唯一のスタイル。これだこれだ。1980年ウィンブルドン決勝を観ていないことを嘆き、読書を旅行になぞらえる一文に留飲を下げ、『趣味のゴブラン織』からの引用にすべての創作に通じる糸をみつけた2021読み初め。ことしは、また、未読のものをじ