訳:あなたのデッキはなくなります
タイムライン(dmvault仕様)
8/8 夜遅く 最新構築追記
8/9 昼頃 少し追記と修正
雑な記事タイトルで申し訳ありません。
こんにちはkaisindonです。
現在ドロマーギャラクシールド隆盛期とあって今朝自分も少しガチ用のリストの構築に手をかけていたのですが、アダムスキーについて考えている時に思いもかけず面白そうなデッキコンセプトが浮かび、その場ですぐにリストまで組み上がりました。本記事はその山についての軽い紹介になります。
先にガチ山でないとだけ言っておきますが、それを差し置いても面白いコンセプトではあると思っていますので、よければ見ていってください。
【リスト(仮)】
まだ今の所はかなりだらしないリストをしていると思います。《ファムファタァル》の召喚は軽減が必要、《ペングィーナ》のドローには横展開が必要で、《シャッフstar》に都合よく進化元を割けるとは限らないので、コマンド枠はG・ゼロで投げられる《皇帝ワルスラ》に一任する方が良かったりするでしょうか。一応[チェンジザ+ビックリイリュージョン]なんて線もありますね。
【デッキコンセプト】
赤青ムートピア基盤の出力を用いて、《クロスファイア2nd》下で[水のコマンド]に《秘密結社アウトレイジ》でパワーアタッカーを付与し、アダムスキーに侵略する事で大量に相手の山札を削って、ライブラリアウトでの勝利を狙う。
※以降言及するが今回はアダムスキーでの複数回の攻撃が必要
【構築に至るまで】
《ググッピー》の登場でムートピアの軽減&ドロー基盤が強化され、巷でも少し話題になっていた《ファムファタァル》採用の赤青ムートピアが目に入っていました。
そんな中で、トリガーに触れずにゲームを決められる優秀なフィニッシュ札《アダムスキー》のブレイク枚数をどうやって増やすかを考えていて、
進化元に〈ブレイク数が増える効果の付与〉〈攻撃の終わりにアンタップする効果〉〈パワードブレイカー付与+パンプアップ〉ひとまずこの位想定した所で、「パワードブレイカー」と言えばおなじみな167枚ブレイクを実現する《秘密結社アウトレイジ》に、さらには赤青ムートピアで過剰ドローを用いてフィニッシャーとして安定射出されていた《ファムファタァル》の他でもない「パワードブレイカー」の文言に目が止まり、ムートピア基盤で[パワードブレイカー持ちの《アダムスキー》に結社を付与する]筋でのデッキが見えました。
コンセプトを思いついてからは早く、盤面に《アダムスキー》の進化元となるコマンドと《結社》をGゼロで打つ為のアウトレイジの不足について、コマンド持ちのムートピアと、ドロー枚数さえ達成すれば同じくGゼロで無料召喚可能な《クロスファイア2nd》にすぐに達した為、少なくともこのコンセプトのデッキとしては、かなり回りやすい山ができるんじゃないか、と思った次第です。
実戦での補足として、現在のルールではシールドは全ての盾を一気にブレイクする処理となっていて、[パワードブレイカー」を付与して残盾以上に盾をブレイクできるようになった所で、アダムスキーの1回の攻撃で発生するブレイク置換は相手の残盾分のみのようなので、LOするまで山を削るにはアダムスキーでの複数回の攻撃が必要なようです(間違っていれば訂正頂けるとありがたいです)。その為基本的には《秘密結社アウトレイジ》を2発以上打つ必要があります。
【これまでの似たコンセプトの山や、従来の赤青ムートピアとの差別化点】
《アダムスキー》にパワードブレイカーとパワーアタッカーを付与する今回のコンボは、過去に〈オーラ〉を用いての再現が試みられていたようです。〈オーラ〉型では軽減が《チュパカル》、ドローソースは《ザハエルハ》と特定の札依存であり、それも半ば[2チュパカル-3ザハエルハ]と動かなければ扱えないような弱点がありましたが、今回のデッキはムートピア基盤でドローと軽減の役割を分散させつつ、ムートピアに一律にシナジーを発生させる事が可能になっています。特にペングィーナは一気ドローですから、1T中に手早く札を揃える事ができる点でリソース札としてのパワー負けのしにくさで上回っています。
また、従来の赤青ムートピアは何よりも《盾を殴りにいかなければいけない》点が弱点であり、解答のある対面にはあっさり負けてしまう場面も考えられた訳ですが、《アダムスキー》の獲得で安全なフィニッシュが可能になっています。
【採用候補案】
・セイレーンコンチェルト
マナに必要な札を埋めておいて、多量ドローした後で交換する為の札です。
・キリモミスラッシュ
ファムファタルが手につかないなという場合は、それでも赤を採用した上で採用圏内かなと思います。
・赤(単色) のムートピア
《ヴィランヒイル》等少数ながら存在します。《ファムファタァル》よりは器用に(細かく)横展開できる札はあるのと、勿論思想はマナ置き以外の用途で腐るので、赤のムートピアが腐らない程度に必要分採用できるならそちらの方が理想的だったりします。
・皇帝ワルスラ
《ファムファタァル》がある為、SAでない事は気になりません。前述したようにシャッフstarは横並び札でないデメリットを持つので、十分にムートピアを積んだ上で2枠程度割く形や、ワルスラを主軸としてシャッフstar側を補完枠と捉えた採用など考えられると思います。
・ケラパッド マイギア
赤マナ置きを必要としますが、ザエッサの劣化版として序盤の動きを補完する事ができます。ただし最初の札しか軽減できない為、おおよそ3T目には[ザエッサザエッサペングィーナ][ググッピーペングィーナ]等の限定的な場面でザエッサの役割を代替できる札という位置付けです。
・マイパッド
こちらは非ムートピアですが、アウトレイジの為フィニッシュターンまで置いておければファイアを用意しなくても済みます。初動9枚目以降&中終盤は余ったマナで出す札としてタッチよりで挿すのも面白そうです。
・チェンジザ&転生スイッチ&タコンチュ
実際の所、アダムスキーのギミックを採用しない場合でも、ファムファタル下ではそもそもチェンジザがSAとなり、cip時はムートピアを捨てる事で殴りながら呪文詠唱の機会を作れば、十分に札を引き込みながら下面《逆瀧》等でロックしつつビートが可能です。このような殴りながらの詠唱も見据えられる上で、詠唱先からアダムスキー条件を作るプレイを構築する事もできます。
・パーフェクトファイア
チェンジザから撃って強いアダムスキーを強化できる札です。
(そういえば言及してなかったので以下追記)
・激流王(下面がパワードブレイカー付与)
ファムファタルはSA付与を持っていますが、手打ちしやすいとか、置いておいたチェンジザから打てるのはあるでしょうか。
・カレーパンを食ってやるぜぇ
クロスファイア2nd+秘密結社のパッケージはGゼロのみで構成されており、SAコマンドさえあれば手札のみで動ける構築を作れる可能性があります。これを考える際は思想を重宝しそう(笑)ですね。
【8/8追記】
これまで手札から、コマンドの頭数(アダムで殴る回数)分《秘密結社アウトレイジ》を撃つ必要がありましたが、《かっ飛ばす者 ラカン》を採用する事で《ラカン》を道中の頭数にもしながら《結社》を必要回数撃つ流れが可能になりました。
この構築では軽く次のような事を意識しています。
まず、赤単色の札は能動で使える札が少なく、《秘密結社アウトレイジ》はまだ使い所がある赤単色です。
《ファタァル》《結社》これにプラスして《2nd》が赤の札となりますが、この内《ファタァル》は使用時絶対に赤マナ埋めを要求し、《結社》は埋める事が実質的に、詠唱回数を減らす事になります。
これに対し《2nd》はドロー枚数さえ達成すれば一切を気にせずに投げられる札であり、またこの手のデッキがコンセプトを通せなかった時に重宝する札であると読んでデッキを崩さずに赤を増やす意味で、多色ではありますが今回増量に踏み切っています。
とはいえ、2ndは多色で、(赤を埋めたいのはコンボ開始時までにとは言っても)赤として一番上手く機能させられるのは初手埋めに尽きますし、この赤単色枚数では引けなくても文句を言えないので、ドローと合わせて引いてさえ仕舞えばドロー後に手札の赤単色を埋める事が可能な《セイレーンコンチェルト》を採用する事で、最低限面目を保っています。
また、もし現状の赤枚数+コンチェルトが手につかなければ、ラカン2-結社4にして結社を気兼ねなく置ける札として捉えられる構築を次段階として想定しています。
加えて《皇帝ワルスラ》の枚数について、40枚の山に対してアダムスキーでのLOを狙う上で1試合に気持ち2.5枚程度回したいのと、相手の山枚数に関わらずアダムスキーでのフィニッシュ試行に唯一影響を与える札である事を重く見て4枚採用しています。オマケで自軍に常在で殴り返されない効果をつけるのも優秀で、出す事ができれば単純にビートとして強い盤面を作るのに寄与してくれる札です。
※一応ここでアダムスキーの裁定について触れておくと、アダムスキーでブレイク置換できなかったシールドについてはその場で普通にブレイク処理が入る為、相手の山札が奇数枚かつ残盾×2枚以下等でブレイクを置換できないような時にパワードブレイカー&パワーアタッカー1000000を与えたアダムスキーでLOを狙った場合、アダムスキーは不用意に盾を割ってしまう可能性があります。そこで割った盾から相手が山回復につなげる事はゲーム上全然起こりうる話なので、この点も頭の片隅に置きつつ丁寧にプレイできると良いかと思います。
【8/9追記】
《ファムファタァル》は通常6コスト、ビビッドローで4コストと、(元はチェンジザを出していた山ですし)通常召喚でも十分に払えるコストではあると思いますが、ビビッドローで使いたい際に《ファタァル》が手札に吸い付きすぎてしまった場面に対応できるムートピアが何枚かあるので、この項に加えておきます(画像後で貼れたら貼ります)
・イタツキバアタリ
序盤から頭数にしやすく、ファムファタルをすぐに山札の上に置けますが、赤枚数を必要とします。
・クロコケラ
生きたニンプウタイフーン。多色であるが故絶対に2コストで、手札を全て送らなければならない部分のデメリットもあり通常基盤からは抜いていますが、コンボパーツを引きすぎた場合《ファタァル》に限らず手札を交換でき、ボトムもケアできる為使える所は多そうです。
・ロッポウツラネ
効果は1/2ライオンナックル。ファタァルを赤を置いて撃つ以上そんなに強いと思いませんが、そもそもマナに置いた他の全ての札に触る事ができるのと、盤面での単体スペックから優秀な部類だと思っています。
ちなみにこの他には、尖りすぎですが《ニクジール・ブッシャー》の採用なんて線もあります。
今回の記事はアダムスキーでのLOをメインにしていますが、SAのムキムキワールドブレイカーが複数体並ぶだけでもおおよそ普通のデッキを破壊するのに充分ですし、今あげたような札を上手く使う意味ではデッキ名を[ムートピアワールドブレイク]にして十分に単色やムートピア枚数を取るというのも安定した選択肢の一つだと思います。
【おわりに】
ここまで記事をお読み頂きありがとうございました。
最後に、よければこの記事のスキ(ハートマーク)をつけていって頂けると執筆の励みになります。
ここまで、kaisindonでした。