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黒単アビスにおける、逆アポロへのループ証明について


8/8 追記修正

黒単アビスの構築に対する考え(簡易)

1、漆黒の深淵ジャシン帝を生かす

【黒単アビス】は、各ターンでは決まりきった手数しかプレイできないが前後ターンの行動とのシナジーを以て強固な行動を作るデッキ、だと考えており、
強い構築を考える上で、どの型をとっても共通して浮かび上がるポイントのひとつに《漆黒の深淵 ジャシン帝》をいかに腐らせず動きに組み込むか、があると思っている。

2の行動で墓地肥やしができなければ《漆黒》で相手の2コスクリーチャーを破壊できないし、だからといって肥やしを優先して2T目のパフォーマンスが落ちる2コス札を採用するのは本末転倒であり、2T目の行動としても強く、墓地肥やしが可能な2コス札を採用できるのが理想である(他の策として《アガルーム》の採用はある)。

以上の考えから著者がかねてより強いと思っている2コス枠が《サイバー・K・ウォズレック》である。

《漆黒》からの蘇生札として《侵入》×2というあまりに強い行動を持っているだけでなく、相手の墓地から呪文を奪ってさらなるストックを作ったり、特定の呪文のST達成条件を消したり、といった器用なプレイも可能。多色なのが玉に瑕ではある。

2、《ジャビビル》登場以降について

このカードの登場で大きく変わった事として、以下の2つを挙げておく
①押しつけ性能の向上
②ループフィニッシュが現実的になった

①について、急なフィニッシュが可能になったのも勿論だが、2でクリーチャーを立てた場合に《邪侵入》から蘇生してメタクリーチャーが出る前に面を広げるプレイが可能になったのが大きい。

②について、メタクリーチャー突破を兼ねる《アーテル・ゴルギー二》の採用意義も強固になった。ループフィニッシュを太く据える場合《アーテル》は最低3枚は欲しく、手札に来た時のプレイさえ一貫させれば《百発人形マグナム》の2枚採用も現実的である。

3、殿堂施行後の環境での立ち位置について

Tier1~2帯である【デイガファイアーバード》には《ポッピ・冠・ラッキー》の採用によって不利をつけるが、構築を寄せればギリギリ戦えるレベル。
【ラッカゴスペル】には有利であり、《ケシカス》採用で取りやすくもできる。
《マーダン》で相対していく【天門】には不利。

基本的なループ証明

1、漆黒のみでの無限墓地肥やし

①初期盤面
盤面 黒マグナム、ジャビビル、攻撃できる漆黒、黒1体
山札 ー
墓地 漆黒

②漆黒攻撃時効果漆黒、黒マグナム効果攻撃中の漆黒を破壊
盤面 黒マグナム、ジャビビル、黒1体、漆黒
山札 ー
墓地 漆黒

③漆黒効果、山札から1枚目を墓地に置く
盤面 黒マグナム、ジャビビル、黒1体、漆黒
山札 -1
墓地 山から+1、漆黒

1枚墓地肥やしした初期盤面

2、蘇生ストックを余す

①初期盤面
盤面 黒マグナム、ジャビビル、攻撃できる漆黒、黒1体
山札 ー
墓地 アーテル、α

②漆黒攻撃時効果アーテル、黒マグナム効果攻撃中の漆黒破壊
盤面 黒マグナム、ジャビビル、黒1体、アーテル
山札 ー
墓地 α、漆黒

③アーテル効果漆黒+α、黒マグナム効果アーテル+α破壊
盤面 黒マグナム、ジャビビル、黒1体、漆黒
山札 ー
墓地 α、アーテル

④漆黒とαの効果解決
盤面 黒マグナム、ジャビビル、黒1体、漆黒
山札 -1
墓地 山から+1、漆黒、α、アーテル

1枚墓地肥やしした初期盤面

蘇生したαを破壊せずジャブラッド効果を使えば(ボトムから)山札を回復できる

注意点

・黒マグナム、漆黒2体目、ジャビビルの3体が盤面にない状態の漆黒攻撃アーテル蘇生や、漆黒攻撃ウォズ蘇生からループ移行する場合、最初の2点は割り切りになる場合がある
・破壊ストックの処理順、cipの処理順は順不同

逆アポロへのループ証明

《ウォカンナ・ピエール》の採用なしでも《ウォズレック》及び《カナシミ》を採用したリストでは【逆アポロ】対面を含め到達度の高いフィニッシュを作る事ができる。

《漆黒》攻撃時に《ウォズレック》を蘇生して墓地から呪文を唱える場合には、コストを支払わずに呪文を唱える事になる為《マグナム》効果が余分に2回まで誘発し、本来全体としては有限ループ機構である【黒単アビス】の《マグナム》ループが無限ループ機構へと昇華する。

ループ方法

前述の、基本的なループ証明2を証明し、初期盤面を取り出す事で

・ジャブラッド効果を使用しなければ、一周ごとに山札を1枚墓地におき(強制)、初期盤面に戻ってくる事(1墓地)
・アーテルの蘇生効果(余剰分)を使いジャブラッド効果で蘇生したクリチャーを残す場合は、山札を1枚墓地におき(強制)ジャブラッド効果で山札を回復する事(1墓地+面生成+ジャブラッド効果)

がいつでもできる旨を伝える

《漆黒2枚、邪侵入を使わない場合》
ジャブラッド1回使用で漆黒を2体作り(この瞬間は2枚墓地なのに注意)、漆黒攻撃時ウォズ、ウォズ効果3以下呪文(カナシミ)、黒マグナムストックで攻撃中の漆黒とウォズを破壊

で山札以外は初期盤面に戻りつつ3以下呪文使用
ウォズから呪文を2回撃つ場合、破壊ストックが1余るので無限破壊ループが成立

《漆黒1枚、邪侵入を使う場合》
漆黒攻撃時ウォズ、黒マグナム効果漆黒破壊、ウォズ効果侵入→漆黒、黒マグナムストックでウォズ破壊とジャブラッド効果で漆黒残し、漆黒効果で1墓地

で山札以外は初期盤面に戻りつつ侵入使用
ウォズから呪文を2回撃つ場合、破壊ストックが1余るので無限破壊ループが成立

初期盤面を崩さない範囲で好きな数
・1墓地
・1墓地+面生成+ジャブラッド効果
・面破壊(orジャブラッド効果)

が行えるので、撃った呪文を墓地に落とした上で、面に1点クリーチャーを用意し、山札に好きなカード(枚数)を残して初期盤面に戻れる

これを用いてマグナムがあり攻撃が止まらない限り[1点→ハンデス→面を元に戻す]の繰り返しができ、【逆アポロ】対面にもこれを相手のシールドがなくなるまで行う事ができる。

《理想的な攻撃タイミングとその際の山札の状況について》
面を整理(タップクリ破壊、除去に対して裏目を減らせる任意の盤面の展開)した上で、
攻撃可能な漆黒・攻撃可能な1点クリーチャーがおり、最後に破壊ストックをジャブラッドに回し山札に好きなカード(枚数)を残した状況(初期盤面→破壊ストック生成か、1墓地+面生成+ジャブラッド効果を使用した上、適宜1墓地で調整した局面)

注意点

・《マグナム》がある間は、相手のトリガークリーチャーは出た時に破壊される
・《ジャブラッド》効果の使用タイミングは前後させてもよい
・《アビスベル=ジャシン帝》の離れる時の置換効果をディスカード機会として活用できる

おわりに

新しいルートの発見など、進展があれば随時追記しようと思います。
ループの整理にご活用いただければ幸いです。

ここまで記事をお読み頂きありがとうございました。
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