ブレスラマーシャル(クイーン)【アドバンス】
◇サンプルリスト
◇新弾カードギャラリー
◇作成の背景
《星龍の暴発》×《ブレスラ》のパッケージを採用したマーシャルクイーンについては、2023年5月にCS環境で結果を残してはじめて脚光を浴びたが、サガ期になまじ順応していた事もあって記事こそ出していないものの、著者にとってはそれ以前から愛用し記事を書こうとしていたデッキだったという背景がある
そのうえで新弾ではマーシャル(クイーン)の強化パーツと、ザビミラループの強化パーツでもある《ウォカンナ・ピエール》が同時収録されていた
また、新弾のマーシャルは新規札をフル活用した構築に一定の強さこそあれど、キルターンや暴発ギミック自体にはさほど変化がなく、今回再度マーシャルを触って最終的に追い求めたものが以前と大して変わらなかったというのがあり、マーシャル再整理の中でこの基盤に行きつくべくして行きついた
◇セールスポイント
《ブレスラ》×《ベンゾ/暴発》
前弾の《超光喜 エルボロム》の登場でより普及した組み合わせであるかと思うが説明すると、
マーシャルの機構でこの2枚をトリガーさせ《暴発》から解決すると、既にある水文明のクリーチャーに加え闇文明の《ベンゾ》を盤面に用意できる事で、《ブレスラ》でルーター効果&蘇生効果2つを使う条件を満たす事ができる
条件を達成した《ブレスラ》だけでもソリティアの継続に必要な[ドロー+次の暴発ギミック]のストックを用意可能な程の到達度であり、
《ブレスラ》と《ベンゾ/暴発》の2枚をトリガーさせた場合には通常の動きに加えて《ベンゾ/暴発》の残盾ST付与と1回のガチャ券が無料でついてきている状態と見做せる
《ブレスラ》と《ベンゾ/暴発》のどちらも(条件を満たせば)単体として優秀な暴発トリガーな上で、2枚のみで再現可能なコンボであり、通常のマーシャルに比べても格段にチェイン性能が上がるというのがこのギミックである
《ザビミラ》1枚ループ機構
《ザビミラ》の枚数を誤魔化してループする方法として、アドバンスではこれまでに
などの種類が限られた固有パッケージがあったが、今回のデッキも《ザビミラ》1枚でループ可能なパッケージを搭載できた基盤となる。具体的には以下の通り。
《グラン・ギニョール》は《CRYMAX ジャオウガ》等を最終到達点としていたこのデッキで《ブレスラ》条件の生成要員かつ小回りのきくトリガー持ちカードとして元々採用されており、
ブレスラマーシャル(クイーン)の《ブレイン・スラッシュ》及び《グラン・ギニョール》、または単体として・マーシャルの暴発札としての同札群には元々一定の強さがある為、
このパッケージはこのデッキが星龍マーシャルだからとか、ギニョールの枠をアトランティスでも代用できる、とかいった理屈以上に強い機構となっている
また、禁断採用デッキがはびこるアドバンス環境では、対禁断で別のカードが必要になる《デリート》フィニッシュよりも《ザビミラ》によるLOフィニッシュの方がフィニッシュの到達度が高い
(ただし、《デリート》は相手のメタを無視してフィニッシュできうるカードである点で優秀。また禁断を採用しなくても、《CRYMAX ジャオウガ》採用時には鬼starMAXでの置換+デリート、《終末の時計 クロック》採用時にはクロック解決での解放ケアによるフィニッシュ方法なども取れる)
自由枠を多く取れる
初動群に新弾の基盤を搭載する場合光文明の枚数は気にする必要があるものの、基盤の到達度から言ってかなり自由枠を取れる
(ライベルについてもブレスラを介して蘇生が可能な為必ず4積む必要性も低くなっている。またベンゾ/暴発は光文明の枚数増加にも貢献しており、歌劇団に頼らずとも新弾の初動群を採用しやすい)
マーシャルとしての限界点こそあるが、理想的な構築の模索の余地を残しているデッキだと考えている
◇ザビミラ1枚でのループ方法
初期盤面
面にイソレイト、墓地にギニョール、手札にザビミラ
①イソレイト攻撃時、墓地からギニョール、手札からザビミラ、手札マナまたは墓地から効果を使いたいクリーチャーA
②ザビミラ効果、攻撃中のイソレイト・ギニョール・Aの3体を破壊してザビミラ
③ギニョール効果でザビミラバウンス
これでAの効果を任意回数解決できる
無限カシオレ+無限ロワイヤルならほぼ確実にウォカンナを拾ってくる事ができ、拾ったら使う札をウォカンナに切り替えてLOループ
ただし、ギニョールを使用したループでは面のクリーチャーを増やす事ができないので、イソレイトから出す2枠を消費してクイーンやライベルを用いてストックを作る場合は、そこでギニョールやザビミラを探してアタックキャンセル、またはループまでつなげる必要がある
◇その他、回す際の注意点や検討枠など
・ザビミラマッハでBSR侵略
相手のペルフェクト下では、ザビミラ以降イソレイト生成とBSR侵略までに出るクリーチャーはすべて召喚ではない事を生かし、イソレイト効果でマッハファイターが付与されているザビミラで相手のペルフェクトに攻撃しBSR侵略でペルフェクトを破壊する動きを取れる。このデッキで多用するかと言えば怪しいが、これはザビミラループを使用する上での必須知識である。
・ライベルモットチェンジドギラゴンX
ブレスラの条件を作りつつライベル効果で暴発が可能、チェンジ元を回収できない事には注意。
・ベンゾ素出し
ブレスラ、ベンゾ、ライベル、歌劇団等が当たりとなる為、手札が芳しくない時はかなり4マナ払って素出しする
・カシスパイン下面の活用
面にクリーチャー用意が必要なデッキと対面した際、下面をうって殴り返す事で1ターン貰う動きを取る
・ライベルにジャストダイバー付与
ロワイヤルが出たターンにその上にライベルを進化させる事で、仮にロワイヤルやライベルが殴っている状況でも、トリガーからの除去の芽を摘める
・キールロワイヤルのメクレイド周り
カシオレで見て確率をあげる、ほかにアンタップしているスプラッシュクイーンを作らないとライベルモットが解答にならない、この2つに注意
・マナ置きについて
通常のマーシャルより多色が多いので、マナ置きでパーツであれ躊躇なく置いてなによりマーシャル着地を目指す意識が重要。最初のザビミラも元気よくマナ埋めしてしまってOK
・確定枠の札について
ベンゾ/暴発
今回はザビミラの頭数の笠増しにも貢献している。
マーシャルでの使用においてはアトランティスやインパルスで使いまわす事ができる点、残盾を減らす札である点、残盾が1の場合でも非トリガーを2枚暴発させる挙動が可能(※)な点、この3つを意識しておくといいかもしれない
ブレスラ
アドバンスではザビミラ×イソレイトで事足りているが、オリジナルでは実質の墓地回収枠としても活用できる
・検討枠:ブルー・インパルス/「真実を見極めよ、ジョニー!」
採用候補の筆頭格。メタ除去と受けの役割を兼ね備えた上で、自クリの使いまわしや、クイーン・ライベル間(同じ札どうしを含む)の移行をスムーズに行う事を可能にする
・検討枠:BFFモーメント
デッキと相性がよく、受けられる範囲が広いトリガー
・検討枠:アーテルゴルギーニ
失敗して討ち取られたマーシャル+進化元を蘇生したり、ブレスラから蘇生して強固な面を形成できる点、デッキに厚みを与える役割が期待できるかもしれない
・検討枠:マティーニ
ザビミラで誤って元ある面を砕いてしまった場合、多少復帰を楽にできる
・検討枠:中盤のルーター
具体的にはパンドラの記憶、なぜ離れ、サイバーブレイン、流転など
クイーンからライベル+ドロソをうちライベル攻撃時効果からソリティアを狙う場合のドロソ枠、をブレスラである程度代替できるのもあって、中盤のルーター枠は現状削りがちとはなっている
・検討枠:アクア・三兄弟/ジェイシーエイ・ホール(7/23追記)
使用初期から使っていたが忘れていたので追記
《ブレスラ》だけでもマーシャルにとって最低限の到達度を持っている事は前述した通りだが、水闇2色持ちのサイキックを出す事で《ブレスラ》条件達成に加えて手札交換効果を使える、《ブレスラ》との2種踏み札の中で上位に位置するカード
単体でも相手ターン中には《プリンプリン》や《ミラクルスZ》を呼べば受け札に、自ターン中には《カミヤ(以下略)》での面除去、《オンセンガロウズ》でのcip倍化(召喚限定)が狙える
・検討枠:オーパーツ
ライベルに寄せる必要はあるが、ブレスラ条件を作れるので革命チェンジループをしなくてもこのデッキでは強い可能性がある
・検討枠:サプライズホール(/エナジーホール)
進化元として《マティーニ》、ブレスラ条件要員として《イエス・コレヨリ》(等)、遅延札として《ガガ・パックン》を呼べる光文明のトリガー。エナジーホール面では《マティーニ》に加えて《オンセン・ガロウズ》を呼べる。次元は最大5枠を開けられるので、汎用性の高さから採用の余地は十分にある
また、次元を積む場合は同じ枠で相手ターン中の《ザビミラ》蘇生時の妨害系を積めるとなおよい
・アドバンス環境での立ち位置について
対策を施したところでゼナークにはガン不利です。有利まで見える卍夜がおかしい。
おわりに
ここまで記事をお読み頂きありがとうございました。
最後にお手数ですが一手間かけてこの記事の拡散や、この記事の♡マークを押して頂けると嬉しいです!
written by kaisindon