青黒パペットハンデス所感(オリジナル)
こんにちは、kaisindonです。
先日DMvaultのオリジナル対戦卓にて、今回紹介する山を使って14連勝を記録しました。
(で今回もまた書くのですが、最近の無料記事で多少実践しているように、自分の気負いがちで自己判断でコンテンツそのものの生成を阻みがちな性格を受けて、出来るだけ簡単に「まとめて」おく意識で書いておきます。内容に入る前に前から思ってて最近もぶり返してる事をここで一つ言っておくと、人の境遇とか思考の習慣とかに依存する所でしょうが、やっぱり1から1しか学べない人と10学べる人がいる、人とまで言わなくてもスタイルがあるんじゃないかって気がしています。)
では内容の方へ移ります。
※諸事情で一旦各札の画像挿入無しで投下します。
【構築】
アドバンスの同タイプの山の《罪ド》枠を《学校男》に変更し(てオリジナルにブレインコンチェルトの枠をアダムにし)た構築になります(コオニ枠について《学校男》と呼称しており、実際の使用も《学校男》で行ないました)。
オリジナルで実際検討されていたかについては著者は無知に尽きる所ですが、アドバンスの山を使用した際《罪ド》のGRが、試行回数や捲れる確率も含めて、勝敗を分ける程の札として機能させられる盤面がそこまで多くない(勿論場面場面の最大値はあるが全体を通してGRの”採用”が決まって勝敗を分けている程ではない)と見えた為、今回オリジナルで学校での代替構築を試そうという運びになりました。
【このデッキの回し方】
※整理するとかいった以外で初歩的な事をあまり書く気はなかったですが、人当たりがいい人認識されてる訳でもなさそうですし固定フォロワーを獲得してるとも言い難く文章を勝手に運転すべきか定かではなく、一部の方からも文句がきそうだったり、あとは単純に必要な人もいそうなので書いておきます。
(↑人間と人形の中間みたいな感じなのでデスパペットとか堕ちてなかった頃のデスパペットって言われても違和感ないかも?)
[動かし方]
《ジェニーの黒像》や《コダマンマ》の種族〈デスパペット〉に《ペットパペット》のG・ゼロ条件を満たせる事を利用して序盤から〈唐突で、柔軟な、〉ハンデスで圧をかけていく。
中盤から新環境注目札の《ナーガのリング》で手札リソースでのゲームをコントロール、盤面を《学校男》《ブレインコンチェルト》、トップ解決の可能性を《ゴキーン》で処理、《パーフェクトダークネス》も活用しながらゲームを引き伸ばしたのち《神の試練》への到達から〈無限試練〉のループへ移行してフィニッシュ。
[試練ループの方法]
〈必要コスト8〉
①試練で追加ターン→ブレインコンチェルトA→山上から試練、コンチェルトBの順
②追加ターン試練をドロー→試練→ブレインコンチェルトBドロー→ブレインコンチェルト→山上から試練、コンチェルトAの順
ちなみにこれを利用して無限追加ターンの証明もできない事はないですが、最悪全ハンデスされても積み込みなので山を触られなければ干渉不可能で、普通ゴキーンと学校と決断くらい手札か墓地に回っていますし、ブレインコンチェルトで墓地が移動した段階でナーガを噛ませてハンデスさえできるので、ちまちま殴っていけばここから負ける事はほぼありません(マンマかあればライブラシールドまで見れそう)。
【採用札への考え方】
※以下、書くべき順序を意識して簡潔に言及
コダマンマ(×4)
(真面目に使えるの久しぶりなので何気嬉しい)
・《パペット》および《ナーガ》+《パペット》の出力を考える意味でのフルスロットでの採用(最大値意識)
・《ジェニコ》、《ジェニ1》等も存在するが《盾を減らさない》《盤面を見れる》という点で他を採用する場合、その効果が結果に出る程かと言えば怪しいかと思う
ただし《ジェニ1》はランハン札であり《ブレインタッチ》や《ザビバレル》と比較してみて分かるように微妙に違った札が多い。やや飛躍させて言えば《ジェニコ》は《イワシン》や《爆撃男》を能動で捨てられる、《ジェニ1》は3-5で《ジゴクパルテノン》につながるとか、各札それぞれに構築レベルで寄せる意味は存在しうる。
ナーガのリング
・ドローかハンデスかの選択では、ドローでは「《パペット》を引く可能性がある」事が意識すべき分岐
・この札で《パペット》を拾う事が出来るので、《ガイアッシュ》警戒等では即時で打たず抱えておいて《パペット》→《ナーガ》の順で使用してハンデスを一度に集めるプレイは重要
・この山にしかない画期的な使い方として、《ナーガ》下で《ゴキーン》で自分の墓地の札を移動させる事で2コスで回収や多量ドローが行える
・やや勿体なく見える点としては、5マナのターンに使用すると1コスト余ってしまう部分が挙げられる
ジェニーの黒像
・除去されにくい2コスデスパペットである事が他との最大の差別化点
・1枚目があるからと言って無意識にマナにおくべきではない(重要、以下に解説)
これは《コダマンマ(以下マンマ)》にも共通の話である。
まず、《マンマ》にも多少固有の役割が存在するものの、「2コスで盾1回収という効率の《マンマ》」が「青黒パペットハンデス」において、「Gゼロ要員」意外でどんな対面でも明確に持つ役割として見えるのは基本的に「《試練》の回収」のみであると言っても過言ではなく、《試練》が見えている際に意識をせずにマナに置かれる事は想定がしやすい。
これに同様に「Gゼロ要員」として1枚目を建設できた《ジェニーの黒像》も、基本コンセプトでの役割からすれば2枚目以降の価値を考える事もなくマナに置いてしまったり、握られる際にほかのデスパペットと互換的に考えられてもおかしくはない。
しかし、これら2枚はデッキ内の最低コストである「2コスト」かつ「純単色」であり、中盤以降他の札と組み合わせて投げやすいコストに収まっている為、他の互換的な札に対して、マナカーブにおいて「使っていきやすい」札である点で大きく差別化される。
その上で「青黒パペットハンデス」は「基本ハンデスに一貫している」「リソースはドローと墓地回収のみ」「マナブーストができない」こういった点に現れるように、暇があればリソースを伸ばしていける「アドバンスダークネス」と比較すれば分かりやすいが「出来る事が限られている」タイプの山である為、安易にマナに置いて使用機会が削がれる事がデッキの出力に響きやすい。
《マンマ》であれば、やる事がない際に持っていれば盤面を作りながら盾からリソースを回収できるし、《ジェニーの黒像》であれば、最低コストのハンデス札であり《マンマ》にも同様に《ブレインコンチェルト》の対象、同時に除去されにくいカードタイプとしてより継続的に同札の対象にできる札を盤面に用意できる。
さらに《ジェニーの黒像》に限っては、今回採用していた《アダム》建設プランにおいては明確に《マンマ》より優秀な盤面形成札となり得た。
アダム
・以下の文章にて解説↓
おおよそ対〈赤単〉や、簡単に殴り負けしやすかった〈ダムド〉を見てのもので、残ったアタッカーの処理、トップ解決の補完、等の役割を持つ。溢れた盤面を取る意味では中盤以降《学校》の役割を持ちつつ、盤面を見るのが急務である時に回っていれば、例えばその遅延を以てハンデスプランから、ビートプランや試練プランへの切り替えを図るとかいった具合の意識での採用である。
あくまでこれは、〈tier1〉タイプの山がやるような〈補完的採用〉である。一応「青黒パペットハンデス」の最大値ムーブは、最近アドバンスでネット大会優勝を果たし連日そこそこ入賞が続いているように、環境山も視野に入れる事が可能なレベルではあり、このデッキの限界でもあるにせよ〈強み〉としての能動ムーブを持っている、とある程度は固定観念的に見据えた上でのアプローチである。
〈tier1〉タイプの山を本気で見たければ、低コスト単体メタとして独立した《マガツカゼ》を検討するべきと思うが、今回はそこまで根本から壊すアプローチをせずにとどめて使用した形である。
【ハンデスとは、の色々】
※ちまちまセルフ&ランダムのハンデスをするタイプ、また今回のデッキに対してでの言及を含む
・〈最速のハンデス〉はマナ置きを含め〈初動〉を摘む為のプレイ、〈ハンデスを1Tに集める事〉は確実に落としたい札をできる限り落とす為のプレイ
・《バイケン》等以外で普通セルフ→ランダムの順にハンデスを進める理由にもあるように〈ランダムハンデス〉はセルフより当然(深読みしなければ)核となる札を落としやすい
・どんなタイプのハンデス札でも「相手の手札が0に近づけば」基本的には価値が上がっていく
・「相手の手札を0にできない時」にはできる事の最大値でもあるが、「ランダムハンデス」は起死回生の一手であり、時には唯一の有効手段である
・使いたい札と置きたい札のどちらかを、マナが置かれる前に先手で落とす事で「マナを置けない状況」を作る
・マナがない状況での中盤トップ「サイバーブレイン」は弱い
・仮に一旦こちらの手札が0となる結果であっても、相手のリソースムーブが崩壊しているなら正しいプレイでありうる
・全ハンデス下では、相手のマナが伸びきっていても、相手の墓地依存で《ゴキーン》1枚で実質ロックしている事になる
【その他】
※現時点
・プレイ意識として、水文明を同ターンに2枚使用しうるのと、水に純単色が存在する事を含め、
・採用候補案
《ザビバレル》特にビートに対する有効札として。
《星》「星から見て使えるかどうか」の天秤にかけた場合使える側。
《シャッフ》今回はよくもしっかりとシャッフより”綺麗”で新規ギミック内で汎用的であるかわりに”不完全”な新プール札にに手が伸びたなとは思うが、勿論これや《イグゾースト》は言わずもがな優秀である。
《ゴキーン》と相性がいいので併せて枠があれば《アダムスキー》も視野に入ってくるが、《アダム》は赤単に対して、相手が寝ていれば《テスタ》を含めて〈タマシード〉の数だけ実際に盤面を破壊する事ができるし、4の札としては《栄光ルピア》や《テスタ》《QQQX》をも勝るラインでありながら〈6000ライン〉につぐ5000と、相打ちも込みで〈6000ライン〉以下を片っ端から討ち取れ点は特筆すべきである。
《クローチェ》著者にとってはデッキパワーを考える際必ずと言っていい程よぎる札であるが、《ゴキーン》と相反するものの、通常の使い方に加えて《ナーガ》とシナジーを持っている。《ナーガ》は《ナーガ》自身か、対自分での墓地移動効果の使用でないと反応しないので毎ターン使えるとは限らず、採用ならフィニッシュの考え方もろとも変わってくるだろうが一考の余地ありか。
(※以前も似たような言及をした事があるが、クローチェは言わば「綺麗さっぱり元通り」な札、サイクル的には「オリオティスジャッジにも近い」札なので、トップ操作以外では魔天ナンバーのような、より全体に対して、空間に対して圧をかけるような札が有効な訳である。無論ここで言う空間とは札の使用であり立ち返ればマナリソースであって、クローチェ以後にマナを全て持っていけば詰みである。)
《1コストの札》ナーガの残念な部分を補完できる可能性から。《ブラッディクロス》(←個人的にスキ)でのLO&ゴキーン補完&掘削、零龍ギャスカ系の1コスサイクルのようなシナジー札及びブロッカー、さらには《ジェニーの黒像》には手が届かないがパペットを拾える《アストラセンサー》等様々想定できる。
《魔天やナンバーについて》おそらくは確定で必要という事はなく、また前者はタイミングありきである。後者に関してはtierトップを見る事ができる可能性を残しているが、メタ以外の役割は持てない。アドバンスであるとオリジナルよりも「埋められないリソース差」が生まれやすい為相対に前者の価値は上がるが後者は対応力の観点から言ってオリジナル向きである、というのがそれぞれの札の立ち位置であるかと思うが、数によるちまちまとしたハンデスの継続とゴキーンで見る、そしてその動きで使用可能マナを埋めていくという意味では、後者が使える場面も限られてくる。ただし両方に共通して、噛み合って機能さえすればよりどんな対面に対しても「完全ロック」盤面を形成する事ができる札であるから、tierトップを倒すなら充分に採用圏内と考える。
【各対面への認識:随時追記】
※サンプルが足りないものは推測も多分に含みます。そもそもオリジナル自体総デッキタイプ数が多すぎるのでそこそこの言及で控えるつもりです。
・赤単:先手2T轟轟(届かない域)は絶対に無理。全く不利であるが今回は《アダム》の採用で勝ち星を挙げる事ができた(しっかりと見る意味では、今回の連勝とは別に複数枚採用の構築も検討)。
・JO:ダムは上から引いて出されやすいが、その他は最速のハンデスから設計図+セルのどちらかを落として詠唱を再現し序盤は抗っていきたい。序盤以降は「侵略札(《キャンベロ》と《進化モモキング》)」の枚数を抑える事に成功すれば勝てるイメージで、環境トップとしてはそのままでも見やすい方である。
・グルメ→《巨大》のリソースを見る事ができないし、シナジーも相反しているので半ば割り切りかと思う。長期戦に持ち込めば《ブレインコンチェルト》で墓地を空にするのも解答になるか。
・青魔→根本的解答を積まないのであればグルメ同様にシナジーも相反している、大まかな区分での割り切り対面になるか。基本的に即死打点であればどんな山に対しても弱く、盤面を作られれば対応に迫られる意味で後手後手になりがちかと思う。
・タマシード系や青黒スコーラー
自分の動きに回しただけで簡単に《試練》で追加ターンを取れる程甘くはないし、やはりリソースを抑制し続ける事で干渉する事にはなっていく。
タマシードはこちら視点で除去不能なカードタイプなので相手が《ナーガ》を積んでいたりすると厄介だが、総枚数を0にできない場合でもフィニッシュ札等の核をランダムハンデスし再起不能を狙うプレイには余地がある。
・アナカラーの山→1-1交換のリソースゲームで停滞が生まれがちだが、デッキの質は相手の方が上手である事が多い。同等に戦えるがプレイの緩急込みで突破口を作られれば負けるので、各方面に気を配った慎重なプレイがまずは必要かと思う。一応《ブレインコンチェルト》で相手の墓地を返す事も可能だが、《デドダム》は《ダークネス》から即時で蘇生されてしまうし、《ダムド》を山に返してもトップの一枚棚掘られれば意味がない。盤面を止めつつ自分の動きを取る方がプレイとして上手になりがちかと思うので、《ブレインコンチェルト》のような「遅延」札も使いつつダークネスや学校等の「除去」札をより効率的に使っていくべきである。同様に山札縛りは《ゴキーン》で行うが《決断系》が有ればその効用は定かではない。
・龍系その他ビマナやカツキンガイア主体の有象無象→序盤からブーストをしてくれるのはこちらからすると実質のハンデスである。「パワー」を引き換えに「札の棲み分け」に迫られている(ミラクルメンデルから中盤札の流れ等の限られた動きを前提としている、ハンデス枠、除去枠、等棲み分けがされていたり、《ヒャクメ4》等の〈汎用札〉が採用されている、とか)ようなだいたいの山はゴキーンで縛りやすい。オリジナル環境おなじみの《ガイアッシュ》(パペット詠唱に反応)《カツキング》(盤面を不用意に作らない)に意識を配りながらのプレイが基本となる。
【おわりに】
いつもの癖でか途中からだらだら書いてしまった部分もありますが😔、少しでも読んでくださる方のお力添えになれば幸いです。
ここまでお読みいただきありがとうございました。
最後にこの記事のいいねを押していって頂けたらとても嬉しいです!
kaisindonでしたー。