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初めて視たオーラの色は青

今から6年ほど前の2015年、脳腫瘍の手術をして3年以上かかってやっとまともに社会復帰した頃の話になる。


勤務先から近い洋食屋によく通っては、そこで仕事のストレスを解消していた。
そこのお店の常連客とたわいもない話をする事が楽しみにもなってきたある日、話題がオーラの事になってきた。
昔オーラを扱った人気番組があったことも手伝って、オーラで盛り上がってきた頃、誰かが「オーラって見えるものなのかな?」と言い出した。

ここで皆で近くの人(従業員も)を見て、オーラが見えるかやってみる。

結果、皆が『見えない』『よく分からない』と口々に言う中、それは起こった。

何故か私だけ視えた(と、感じた)のだ。



青、それも濃い青。
その人の全身が、
その青で包まれているように視えた。
しかも、ただの青ではない、『海の青』だとハッキリ知覚した。
頭にイメージが浮かぶ。
深い海に潜って行くような感覚。
そして潜る行為は、『深く考える』事に相当するとハッキリと知覚した。

その事をそのまま、視えた相手に伝えた。


すると、その人は驚いた表情に。


そこでその人の告白。
「以前、オーラが見える占い師に、
 オーラを見てもらった事があるんです。

 その方に、今言われた事とほぼ同じ事を
 言われました。」



その場にいた全員、

『オーラが見える人がいる』

という結論に。



その日から、その店に行く度視えたオーラの色を聞かれるようになった。

一年以上かけて、オーラの色の体系を纏めて現在に至る。

※目で『見えて』いるのでは無く、何か別の器官で知覚している感覚が強いので、オーラの場合は『視る』と書いている。

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