【S18 最終468位】【レート2006】単純明快白バドガチグマ
はじめに
こんにちは。かいせいどうです。
今回は自身初のレート2000を達成した記念に構築記事を書きました。
最後まで読んでいただければ幸いです。
結果
TN うみはる 最終468位 レート2006
構築経緯
構築から黒バドレックス、ザシアン、コライドン、ミライドン、ハバタクカミ、パオジアンを除外することから始めた。
同速勝負が頻発することが容易に想像でき、ストレスに耐えられないと考えたためである。
これらのポケモンが増えることで全体のSラインも上がること、禁伝の高火力に耐える耐久を持ちトリックルームによる切り返しが可能であることから、白バドレックスを禁伝枠として選定した。
白バドのトリル展開と相性が良く、特殊アタッカーとして優秀な赫月ガチグマを採用した。
先発要員として、両壁+ソウルクラッシュ/捨て台詞でサポートできるオーロンゲと、特殊に対して対面ほぼ勝つことができ、威嚇と(ほぼ後攻)蜻蛉返りで削りと白バド着地を行えるチョッキ霊獣ランドロスを採用した。
この4匹でオーロンゲ or 霊獣ランドロス + 白バドレックス + 赫月ガチグマを基本選出とした。
この選出ではホウオウ + チオンジェン + 毒やムゲンダイナ軸の受けループ、ディンルーヘイラッシャやママンボウグライオンなど受けに対して弱かったため、腐食キラフロルと身代わり吠えるブリジュラスを採用し、構築が完成した。
使用構築
レンタルID:SK5VVX
個体紹介
バドレックス(白馬)
性格:勇敢(A↑S↓)
実数値:207(252) - 221(124) - 170 - * - 167(132) - 49(最遅)
テラスタイプ:水
特性:人馬一体
持ち物:厚底ブーツ
技構成:ブリザードランス / 10万馬力 / 剣の舞 / トリックルーム
調整意図:
HD:臆病c252黒バドレックスのアストラルビット15/16耐え
A:余り
禁伝枠にして大エース。選出率1位。
壁→捨て台詞や威嚇→蜻蛉返りなどから着地することを前提としているため二番手以降に置く。
シーズン序盤はホウオウの聖なる炎やママンボウの熱湯の火傷をケアして炎テラスだったが、ママンボウの減少と連撃ウーラオスの増加に伴い水テラスとした。特にコライドン、ザシアン、カイオーガ、連撃ウーラオス、パオジアン、炎オーガポン対面で使用する。
自前の高耐久とサポート+水テラスで剣の舞から入ってトリルを展開することが多かった。特に終盤激増した連撃ウーラオスは壁+水テラスで起点にできた。(ただし1発は削っておくことが重要)
同じく終盤増えたカイリューに対しても、ノーマルテラス鉢巻神速を2耐えするため比較的安全に処理でき、環境的に追い風と言えた。
D振りに関して、肝心のアストラルビットはほぼ受けることはなかったものの、ミライドンの流星群やイナズマドライブをはじめとした特殊高火力をミリ耐えすることが多々あったため、伸ばしておいて正解だった。
ガチグマ(赫月)
性格:冷静(C↑S↓)
実数値:219(244) - * - 147(52) - 200(212) - 85 - 51(最遅)
テラスタイプ:ノーマル
特性:心眼
持ち物:シルクのスカーフ
技構成:ブラッドムーン / ハイパーボイス / 大地の力 / 真空波
調整意図:
HB:A特化ウーラオスのインファイト確定耐え
C:余り
特殊トリルエース。選出率2位。
基本的には白バドとのセット選出。トリル展開後に動きたいので三番手となることが多い。
終盤ウーラオスが増えたため最低限インファ耐えをしているが、その他は特に意図なく破壊の限りを尽くすためのぶっぱである。当然テラスも持ち物もフルパワー。
白バドの耐久が高過ぎて、白バドが落ちる頃にはトリルが枯れていることがあるのに困っているクマさんでもある。
オーロンゲ
性格:慎重(D↑C↓)
実数値:202(252) - 140 - 108(180) - * - 115(76) - 80
テラスタイプ:地面
特性:悪戯心
持ち物:光の粘土
技構成:ソウルクラッシュ / リフレクター / 光の壁 / 捨て台詞
調整意図:
HD:臆病C252ハバタクカミのムーンフォース14/16耐え(壁下約95%の2耐え)
B:余り
先発サポート要員。選出率4位。初手率99%。
両壁とソウルクラッシュ、捨て台詞のサポートで白バドの耐久がえらいことになる。
地面テラスはミライドン+チオンジェンなどの受け寄りミライドン構築で、初手にミライドンを削る際に使うことがある程度。積極的には使わない。
終盤増加した連撃ウーラオスは、本構築に対しては初手に出てくる可能性が非常に高い。(対ガチグマ、ランド、フロル、ロンゲ)
先発対面した場合はソウルクラッシュで一発削ってからリフレクターを張ろう。その後白バドを出し、水テラス剣舞→トリルで有利な展開に持っていける。
なお神秘の雫 or 鉢巻 + 水テラス水流連打で落ちてしまうが、先発対面でその行動を取られたのはシーズン一度だけ。お相手のTNはゼラティク……シグマさんでした。流石過ぎる。
霊獣ランドロス
性格:生意気(D↑S↓)
実数値:195(244) - 167(12) - 110 - 125 - 145(252) - 99
テラスタイプ:草
特性:威嚇
持ち物:突撃チョッキ
技構成:地震 / 嚙み砕く / 草結び / 蜻蛉返り
調整意図:
HD: 臆病C252アストラルビット+急所アストラルビットを大体耐え
A:余り
ビックリ枠①。選出率3位。
シーズン序盤から黒バド対策枠として採用。噛み砕く+蜻蛉返りの動きで先発黒バドに対して勝ちを量産した。
チョッキカバルドンでも同じようなことができるが、蜻蛉返りで白バドを無傷で着地できるのと、草結びの存在が大きかった。
カミ、ガチグマ、イーユイ等先発に対面して殴りに来る特殊アタッカーは返り討ちに、物理アタッカーに対しては威嚇+蜻蛉で削りながら白バドを着地できるため、オーロンゲよりも攻撃的なサポート要員として選出していた。
中盤からヘイラッシャが増えたため草結びを採用した。地震+草テラス草結びで倒せることもあるが、確定ではない。
そのためテラスするにしろしないにしろ、キラフロルの毒と合わせて対処することが多かった。
終盤は黒バド+連撃ウーラの並びが増えたため対黒バドに対する選出率は減ったが、ホウオウ軸、ダイナ軸といった受け寄りの構築にキラフロル、ブリジュラスとともに選出した。
キラフロル
性格:臆病(S↑A↓)
実数値:159(4) - * - 126(124) - 174(188) - 102(4) - 143(188)
テラスタイプ:岩
特性:腐食
持ち物:風船
技構成:パワージェム / ステルスロック / 毒毒 / 毒菱
調整意図:
S:準速ホウオウ抜き
HB:H16n-1かつA4ヘイラッシャのウェーブタックル耐え
C:パワージェムで無振りホウオウ確定
D:余り
ビックリ枠②。選出率6位。
ママングライ、ホウオウチオン+毒、ディンラッシャ、ダイナ軸受けループ。
散々イラつかされたこいつらを絶望させるために採用。
ついでにテラパゴス対策になった。
ステロ毒菱でサイクルに負荷をかけるのはもちろん、毒菱を撒けば毒タイプでのこのこ回収しに来るので毒毒を打ち込んだり、毒テラスで対応しようとするチオンジェンやディンルーにも毒毒打ち込んだり…快感でした
ホウオウ軸の受け寄りの構築には基本先発。
ホウオウと対面出来たら、パワージェム警戒でテラスされる可能性があるため毒毒から入る。もしテラスされなければ岩テラスパワージェムを打つ。
毒毒ダメ2回+岩テラスパワージェムでH252チョッキホウオウも倒せる。
ホウオウ構築はホウオウさえ倒してしまえば残りはイージーなことが多い。
ブリジュラス
性格:図太い(B↑A↓)
実数値:197(252) - * - 192(196) - * - 85 - 113(60)
テラスタイプ:水
特性:持久力
持ち物:食べ残し
技構成:ボディプレス / 鉄壁 / 吠える / 身代わり
調整意図:
S:S12ホウオウ(無振りランド+1)抜き
HB:余り
補完枠。選出率5位。
キラフロルとセットでママングライ、ホウオウチオン+毒(グライ)、ダイナ軸受けループに選出。
また対白バド、ザシアン、メタモン対策として。
対受けではキラフロルでステロと毒を撒き、身代わり鉄壁で要塞化、みがまもや積んで粘る相手は吠えるで流す。要所でボディプレスを打っていく。
終盤は禁伝枠でザシアンが増え、セットでカイリューが選出されるようになったことからブリジュラスで見ることが多かった。
オーロンゲの壁から捨て台詞、ブリジュラスに繋いで鉄壁を積んでいけば、聖剣持ちザシアン以外は起点にできる。(聖剣は採用率12%程度なので切った)
白バドミラーを拒否する手段として、またメタモンに白バドをコピーされたときの対処としても優秀だった。
終盤は上に行けば行くほど挑発グライオンに遭遇し、対グライオンへの安定性が欠けていたため、入れ替えるならこの枠かもしれない。
選出パターン
・オーロンゲ + 白バド + ガチグマ
最も広く見れる選出。困ったらこれで良い。
コライドン軸に対しては、先発対面で剣舞された場合に、捨て台詞を上から打つことになり択が発生するため避けた方が無難。
・ランドロス + 白バド + ガチグマ
コライドン軸、ウーラオスがいない黒バド軸に対して選出。
・オーロンゲ + 白バド + ブリジュラス
ザシアン軸、白バド軸、メタモン入りに選出。相手のゴーストタイプが気になるなら避けても良い。
・ランドロス + キラフロル + ブリジュラス or 白バド
ホウオウ軸、ムゲンダイナ軸等の受け構築、テラパゴス軸、ディンラッシャやママングライ入りに選出。ホウオウ軸、ダイナ軸にはフロル先発。
おわりに
本格的にランクマッチを始めたのが剣盾からなので、4年半かけ初めてのレート2000を達成することができました。
正直に言えばレート2000なんて夢のまた夢、夢見ることさえなかったわけで、言葉にならないほどうれしさです。
構築の何が強かったのか考えてみましたが、
①コライドン軸に対し76%、ザシアン軸に対し67%と勝率が高く、本来不利相性である禁伝に対する処理ルートを確立できた
②その他遭遇数の多いメジャー伝説に対してもそれなりに勝てていた(黒バド64%ミライドン64%カイオーガ63%ホウオウ62%)
③苦手としていた受けポケモン、受け構築に対して最低限解答を用意できた
④壁展開が終盤の環境変化に左右されず強かった
と、言ったところでしょうか。(もちろんマッチングの有利不利、技の命中等で大きい上振れを引いたという前提はあるとして)
これを踏まえて、さらに完成度の高い構築を作っていきたいものですね。
さて、ここまで長文を読んでいただきありがとうございました。
この記事が読んでくださった方にとって、少しでも参考になる部分があれば幸いです。
※追記
個体紹介の画像や各禁伝への勝率はバトメモさんから頂いております。
バトメモさん、便利な機能をいつもありがとうございます!