難民問題について知る #3
1. 難民との共生社会
今回のテーマは難民との共生社会です。
日本では受け入れられている難民の数が少ないので、共生社会をあまり実感できませんが、ヨーロッパなどでは難民との共生において問題が生じることもあります。
増え続ける難民に対して日本も悠長な姿勢を取っていられないと思います。難民が増えた時に難民との共生社会は果たして実現できるのか。イメージしてみてください。難民が来たら私たちはどうするのか、彼らはどうするのか。そして、そのイメージの輪郭をより際立たせるのは知識です。
正しい知識を得て、この問題を考えてみましょう。
2. 共生社会の実現に向けて(1)
私たちは入管収容所の課題を含む、さまざまな難民問題の側面は、この共生社会の実現によって改善していけると考えます。
共生社会とは、誰一人として差別を受けず、互いに尊重し合うことができて、かつお互いのできることを活かし、できないところを補える社会を言います。
例えば、難民を支援の対象としてみるだけでなく、共生相手として捉えることで、難民が持ち込んだ文化を生かし、産業を発展させている国があります。実は日本ではミャンマー料理店など、レストランの中には、元難民が営業している店があります。
このように、共生社会ならば、多様性が生まれ、平和と発展の両方が得られると考えられるのです。
ただ一方で、共生を行う上では、難民により仕事が奪われるかもしれない、治安が悪化するかもしれないなどの心配から生じる難民への差別が課題となります。そうした問題の解決には、何と言ってもお互いの立場をよく理解し、互いを最大限尊重する姿勢が重要だと考えられます。
3. 共生社会の実現に向けて(2)
では、具体的に共生社会の実現に向けて、私たちができることは何でしょうか。
それは第一に、難民問題に対しての関心を高める事です。関心を持ち続けることこそが、難民の立場、難民を受け入れる立場をよく理解するための入り口です。
それぞれの立場を理解すれば、解決すべき課題も見えてくるでしょう。
また、自分が理解したことを拡散(diffuse)することで、他の人の意見を聞く機会を作ったり、さらには差別や偏見を防止することだってできるのです。
4. 難民のことをもっと知るには
難民問題について理解するにはさまざまな手段が使えますが、ここではその一例を紹介したいと思います。
まずは、「インターネットの情報を活用する」です。
インターネットにはUNHCRのサイトの情報など難民問題を理解するために役に立つ情報が無数にあります。それらの情報には個人の意見等も含まれているので、すべて鵜呑みにしてはいけないということには注意して活用しましょう。
また、「難民センター」を訪問するなどして、日本国内に住む難民のお話を直接聞くことができる場合があります。コロナの状況で今はなかなか難しいかもしれませんが、直接お話を聞ければ分かることがあると思います。
そしてもう一つ、「身の周りの人に難民問題について聞いてみる」という方法もあります。ごく簡単な方法ですが、色々な人の立場を知ることで、難民問題の捉え方が変わってくるはずなので、ぜひやってみる価値があると思います。
次回は、難民問題とSDGsについて書いていきたいと思います!
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