指を使う
大東流合気柔術 小川道場 小川忠男の合気の世界1
合気ニュースの記事から抜粋してご紹介します。
もっと楽に、もっと自然に 体が合気で楽になると、呼吸も楽になる
小川 合気道で呼吸法というのがありますね、大東流の場合にはそれを合気といってますね。両方をやった人間として、大東流のほうが理解しやすいわけです。
ーーそれは、体得しやすかったということですか。
小川 そうです。私の場合、合気道時代に、体力ばかりついて硬くなってしまって無理に技を効かせていたような感じでした。ですから合気が覚えにくかったんですよ。
堀川先生のところへ行ったときは、受け身はともかく、合気については私はそうとう下手な人間と思われたと思いますよ。堀川先生のところではまず指を教えるんですね、指の使い方を。座って対した相手に両手を上から持たれたのを指を使って相手を横にころっと転がす稽古、これを半年やらされました。稽古が地味なんですよ。
最初の頃は、手がまったく動かないんですよ。それまで八角棒を振ったり関節技をやって、相手の手をいかに動けないようにガチッと決めることばかりやっていたから手が固まっていたのですね。
ーーそれが、堀川先生に習ってから変わっていったのですか。
小川 そうですね。堀川先生から教わったものをすこしずつ研究してきて、指がずいぶん使えるようになりました。
堀川先生もほかの仕事に使えないくらいに指を使ってるんですね。佐川先生もそうらしいですね。指をすごく使うんですよ、お腹の方から肘、指先にと呼吸がすーっと通るような感じに。だから体全身が呼吸するような形になるわけです。そうすると相手の握っている力をフッと取ってそれをパッと返せる。取って返す。これを一瞬でやるだけです。
そういう稽古をしていると力まないで抜けないような手になる、すると体全身もだんだんそうなってくるのです。
堀川先生や佐川先生はそういうことをずーっとやってきた方でしょ、年を取るとある程度体力がなくなってくる、だけど術としてはそれが大切なことですよ。
結局はこの5本の指をうまく使うんです。そして掌中で相手の力を吸収して返しているだけなんです。また鳩尾をゆるめる。体が力んでいるとできないんです。精神的には怒っちゃいけない。和やかにやる。でも気を抜かない。
だから持たれたところでは戦いはしてないんです。素直に相手が握ってくれば簡単に掛かることなんです。あくまでも相手が持ちに来る前にいくという気持ちさえあれば掛かるんです。合気というのはこの理論にいろんな技があるだけなんです。
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今日の気づき
呼吸 ストレス
体の受け身
膝抜き
股関節が自然に落ちる。
結果として動くことを探す
肩甲骨寄せ
落下しながらパンチはあげる
膝蹴りは、胴体力の丸める動きになる
パンチも関節の遊びをやめて、
バネのように使う
マイクタイソンは、重心がずっと低い
しかし、足が自由に動く
気持ちは、攻撃しながらディフェンスの動き
脛の位置で蹴りの威力は、変わる
足の動き
坐骨、恥骨、尾骨、鼠径部のバランスがあって
はじめてL5が入る。
鼠蹊部と坐骨だけ気にしててもある程度腰椎が反るけど、幅が広いため、細く中心に行きづらい。
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