自分自身の裡なるチカラ


体操と太極棒



呼吸で眼の中が、吹き抜けてゆく。

綺麗な写真を見つめながら、合氣体操

目が澄んだ状態で、身体の中の伸び
呼吸の繊細な変化を味わいながら
ゆったりと動く。


○ショートアームバー(太極棒)
ショートアームバーが、身体、呼吸、リズムと馴染んでくると
持っていないような感覚になり、重さの違和感がない、身体の中身の充実感が増す。

身体が繋がってくるまで、丁寧に体操すると、ショートアームバーの角度で、身体の繋がりラインが変化する。
どの角度で切り替えるかを、ショートアームバー側でも身体側でも
変化さすことや、調和させることが出来てくる。
馴染む。
微妙な角度や違いによって動きが変化するのを感じ取れる。
水に浸かっているような感覚。


心の奥を観るように、自分の身体の内のチカラを知る。



○空気入れ

立つポジショニングを確かめる。
足の位置、骨盤の位置、視線。
骨盤時計を先に行った後、
中心感覚が出てきてから
空気入れのポジションに入る。
足の位置などによって、全体のバランスが変わる。
全体の中心がでてきたバランスで
息を吸いながら、手の中で太極棒の弛みを取り、肘をしっかり曲げる。
鎖骨&肩甲骨を弛めてから、息を吐きながら腹に収める。

棒の中心が出てきて初めて、肘が伸びながらしっかり曲がる。
鎖骨&肩甲骨が弛んでくると、肩の自由性が高まる。

最初は、太極棒の中心を必ず気にしている。
腕の中に道ができる。
太極棒と身体の繋がりが産まれてくると、
動きの流れが漏れない。
統合されていき、馴染んでいく。


○ 発勁動作
太極棒の中心から、体の芯が開かれてきて、
体の中から繋がり伸びる。
芯の質感が体操の時より太いパイプみたいに、しっかり軸を感じる。
より中が明確になる感覚。
とくに、芯がしっかり鮮明になればなるほど、
肩の中が伸びてくる。


○骨盤時計
足の中から伸びる。
足の着く位置、ポジションを丁寧に繋がりの中で観察しながら、
脚の伸びで、骨盤に繋がり時計の動きで、更に確認する。
体操をたくさんした後に、骨盤時計をするとまた違った感覚がある。
特に繋がり全体が気持ちよく動く。

指先を止めて中が伸びる体内操作

相手に掴まれたら、引きと攻めで、弛みを取り、相手の中を伸ばしていく。

アームバーの握り方
掴み方によって、体の中の伸びが変化する。


○扇子回し
指の中を止めておきながら、
体幹部に向かって、合氣をかけられた時のような感覚で、自分の身体の中を伸展していく。
繋がりを保ったまま体操を続けていくと、
末端からも、中心からもチカラの流れがでてきて、身体の中で交流が起きてくる。
中身が動き始めると、どこからも動いていて、始まりも終わりもない。
どんどん周りと馴染んでいく。


身体が自由に伸びてくると
脳まで弛む。
呼吸で観察すると、身体の中が呼吸によって、伸び縮みする。
伸びてきにくい、自分の癖や部分に気づく。
新しい課題になる。

中心に向かってあらゆる角度から練習する。
合氣体操という身体作りの一つのベースから
太極棒との共通項や関係性に気づき
また新たに自分自身でも発見していけるように
日々練習に励みます。



自分に正直で、あり続けるということは
どんな時にでも本当のことを教えてくれる。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?