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気まぐれジンジャーエール
たった2度しか飲んだことがないが、強烈にインパクトを残していつでも脳内で再現できる炭酸がある。瓶に入った「ウィルキンソンのジンジャーエール」だ。
初めての出会いは帰省したときに行った地元のハンバーガー屋さんだ。無駄な甘さがなく、しっかりと喉で生姜を感じられる炭酸は夏の暑い日と脂っぽいジャンクフードとの相性が良すぎた。きっと人生でこれ以上のジンジャーエールはない。他の出場を待たずしてTOP of GINGER ALEが決定した瞬間だった。
2度目は最近家の近くのピザ屋さんに行った時だ。勿論、メニュー表には「ジンジャーエール」としか表記がなかったため、それが出てきたときはメインがどっちか分からなくなるくらい到着を喜んだ。相変わらずジュワッジュワと喉を通過するジンジャーエールはウイニングランにさえ思えた。
ここで、このジンジャーエールが個人的に受賞した輝かしい経歴を紹介したい。
ジャンクフードのお供にしたい飲み物 第1位
コメント:爽快感が段違いでジャンクフードとの相性は他の炭酸の追随を許さない。
ベランダで風鈴の音を聞きながら飲みたい物 第1位
コメント:喫煙者の方は夏の間だけベランダでこれをするのはいかがだろうか?
引っ越しの時に貰えたドリンクが4本だけ入る冷蔵庫に入れたい飲み物 第1位
コメント:ネコ型ロボットのポケットから出てくるのにこれほどふさわしい物はない。
もしフジファブリックだったら「若者のすべて」の歌詞に入れたいもの 第2位
コメント:流石に花火には勝てない。しかし、気温の変化とともに夏が終わる切なさを表現してくれそう。
こんなに素晴らしい飲み物だが、唯一の欠点がスーパー、コンビニで一切見たことないことだ。今の自分にとっては急に現れてまたしばらくどこかへ行ってしまう気まぐれな存在だ。もし、目撃情報があれば教えてほしい。あーあ、喉乾いた。