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林眞須美は冤罪だと思う

映画「Mommy」を観たときには何とも感じなかったが、長男の主張を一回頭っから信じるとそう思うようになった。

基本情報はこちらから。

参考:登場人物と背景
・林眞須美(現在死刑囚として拘置所に収容中)
・林健治(記事中ではおっさんと書く)←一番の大馬鹿者 注・筆者考
⭐︎1998年和歌山の園部という小さなムラで起きた、夏祭りのカレーの鍋にヒソを混ぜた無差別殺人事件

◾️冤罪論拠

当初警察がマークしていた「真犯人」がいる

飲食店経営。事件が起きた和歌山・園部の村の権力者。事件直後の尿検査をなぜか拒否。

林のおっさん世紀のドアホ発言

「わしらなんかヒソで保険金詐欺してガッハッハ」とインタビューにきたカメラの前で大爆笑しながら世紀のドアホ発言。
→その翌日からマスコミのマークが林一家に集中。

林のおっさん、ヒソを捨てる

おっさん、夜中にヒソを川に捨てる。その翌朝、大量のヒソ成分が実際に川から検出されている。

家宅捜索4日目なぜかヒソ現る

誰の指紋もついていないヒソの瓶。台所から発見。
→園部の村ではシロアリ駆除のためにヒソを持っている家庭が多く、むしろ4日目までもっとも基本的な置き場と言える台所を捜査しなかったことが不自然。

カレーのヒソと林家のヒソの成分が違う

ヒソの同一性を確認する化学的な検証に、2つの方法がある。簡易に言うと、成分の「同じところを見る方法」では同じヒソ。しかし「違うところを見る方法」では別のヒソ。
→…が、林のおっさんが家にあったヒソを捨てたことによって、やはり林家に元からあったヒソを使った可能性も否定できない。しかし検察が押収しているヒソを使ったと確定して審判しているなら、物証に化学的にあり得ない違いがあり、この時点で再審には値する。

事件後、家が焼かれる

知的障がい者による犯行。林家にまつわる客観的証拠類、消滅。

園部の村では禁断の話題

カレー事件について権力者の名前を出すことは暗黙の禁断事項。ムラ社会文化。何か言えば園部を追放される。

その他

・カレー鍋があったガレージの目撃者の証言が曖昧な上にも曖昧。
→これは仕方ない気もする。事件になるとは思っていないわけだから。

・林夫婦は保険金詐欺は認めている(林のおっさんも服役済み)
→もともとおっさんが仕事で運んでいたヒソを「どんなんやろ?」と舐めて意識を失い(やはり大馬鹿者)、うまうま保険金をせしめたことから、保険金詐欺を常習するようになる。

◾️林夫婦の「しのぎ」と事件の方向性はまったく異なる

林眞須美は元保険金外交員だった。旦那のおっさんがヒソをぺろったことから保険金詐欺に味をしめ、周りを巻き込んで本格的にやり始めた。折しも林の周りにはギャンブル浸け、借金塗れで首が回らなくなった輩が多数いたという(中には警察官もいた)。奴らを引き入れて、林家では「次はどうするか?」と麻雀をしながら保険金詐欺のヤマを練っていた。誰もがあちこち変形していくおぞましい眺めだ。ともあれ保険金詐欺の首謀が林夫婦または林眞須美の「しのぎ」で、金庫には当時現金で一億の金があった。

次はどうする?

◾️同じヒソを使うのでも「保険金詐欺」と「無差別殺人」は何もかも別

最後はこれに尽きるのではないかと思う。20241113日現在、再審請求中。

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